IWGP IC王者の飯伏がIWGP Jr.タッグ王者組のSHO＆YOHとトリオを結成し、LOS INGOBERNABLES de JAPONの内藤＆BUSHI＆鷹木と対決。内藤は飯伏に挑戦表明しており、2人のタイトルマッチがほぼ決定的となっている。なお、SHO＆YOHは4.26広島のタイトルマッチでBUSHI＆鷹木の挑戦を退けた。

　YOH対BUSHIで試合が始まり、YOHがカウンターフライングフォーアームをお見舞い。そこから飯伏が登場し、打撃ラッシュからその場飛びムーンサルトプレスを敢行。ところが、BUSHIが両膝でブロックし、直後に内藤が低空ドロップキックを食らわせる。
　これをきっかけに飯伏の動きが止まり、内藤が変型サーフボードストレッチ、鷹木が追走式キチンシンク、エルボードロップ、セントーン、内藤がトップロープ越えの串刺し低空ドロップキックなどで集中砲火を浴びせる。しかし飯伏は、内藤の低空ドロップキックをジャンプでかわし、そのままフットスタンプで踏み潰した。
　SHO対鷹木となり、いきなりラリアットが2連続で相打ちになる。そこからSHOがショートレンジラリアットを浴びせると、鷹木は串刺しショートレンジラリアットで挽回。だが、SHOがすぐに追走式串刺しラリアットを食らわせ、カウンタースピアーで追撃。
　続いてSHOはブッコ抜きジャーマンの体勢に入るが、鷹木が脱出し、カウンターバックエルボー、顔面パンチ、ショートレンジラリアットで逆襲。
　するとSHOは、ブレーンバスターで鷹木を叩きつけ、エルボー連打、左右のエルボー連打からロープへ走る。だが、鷹木が追走式ラリアットを食らわせ、ジャーマンスープレックスホイップで追い討ち。それでもSHOは、ショートレンジラリアットで挽回した。
　ここでYOHが登場し、鷹木に対して串刺しバックエルボー、低空ドロップキック、延髄斬り、ファルコンアローと畳み掛ける。そして、ドラゴンスープレックスを仕掛けるが、鷹木が抵抗し、SHOを突き飛ばしてYOHに激突させる。
　しかし、YOH＆SHOがカウンターダブルジャンピングニーアタックで鷹木をなぎ倒し、3Kを繰り出す。そこから鷹木が逃げると、YOH＆SHOは合体ブレーンバスターの体勢に入る。ところが、鷹木が反対に2人を投げ捨てた。
　ここでスイッチしたBUSHIは、ミサイルキック、串刺しダブルニーアタックでYOHに追撃。だが、YOHはドラゴンスクリューでBUSHIに報復し、赤コーナーへ帰還。
　タッチを受けた飯伏はスワンダイブでジャンプするが、BUSHIが身をかわす。ところが、飯伏は足から着地すると同時に前転して飛びあがり、控えの内藤にジャンピングバックエルボーを食らわせる。
　さらに飯伏は、BUSHIをパワースラムで叩きつけ、ライオンサルトで追い討ち。そして、ラストライドの体勢に入るが、内藤がカットする。その直後、内藤はジャーマンスープレックスを仕掛けるが、飯伏がバク宙で着地。そして、開脚式オーバーヘッドキックで内藤と鷹木を同時にダウンさせる。
　その後、YOHが内藤にプランチャ、SHOが鷹木にエプロンからのローキックをお見舞い。一方、リング上ではBUSHIがフェイント式ニールキックで飯伏に逆襲する。
　しかし、飯伏がハイキックでBUSHIをダウンさせ、ボマイェで追撃。そして最後は、カミゴェでとどめを刺した。

YOH「ヨシ！　福岡に、ベルト持って来れました。プロモーションでね、福岡にベルト持って来るって約束したから。有言実行。それがスターの流儀だから。それじゃもう一つ、有言実行を。『（BEST OF THE）SUPER Jr.』、頂点いきます」
SHO「この前の広島で、ジュニアタッグのタイトルがメインイベントだった。そして今日、令和最初のビッグマッチ、メインイベント、ジュニアじゃねえか。俺たち新日本ジュニア、俺たちなら、ジュニアがヘビーを超えられる？　そんなもんじゃねえんだよ。全然、全然まったく、別の闘い、見せてやる」
飯伏「聞きましたよね？　『明日やりたい』って。それはでも、本当の答えなんですか？　どうなんですか？　今の求めてるものなのか？　僕はいつでもいいですよ。僕はいつでもやってやりますよ。ほんとに、今日でもいい。今、ここでもいい。でも、この瞬間はできないけど。ほんとに今日でもいいですよ。メインの後。ほんとにいつでも。待ってるだけなんで。僕は待ってます、内藤さんの答えを。なんかありますか？　なんでもいいですよ。なんかあります？」
－－内藤選手は明日でもいいし、ただ自分は挑戦者の身なんで、もし明日組まれなければ、自分なりの考えを言わしてもらうと……。
飯伏「まあだから、結果、焦ってしまったと。焦って『明日やりたい』といったはずです。結局、やらないんですね」
－－今日のリング上で内藤選手はだいぶ……。
飯伏「トランキーロ……」
　
鷹木「オイ、SHO、お前、今日、ラリアットとかいろいろやってきたかもしれないけど、エルボーとか、お前の一番効いた技、最後、（場外で）立ち切れてない中、俺に食らわした蹴りだぞ、オイ。蹴りが一番効いたぞ。ということは、お前のエルボーも、ラリアットの、（※自身の右上腕二頭筋の力コブを示しながら）俺なんかのの足元にも及ばない。明日、またあんだろ？　『（BEST OF THE）SUPER Jr.』まで待つことねえぞ。SHO、YOH、まとめて潰してやるぜ」
内藤「飯伏はずいぶん、ワクワクした顔してたよ、俺もさ、彼と向き合ってると、ワクワクしちゃうんだよね。だからつい、口が滑っちゃったよ。『明日やる』……ってね。まあ、でも、俺はあくまでも挑戦者の身ですから、チャンピオン飯伏幸太、そして新日本プロレスが“明日やれ”というのであれば、明日やりますよ。早急にカード変更すればいいんじゃないの？　それはもう、飯伏幸太、そして新日本プロレスにお任せしますよ。明日じゃないというのであれば、俺にも考えがあるからね。俺の、希望する場所、言おうかな。まあ、明日タイトルマッチが組まれなかったらの話だから。明日もしタイトルマッチが組まれるようであれば……福岡の皆様を満足させられる試合を、そして結果をお届けしますよ。それよりさ、対戦カードが変更されるのかされないのか、今日、モバイルサイト、何回も何回もチェックしとくから。新日本プロレスの皆様、社員の皆様、社長さん、早急に判断して下さい。じゃあ明日、今日と同じ６人タッグマッチか、それともインターコンチネンタル王座戦か知りませんが、またここ、福岡国際センターでお会いしましょう。アディオス」
※BUSHIはノーコメント