NEW JAPAN CUP 2019

日時
2019年3月24日(日)   13:30開場 15:00開始
会場
新潟・アオーレ長岡
放送
バナーバナー
観衆
3,991人(札止め)

第2試合 20分1本勝負

レフェリー|佐藤健太

MATCH REPORT

 テンコジ+海野の本隊組がエルガン&カバナ&ヘナーレの外国人トリオと6人タッグマッチで激突だ。
 
 リングに上るなりヘナーレとにらみ合いをする海野が先発。これに応じてヘナーレも先発だ。まずはエルボー合戦を展開する両者。ここは押された海野だったがすぐさまショルダータックルでお返しだ。
 続いて天山とカバナのマッチアップ。ロックアップから押し込んだカバナはヘラヘラとしながらクリーンブレイク。続いて天山に押し込まれたがモンゴリアンチョップを素早く避けて、ロープを走りながらタックルだ。天山はこれを頭突きで迎撃。モンゴリアンチョップを連発する。
 さらに小島が出てきてモンゴリアンチョップとエルボーのコンビネーション。続けてエルボードロップとヘッドバットを同時に発射するテンコジの合体殺法。しかし、カバナはするりと場外に逃げて自爆を誘う。そして天山を捕まえて自軍のコーナーに連行だ。
 再び登場したヘナーレが天山に攻め込むが、天山はモンゴリアンチョップで反撃。ならばとヘナーレも逆水平チョップでお返しをし、再びカバナが登場。掟破りの逆モンゴリアンチョップを炸裂させていく。これに怒った天山はマウンテンボムでお返しだ。
 そしてタッチを受けた小島がカバナにマシンガンチョップを連打。続けていっちゃうぞエルボー。だが、カバナはゴロリゴロリと回転してこのエルボーを避ける。小島が追いかけてきてエルボードロップを放とうとすると、またもゴロリゴロリと逃亡。頭を抱えた小島が突っ込んでくるとカウンターのバックエルボーだ。
 続いてタッチを受けたヘナーレが小島を挑発するようにマシンガンチョップを連打。そして小島をコーナーに飛ばして串刺し式のラリアットを炸裂させると、「いっちゃうぞバカヤロー!」と絶叫。だが、エルボードロップにはいかずにブレーンバスターだ。そしてラリアットを放っていくヘナーレ。しかし、小島は自身のラリアットをぶつけて阻止。コジコジカッターでお返しだ。
 ここで両陣営海野とエルガンに交代。海野は果敢にエルボーで攻め込んでいく。エルガンの強烈なエルボーを食らうもひるまずに立ち上がり、海野はドロップキックを炸裂させる。そしてテンコジを呼び込んでトレイン攻撃。さらにエルガンの巨体をブレーンバスターで投げ飛ばす。
 テンコジがカバナとヘナーレを場外に連れ出している間に海野はミサイルキックを発射。しかし、エルガンはこれをパワーボムで切り返す。海野も再びパワーボムを仕掛けてきたエルガンをジャックナイフ固めに切り返して慌てさせる。そしてエルガンのエルボーをかわすと逆にエルボーを打ち込み、ロープに走る。
 だが、エルガンはトラースキックで迎撃。続けてショートレンジのラリアットでなぎ倒す。海野がこれをキックアウトするとコーナーのターンバックルへパワーボムで叩きつけ、最後はエルガンボムでトドメを刺したのだった。

COMMENT

カバナ「今回のツアーを勝利で終えることができた。これが『NEW JAPAN CUP』の最終日、そして俺にとって新日本プロレスのツアー最終日でもある。ここまで来て凄く楽しかった。しかし、残念ながら最終日になってしまった。より強くなって、より良いレスラーになっているので、ぜひまた呼んでくれたらうれしいと思う。アリガトゴザイマス!」
※エルガンはノーコメント

ヘナーレ「昨日、なんて言ったか覚えているか!? 俺がなんて言ったか覚えているか!? このシリーズ、最後には勝つって言っただろう? それをしっかりと有言実行して終わることができた。最終日、ついに勝利をあげることができた。翔太はこのシリーズの中で凄い頑張りを見せていたが、俺も同じ。俺たちこそが未来なんだ。遅かれ早かれ、必ず俺たちはあの上に上がって行く。天山さん、小島さん、俺たちにその未来を見せてくれてありがとう」
天山「シリーズの最後、ラスト新潟・長岡。結果はちょっと残念な結果ですけども、とにかく翔太の頑張りが凄かったんで、今日ね。まあ、俺たちテンコジもしっかりとサポートしてっていうつもりでしたけども。ちょっと翔太のダメージが心配ですけど。とにかく今日でシリーズも終わって、次の闘いはまだ先ですけども、しっかりとまたね、48(歳)になって、またこの1年ね、いい1年になるように、しっかりと、自分でもやっぱり自覚して、また次の闘いに向けてしっかりと頑張りたいと思います」
小島「改めてけっこうこのシリーズも長かったんですけど、もっと長いシリーズでもいいよ。プロレスやってることが楽しくてしょうがない。楽しい・辛い・痛い、すべてひっくるめて、それがプロレスラーとして生きていること? それが凄く、今回こうやって少し長いシリーズに参戦すると、とてもよくわかる。いままで若いころは“あそこが痛い”とか“ここが痛い”とか言って、『ちょっと休みたいな』とか言ってたけど、いまはまったく逆になってるよ。痛くたってさ、辛くたって、少しでも試合に出たい。それが何試合でもいいよ。限られた時間があるのであれば、逆に、だからこそずっと試合に出たい。それが3ヶ月、4ヶ月のシリーズでも構わないです、俺は。それでも出してもらえるんだったら、逆に出たいと思っています。本当に、まあ『NEW JAPAN CUP』はね、負けてしまったけども、ただ、それとまた違った価値観というのは、こうやってプロレスをやっていることで得られることはできているので。また胸を張って頑張って行きたいと思います」
※海野はノーコメント

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