タイガー&海野とヘナーレ&辻が闘う新日本プロレス本隊によるタッグマッチ。
海野と辻の対決で試合が始まり、辻がヘッドロックからショルダータックル。そして、エルボーを打ちこんで行くが、海野がカウンターバックエルボー→低空ドロップキックの連続攻撃で逆転。
ここでタッチを受けたタイガーは、ローキック、ショートレンジドロップキック、ダブルアームスープレックスなどで辻に追い討ち。そして、海野もトーキック連打、踏みつけ攻撃、ボディスラムなどで続く。
苦しくなった辻は、カウンターボディスラムで海野に逆襲。ようやくタッチを受けたヘナーレが、エルボー連打、カウンタージャンピングショルダータックル、串刺しラリアット、ブレーンバスターで海野に追撃して行く。だが、海野はカウンタードロップキックでヘナーレに報復。
ここでスイッチしたタイガーは、ミドルキック3連射、張り手をヘナーレにお見舞い。しかし、ヘナーレはカウンターバックフリップでタイガーを叩きつけ、青コーナーへ戻る。
タイガー対辻となり、辻が串刺しジャンピングエルボー、ドロップキック。そして、ヘナーレとのトレイン攻撃からカウンターアバランシュホールドで叩きつける。
続いて辻は逆エビ固めを極めるが、タイガーは膝十字固めでお返し。そこからスピンキックを放つも、辻が回避して丸め込む。
だが、タイガーがキックアウトし、カウンタージャンピングニーアタックをお見舞い。そして最後は、タイガースープレックスホールドで辻を沈めた。
タイガー「『(BEST OF THE)SUPER Jr.』に向けてこのシリーズ、バッチリと調整をして。まあ正直、試合がかなり開いちゃったんでね、僕の場合。戻すのに今、必死なんですよね、試合勘をね。まあ、そういう部分でも、ホントに切実な願いとして、やっぱりちょっと、オフがちょっと長すぎるから。せめて(オフは)2週間。じゃないと勘が戻らないし、やっぱり動きたいし」
――では、『SUPER Jr.』は序盤がカギになりそうですね?
タイガー「まあまあでも、それはあとうまく調整していくんで。前半も後半も厳しいですよ。もう、今のチャンピオンにいつでもなれる選手ばかり集まってるわけだから。僕にとっては毎年言ってるけど、チャレンジャーですからね」
――バンディードのように未知の相手もいますし。
タイガー「まあ、メキシカンはもうさんざんやってきましたからね、僕の場合は。やはりその、昨日も金丸が言ってたけど、別に俺は『ただ出てるだけ』って言ったこともないし、それはあいつらが気にしてるだけの話だし。逆に言いたいですよ、『お前、18年連続、選ばれてみろ』って。俺、18年連続出させてもらってるっていうか、選ばれてるわけだから。選ばれてるっていうのはどういうことか? 会社が“タイガーに出てほしい”ってことでしょ? それをやってみろって。俺は全選手に言いたいよ、そしたら。それぐらいの偉業をやってくれって。俺はひとつもそんなこと言ったことないけど。それ、全員に言たいですね」
海野「どうやら上に行きたくてウズウズしてるヤツは、俺だけじゃなかったみたいだね。ヘナーレ、俺はいつでもいいよ、お前とバチバチやり合える日を、楽しみに待ってるよ」
ヘナーレ「ツジ、今日でお前と組むのは3回目だ。でも、3回とも負けている。3回だ、ツジ。俺たちのチームは正面から向かっていくけど、3連敗だ。だけどくじけることなく、前を向いていこう。俺が先輩であるナカニシ、マカベと組んだ時、なかなか勝てなかった。それと同じだ。今日はうまくいかなかったけど、次はもっといいチームになろう。そうやって進んでいこう。今日の相手だったタイガーマスクはレジェンドだ。今年も『(BEST OF THE)SUPER Jr.』に出場するほどの。それもあって彼は今、モチベーションが上がって生きている。その相手と闘って、ツジが何かをつかんでくれたらいい。もちろん俺もだ。そんな彼と闘うことで、俺も気持ちは燃え上がっている。目の前にある高い山を1歩ずつ上っていく。俺は次に目標としているのは2人だ。あの2人。ジェフ・コブ、そしてタイチ。俺のことなど見向きもしないけど、俺は彼らを目標に選んだ。とにかく、俺はチャンスが欲しい。ファンが望むのなら特に。日本のファンだけじゃない、世界を見渡して、それを望むファンがいるのなら。俺にタイトル挑戦のチャンスをくれ。視界に入ってないというのなら、俺を叩き潰せばいいだけのこと。そのかわりにチャンスをくれ、タイチよ。さあ……」
※辻はノーコメント