BEST OF THE SUPER Jr.26

日時: 2019年5月15日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 青森・青森県武道館
放送
観衆: 1,293人

第1試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　明日の青森大会でAブロック公式戦を闘う成田とイーグルスがそれぞれ上村、邪道を引き連れ前哨戦のタッグマッチで対戦。弘前市出身の成田は地元凱旋だ。

　試合は成田とイーグルスでスタート。まずはレスリングの攻防からお互いにリストを奪い合う。そして成田がヘッドロックからショルダータックルで先制。ストンピングでイーグルスをいためつけていく。
　続く上村も気合満点でイーグルスをストンピングで滅多打ち。そしてエルボーを連打していく。しかし、イーグルスはロープを走った上村をかわしてレフェリーに抱きついて視界を塞ぐ。その隙きに邪道が上村に竹刀で一撃だ。
　タッチを受けた邪道は逆水平チョップで竹刀のダメージが残る上村をいためつけていく。上村も反撃するが、すぐに切れ味の鋭いチョップでお返し。さらにロープを使ってのサミング攻撃だ。そしてイーグルスが再び登場。上村の背中を蹴り飛ばすし、上村がエルボーで反撃してきてもフライングメイヤーで倒して側頭部に低空のドロップキックだ。
　そして邪道が出てきて連携攻撃。イーグルスのローリングソバット、邪道の蹴り上げ、さらにイーグルスのジャンピングキックが上村のノドに炸裂する。そしてイーグルスはボディスラムからロン・ミラー・スペシャルを狙ってのファイヤーバードスプラッシュを発射。だが、これを避けて自爆させた上村はエルボー連打。さらにイーグルスをブレーンバスターで叩きつけていく。
　そしてタッチを受けた成田がイーグルス、邪道に連続でボディスラム。さらにイーグルスと邪道に串刺し式バックエルボーだ。フロントスープレックスは邪道に阻止されたものの、ロープに飛ばされながらダブルのドロップキックを炸裂させる。
　しかし、イーグルスもニールキックで反撃。ヒザ立ちの成田にミドルキックを見舞っていく。だが、成田はこれを耐えるとカウンターのフロントスープレックスで投げ飛ばしてみせた。そして代わった上村が串刺し式のドロップキック。イーグルスを追い込んでいく。
　だが、逆エビ固めをイーグルスは阻止。ならばと上村はイーグルスのチョップを掴んでカンヌキに極めるとそのままスープレックス。そして逆エビ固めだ。リング中央で腰を落として固める上村。しかし、イーグルスも必死に這いながらロープエスケープだ。
　ならばとエルボーを連打して追撃した上村。だが、ロープに走ったところを邪道に足をすくわれてしまう。それでも襲いかかってきたイーグルスを邪道に誤爆させると、ローリングバッククラッチで丸め込む。
　だが、イーグルスがこれを返すと、上村はその反動でロープ方向にふっ飛ぶ。待っていたのは邪道の竹刀！　脳天に一撃食らった上村にイーグルスはターボ・バックパック。これで上村も万事休す。天を仰いで3カウントを聞いたのだった。

COMMENT

ロビー「試合が終わっても、俺はまだこんなにクールで、穏やかで、冷静でいられてるぞ。よそ見をすることなく、『SUPER Jr.』のトーナメントをしっかり見据えている。ほら、この体を見るがいい。汗も止まったし、体調は上々だ。ジャドーからあのヤングライオン２人の情報は収集していたし、ヤングライオン程度じゃ、どんなに激しく向かってきても相手になんかならない。ナリタ、どれぐらい緊張してるんだ？　まあ、お前にとって成長する過程でしかない。俺と五分の闘いができるとでも思ってるのか？　そんな考え、吹っ飛ばしてやる。そんなの勘違いでしかない。ヤングライオンなんて、『BEST OF THE SUPER Jr.』では白星配給係がお似合いだ。俺こそがこの階級、世界中のジュニアヘビー級を見渡しても最高の男なんだ。それを見せつけるのが、オレの最終目標だ。お前はそのなかの一つのピース……にすらなれない。ナリタ、お前のターゲットはここにいる。（※自身の顔を示して）ここを狙ってこい。この青い目を。“スナイパー・オブ・ザ・スカイ”（宙を舞う狙撃者）は戦術家であり、狙った獲物は逃さず撃ち抜く腕の持ち主だ。Shoot!」
※邪道はノーコメント
　
成田「オイ、ロビー・イーグルス、明日はな、しっかりクラッチ組んで、フロントスープレックスホールドで勝ってやる。明日は俺の地元。絶対、勝たなきゃダメだ」
※上村はノーコメント