第3試合のAブロック公式戦ではマーティー・スカル(2勝3敗)と金丸義信(2勝3敗)が対決。老獪なテクニックを持つ猛者同士、どんな攻防を繰り広げるのか? 金丸は角瓶を手にリングイン。スカルはヴィラン・エンタープライゼスのブロディ・キングを伴い、ROH世界6人タッグのベルトを巻いて登場。
ゴング前にスカルは傘で襲いかかる。すると金丸も角瓶を手に威嚇。共にアイテムを同時に置いたところで、開戦のゴング。
金丸は場外戦に持ち込もうとするが、スカルはすばやくリングに戻る。そして、エプロンから金丸の顔面にトラースキック。
スカルは金丸を南側の客席のほうに連行。両者は南側中盤で激しいエルボー合戦を展開。場外カウントが進む中、ブロディが金丸の前に立ちはだかるが、金丸はうまくよけてカウント20ギリギリでリングに生還。
金丸はスカルに串刺しラリアット。そしてボディスラムからムーンサルトプレスを放つが、スカルはかわす。
そしてスカルが突進するも、金丸はレフェリーを突き飛ばして阻止。さらに旋回式DDTを決め、フォールに入るが、レフェリーは不在。
ここでスカルが傘を手にし、金丸はウィスキーを口に含む。そして、金丸がウィスキーを噴射するが、スカルは傘で防御。そして首固めで丸め込むも、カウントは2。
すると今度はスカルがウィスキーを口に含み、金丸は傘を開いて防御の構えを見せる。だが、レフェリーが金丸の傘を取り上げ、すかさずスカルがウィスキーを噴射。
ひるんだ金丸をスカルは逆さ押さえ込みで丸め込むがカウントは2。しかし、続けざまにブラックプレイグを決め、金丸から3カウントを奪取。スカルが裏のかきあいを制し、3勝3敗で星を五分に戻した。
試合後、金丸はエプロンを叩いて怒りをあらわにする。
マーティー「(ブロディを連れ添って登場)俺、何か酔っ払っちゃったみたいだよ。さっきのウィスキーのせいだな! でも俺は今日、1勝を挙げるためにやるべきことをやっただけだ。勝つために必要なことをやったんだよ。この聡明な頭で考えたんだ。金丸、オマエもヒールかもしれないが、このヴィラン、真の悪党を相手にしたら、俺以上のワルはいないんだということが、ようやく分かったようだな! それにウィスキーの使い方も俺の方がうまかっただろ? どうだった? ティタン! 次はオマエだな! あー、怖い怖い! だがティタン、覚えてけよ! オマエを相手に、なかなかいいルチャの“アレ”を見せてやるからな! 覚悟しとけよ!」
金丸「ハァッハァッハァッハァッ……ああ、あの野郎! おい、調子乗ってんじゃねえぞ。たまたまだ、おい。アイツのほうがたまたま上だっただけだ。それだけだ、こら」