BEST OF THE SUPER Jr.26

日時: 2019年5月26日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール
放送
観衆: 1,515人

第6試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦

（2勝5敗=4点）
（7勝0敗=14点）

境界線

9分22秒　ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　第6試合のAブロック公式戦ではタイガーマスク（2勝4敗）と無敗をキープする鷹木信悟（6勝0敗）が対峙。単独首位をひた走る鷹木を、史上唯一のスーパージュニア連覇を成し遂げている猛虎は食い止めることはできるか？

　開始のゴング、鷹木はロックアップでロープに押し込む。離れ際に逆水平チョップを繰り出すも、タイガーは寸前でかわす。
　タイガーは鷹木の左足に左右のロー。だが、鷹木はショルダータックルでダウンを奪い、さらに追走式のキチンシンク。続けて鷹木は攻撃を狙うも、タイガーはうずくまってしまう。
　すると鷹木は腹を踏みつけ、さらに近づくが、タイガーはスキをつくかのように下から腕ひしぎ逆十字。鷹木はあわてて振りほどき、ロープにエスケープ。
　タイガーは場外に下りて鷹木をリングに戻すと、右腕にキックを連発。鷹木はまたも場外に下り、怒りを見せる。タイガーが近づくと、鷹木は足を捕獲し、鉄柱に叩きつけるラフファイト。
　鷹木はリングに戻ると、タイガーの右足をセカンドロープに固定して集中攻撃。続いて鷹木は豪快なブレーンバスターで叩きつけ、タイガーの右足を踏みつけていく。
　怒りのタイガーはヒザ蹴りを連打。だが、鷹木はその蹴り足を捕らえてドラゴンスクリュー。鷹木は4の字固めを狙うが、タイガーは下から蹴り上げる。
　さらにタイガーはカウンターのソバットを決め、相手の即頭部にキックを見舞う。続いてタイガーはタイガードライバーを狙うも、鷹木は脚力でリバース。
　鷹木はボディスラムで叩きつけ、コーナーに上るが、タイガーが妨害。そしてヘッドバットで鷹木の動きを止め、雪崩式ダブルアームスープレックスを炸裂。さすがに鷹木も悲痛の表情。
　さらにタイガーはタイガースープレックスを狙うが、鷹木は右ヒザにキックを見舞って回避。ここから打撃戦となるが、鷹木は右ナックルで動きを止め、ショートレンジのラリアット。しかし、タイガーはかわしてタイガードライバー。
　これを鷹木が返すと、タイガーはすかさず腕ひしぎ逆十字へ。だが、鷹木は力で持ち上げ、そのまま叩きつける。ここから鷹木はパンピングボンバーを狙うが、タイガーは両腕で防御し、飛びヒザをヒット。
　そして、タイガーはロープに飛んで突進するも、鷹木はカウンターのデスバレーボムを炸裂。鷹木は串刺しラリアットを決め、パンピングボンバーへ。
　タイガーはこれを巧みにかわし、リバースダブルアームバーで捕獲。鷹木は悲鳴を上げながら、必死にロープエスケープ。
　タイガーはロープに走るが、鷹木はカウンターのパンピングボンバー。だが、タイガーは意地を見せるようにカウント1で跳ね返し、場内は思わずどよめく。
　すると鷹木はもう一度パンピングボンバーを炸裂。そしてフォールに入るも、タイガーはカウント2でキックアウト。
　ならばと鷹木は「おわり！」と叫んでから一気にラスト・オブ・ザ・ドラゴンを見舞い、3カウントを奪取。鷹木が苦しい戦いを制し、7勝目を収めた。

　試合後、鷹木はリングを下りると、リングのタイガーに対し、一礼のような動きを見せてから退場。　

COMMENT

鷹木「危ねぇ。ジュニアタッグリーグの時とは違うタイガーマスクを見たね。まあ、強くて怖いタイガーを見たよ。俺は本当に今日の初の龍虎対決を楽しみにしていたから、なんとしても落とせないと思って臨んだから。この前のドラゴン・リー戦のあとに『負け知らずの神が憑いている』と言ったけど、今日の龍虎対決を制してよくわかった。俺には龍神様が憑いている。この龍神様を背負っていけば両国のてっぺんまでたどり着ける。次はオクトパス野郎（グレシャム）か？あのタコ野郎な。まあ、俺は体硬いのが短所だから苦戦するかもしれねぇが、いまの俺に、オイ、タコ野郎！お前じゃ勝てねぇぜ」

タイガー「パワーは凄い。それは認める。パワーが凄いのは認めるけど、それ以外はあいつにこの新日本で足りないものがまだあると思う。ただそれを手に入れた時はあいつはヘビーでも通用するだろうし、素晴らしい素質は持っていると思う。あいつが試合前に言っていた、あいつがドラゴン？俺がタイガーで龍虎対決って、そんなもん俺に当てはめないでくれ。それは俺には関係ない。お前はお前の道を行けばいい。この新日本に来た以上はお前の進む道を行け。別に俺のことなんてどうでもいい。ただ、パワーはあるし素晴らしいレスラーであることは認める。ただあいつに足りないものはあると思う。それは自分で確かめろ。この新日本に来てどれぐらいなのか俺はわからないし、あいつの経歴なんて知らないし、知る由もない。そんな余裕もないし。ただ、あいつが新日本で何かを残すならもっともっと経験を積んで自分で掴め。それしか言えない。同じ外から来た人間としてそれしか言えない。（※去り際に）ただ、パワーは認める。素晴らしい」