3月24日(日)長岡で行われるIWGP US戦ジュースvsオーエンズの前哨マッチ。オーエンズは3月8日後楽園ホールの『NJC』1回戦でジュースを下し、タイトルマッチを実現させるきっかけを作った。
田口とファレの対決で試合が始まり、田口が積極的にエルボー連打を浴びせる。これをファレが軽く受け流すと、田口はグータッチを要求。そして、いきなりファレの脚を蹴って不意打ちし、カウンタージャンピングヒップアタックへ繋ぐ。
その直後、ジュースとオーエンズが場外で番外戦を展開。田口はニコルスと共にその帰りを待ち、ようやく戻って来たジュースにイエローカードを出す。
続いて田口の指示でジュース&ニコルスがファレに連続トレイン攻撃を敢行。その後、田口がニュートラルコーナーへのぼって尻を突き出し、ジュース&ニコルスがファレをスローイングしようとする。ところが、ファレが脱出し、セコンドの邪道が竹刀で田口の尻を殴る。
そのまま田口は邪道の竹刀攻撃を尻に受け続け、完全に沈黙。ファレ&オーエンズ&ヒクレオが3人で踏みつけ、ヒクレオが強烈な逆水平チョップを食らわせる。
その後、オーエンズがジュースのアクションを模倣し、田口に顔面パンチ連打を見舞う。だが、田口はカウンタージャンピングヒップアタックでオーエンズに逆襲し、ようやく脱出に成功。
ここで試合権利を得たジュースは、いきなりオーエンズをなぎ倒し、マウントパンチ連射で先制。そして、いつものアクションで顔面パンチを浴びせて行くが、オーエンズがサミングで報復。
しかしジュースは、串刺しラリアット、キャノンボールでオーエンズに追い討ち。そして、パルプフリクションの体勢に入るが、邪道がエプロンへのぼって注意を引きつける。
その直後、オーエンズがバックエルボーでジュースに逆襲し、低空ランニングニーアタックで追撃。そして、パッケージドライバーを仕掛けると、抵抗したジュースに打撃コンビネーションを見舞う。だが、ジュースはカウンタースパインバスターで巻き返した。
ニコルス対ヒクレオとなり、ニコルスがラリアット2連発。そこから3発目を狙うが、ヒクレオがカウンターバックフリップで叩きつける。
続いてヒクレオがラリアットでニコルスに追い討ちすると、ファレが串刺しボディアタックでアシスト。その直後、ヒクレオがフロントハイキック、ギロチンドロップへ繋ぐ。
しかし、ニコルスがカウンターバックエルボーで流れを変え、ショートレンジ串刺しラリアット、カウンターラリアット、スライディングラリアットと一気に畳み掛ける。
次にニコルスはマイキーボムを狙うが、ヒクレオが脱出してチョークに行く。だが、ニコルスが2連続抵抗し、ネックハンギングも回避。そして、カウンターでマイキーボムを炸裂させ、ヒクレオを葬った。
試合後、オーエンズがIWGP USベルトを勝手に持ち出し、激怒したジュースをニコルスが制止する。それでもオーエンズは挑発を続け、ついにジュースが追いかけて来ると、ベルトを捨てて走り去った…。
ジュース「なんてバカなヤツだ。あのチェーズのバカが。わかるよな? チェーズ、お前は俺をマディソン・スクウェア・ガーデンでの試合で倒すつもりだったんだろうな。そのために、俺が狙っていたMSGのメインイベントの座から引きずり落とした。『NEW JAPAN CUP』で俺を倒してな。それでこのタイトルに挑戦して、また俺を倒そうっていうのか。そんなこと絶対にさせない。お前に勝たせるつもりなど毛頭ない。俺こそが最高のUSチャンピオンであると証明するためにもな。わかるか? バレッタがどうだったか知ってるか? お前は蹴落とされるだけだ。お前は最高のUSチャンピオンだとぬかして、このベルトを肩に掛けてリングを闊歩して証明するつもりだろうけど、俺相手にそんなことさせてたまるか! お前が勝ったのは一瞬だけ。俺がやられたのは一瞬だけだ。『NEW JAPAN CUP』での一瞬だけ。だから俺がお前を次期挑戦者に指名してやった。その舞台に来るのなら、レスリングで勝負だ。俺を倒してみろ。お前の全身全霊を懸けてやってみろ。俺と並んだなんて考えてるのなら、俺の怒りが頂点に達するだけだ。いや、もうそこまできてるな。俺の怒りを浴びるがいい。お前にチャンスは一時たりともない。お前にもうチャンスなど与えない。なぜなら、お前はいいレスラーでない俺に叩きのめされて、俺がこのベルトを守り抜くからだ。お前のケツをぶっ叩いてやる。完全KOしてやる。それぐらいしないとな。「チェーズが負けた」って、誰にも有無を言わせないぐらいの敗北を与えてやる。わかったな。お前はこれに挑戦したかったんだろ? だったら、俺を叩きのめしてみろ。このベルトが奪いたいんだったらな。とことんまで勝負してやる。とことんまでな。最終決戦だ。俺にはMSGでの闘いが見えてるんだ。MSGに俺が立ってる姿が。一気に駆け上がっていく姿がな。そのためにもお前をKOする。ジャドーがケンドースティック、シンガポールケイン(竹刀)で襲ってくることはわかりきってる。政治力を使ってこようとも関係ない。ジャドーやファレが、チェーズのアシストするのもな。でも、みんなが見逃さないぞ。できるっていうのなら、お前ら総出で痛めつけてみろ。クリーンなレスリングなんてできないんだろ。叩き潰せるものならやってみろ、このクソッたれが!」
田口「自分の『NEW JAPAN CUP』は終わりましたけど、次、タカタイチもありますし、マディソン・スクウェア・ガーデンも行きたいですし、4月の『どんたく』シリーズもありますし、そのあとの『(BEST OF THE)SUPER Jr.』もありますし、どんどん試合が組まれるように、いま、勢いづいてますんで、試合組まれるように、どんどん試合組まれるように頑張ります」
※マイキーはノーコメント
オーエンズ「ジュースを見たか? ジュースは見た通り臆病者だ。ジュースはまたしても攻撃を仕掛けてきた。それも試合後にだぞ。ジュース・ロビンソンは試合が終わってから俺を襲ってきたんだ。なんという臆病者なんだ」
ファレ「小賢しいまねをしやがって」
オーエンズ「そうだ。髪を引っ張ったり」
ファレ「俺もやられたぞ」
オーエンズ「ファレの髪もつかんで。あと4日だ。チクタク、チクタク、チクタク……4日後、新チャンピオン。そして初のトンガ人IWGP USチャンピオン、チェーズ・オーエンズが誕生する」
ファレ「そうだ、初のトンガ人チャンピオンがな」
オーエンズ「今までいなかった、トンガ人IWGP USチャンピオンだ。ジュース、二つだけ言っておくぞ。二つだ、二つ。お前に対してな。まず一つ目……何もない!」
※ヒクレオはノーコメント