『Road to レスリングどんたく2019』第6戦として開催される後楽園ホール大会。4月20日名古屋のビッグマッチを経て、残りの主要大会で行われるタイトルマッチの前哨戦が数多くラインナップされた。

　オープニングマッチは、成田＆辻＆上村のヤングライオントリオが、小島＆永田＆本間のベテラン勢に挑む6人タッグ戦。

　本間と辻の対決で試合開始となり、ロープ際で辻がクリーンブレイクせずにチョップを浴びせる。そして、ヘッドロック、ショルダータックル、チョップ、トーキック、踏みつけ攻撃などで一気に攻め込んだ。
　ここで上村が登場し、辻と共に本間へダブルタックル。そして、ボディスラムを仕掛けるが、本間がこらえて反対に投げ捨てた。
　永田対上村となり、永田が強烈なローキックを背中へお見舞い。そして、ショルダーアームブリーカーで追い討ちをかける。
　これで上村は動きが止まり、小島がボディスラムを連発。さらに、逆片エビ固めで絞ると、替わった本間が逆水平チョップ、ボディスラム、小こけしで続く。
　上村のピンチは続き、永田が逆エビ固め、ミドルキック3連発。しかし上村は、カウンタードロップキックで逆転に成功。ようやくタッチを受けた成田が、エルボー連打、カウンターランニングエルボーで永田に追い討ちをかける。
　さらに成田は永田に対し、串刺しバックエルボー、ブレーンバスター、フロントスープレックス。だが、永田がハンマースルーを切り返し、フロントスープレックスをお返し。
　ここで小島が登場し、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボーを成田にお見舞い。そして、「いっちゃうぞバカヤロー！」の叫びからコーナーへのぼるが、控えの辻が押さえつけ、成田と合体デッドリードライブを敢行。
　これで小島対辻となり、辻がエルボー連打、串刺しジャンピングエルボー、ショルダータックル。そして、ショートレンジドロップキックを浴びせるが、小島が倒れず、上村のドロップキックも受け止める。ところが、辻＆成田＆上村がトリプルドロップキックをお見舞い。
　そこから辻は小島を逆エビ固めで絞り上げるが、本間が逆水平チョップ連打、ヘッドバットでカット。すると辻は、カウンターピアーで本間に逆襲。しかし、直後に小島がコジコジカッターで叩きつけ、最後はウエスタンラリアットで葬った。

永田「ものたりないなぁー」
本間「あー、効いた。あー、効いた。勝つには勝ったっすけど、どの技もあいつら力強くて骨身に、身体の心底深いところに効いた。気持ちも伝わった。でも、俺の気持ちがお前らの気持ちを上回っている。俺が！俺が！俺らが！いや、俺が負けるわけにはいかねぇ。俺は負けない！！」
小島「ヤングライオン、俺はお前たちがお母さんのお腹の中に、まだ出来上がる前からプロレスやってんだよ。なぁ、お前たちとまだまだそれぐらいの歴史の違いがあるということだ。それが良いとか悪いとこじゃなくてさ、それだけプロレスラーとしての時間を費やしてきたということだ。それがお前たちにもいずれ分かる時が来る。それだけ長い時間プロレスするということがどれだけ尊い事か身にしみて味わってもらいたい。ヤングライオンにとってのベテランレスラーっていうのはそういう存在でありたいと思ってます。ありがとうございました。」

上村「付き人だからこそ、倒したい！　もう一人、倒す相手が増えました。いつかシングルをやって、絶対に３カウント取ってみせます！」
※成田、辻はノーコメント。