ジュースとオーエンズが激突するシングルマッチ。3月24日長岡のIWGP US戦では、ジュースがオーエンズを下して王座を守っている。
序盤は両者が相手の動きを読み、一歩も譲らない攻防を繰り広げる。その後、オーエンズがジュースの腕を持ったままトラースキックをお見舞い。
だが、ジュースがショルダースルーで挽回し、ショルダータックル2連発で追撃。ところが、3発目はオーエンズが回避し、場外へ落ちたジュースにロープのあいだからミサイルキックを浴びせる。
続いてオーエンズは、ジュースをスクールボーイの形でまるめこみ、変型コンプリートショットで叩きつける。そして、串刺しジャンピングエルボーからランニングローキックを放つが、ジュースが回避し、スクールボーイで丸め込む。
するとオーエンズは打撃コンビネーションを繰り出すが、ジュースがカウンターフロントハイキックで挽回。そして、ラリアットの相打ちを挟み、ジュースが顔面パンチ連射を浴びせて行く。
それでもオーエンズはローリングソバットをヒットさせるが、ジュースがすぐにバックスピンキックで挽回。そして、串刺しラリアット、カウンターラリアット、ニュートラルコーナー最上段からのフライングボディアタックへ繋ぐ。
次にジュースはパルプフリクションに行くが、オーエンズが回転エビ固めに切り返す。そこからオーエンズはパッケージドライバーを仕掛け、抵抗されるとパルプフリクションの体勢へ移行。これをジュースが逃げて自分がパルプフリクションを狙うが、オーエンズが脱出して自爆させる。
さらにオーエンズは低空ランニングニーアタックでジュースをダウンさせ、改めてパッケージドライバーを仕掛ける。しかし、ジュースが身を守り、ジャックナイフ式エビ固めで押さえ込む。ところが、そこからオーエンズがブリッジで立ち上がり、逆さ押さえ込みで逆襲。
それでもジュースが肩を上げると、オーエンズがファイヤーマンズキャリーで担ぐ。これをジュースが脱出するも、オーエンズがロープのリバウンドを利用したラリアットで吹き飛ばす。しかし、ジュースが顔面パンチで逆転し、今度こそパルプフリクションで勝負を決めた。
ジュース「4番目は誰だ? 俺はもう、待ってるんだ。また相手はBULLET CLUBからか? コーラクエンに続いて、今日もチェーズをやっつけた。これで3連勝だ。もうあいつとの試合はいい。USチャンピオンが言ってるんだ。『誰が4番手だ?』って。このタイトルを狙ってるヤツの声が聞こえないか? ひょっとして、このタイトルが欲しいってヤツはいないのか? もしそうなら、俺はニュージャパンのほかのタイトルを狙うぜ。これはジュース・ロビンソンの物にしてな。それとも、1人ずつ片付けていけばいいのか? ニュージャパンが用意する相手、1人ずつな。やっつけた相手は、列の後ろに並び直せ。ニュージャパンはこのIWGP USチャンピオンシップをどうしていきたいのか、聞かせてくれ。試合を組んでくれないなら、俺はどうすればいいんだ? 俺はこれをもっともっと価値のあるものにしていきたいんだ。IC(インターコンチネンタル)王座のようにな。このままICに挑戦しても構わないぜ。さらに大きい、もっと大きいチャレンジをしていきたい。これ(US王座)をメインイベントに押し上げたいし。本気でそう思ってる。本気も本気だ。ニュージャパンよ、4番目の相手は誰だ? 早く決めてくれ。俺の気持ちはわかってるんだろ? でも、もうチェーズ・オーエンズはいらないぞ。あいつが望もうともな。BULLET CLUBももういい。ジャドーがどう考えてようともな。いまや竹刀で殴ることしかできないようなやつのことなんかな。お前に力があるのはわかってる。1987年から今までやって来て、お前が素晴らしいレスラーであることはわかってる。周りがそう思ってるのも知っている。だけど、もうたくさんだ。チェーズ、IWGP USヘビー級王座を懸けてジュース・ロビンソンとまたやりたいのなら、ずっと待っておけ」
オーエンズ「(※右頬を冷やし、フロアに座り込んで)ニュージャパン・プロレスリングに、ひとつだけ言わせてくれ。単純なことだ。ひとつだけな。あんなレフェリーはクビにしてくれ。お払い箱に。どのレフェリーも、どのレフェリーも。もう何回も何回も、ジュースにパンチを使わせて。毎回毎回、ジュース・ロビンソンが俺を倒すときはいつもそうだ。ジュース・ロビンソンってヤツは、反則を使うようなズルいヤツだぞ。ジュース・ロビンソンが? オイオイオイオイ、ここで約束しといてやるよ。次はこうはいかないから。ハッキリさせておく。タイトルは俺がいただく。パンチを使わせなければ簡単なことだ。ああ、アゴが……。もう、なんてことだ……」