BEST OF THE SUPER Jr.26

日時: 2019年5月19日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 山形・山形ビッグウイング
放送
観衆: 1,101人

第5試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦

（1勝2敗=2点）
（0勝3敗=0点）

境界線

12分28秒　腕ひしぎ十字固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　第5試合のBブロック公式戦では、『SUPER Jr.』初参戦の成田蓮（0勝2敗）と、3年ぶりの出場となるロッキー・ロメロ（0勝2敗）が激突。

　開始のゴング、成田は雄叫びを上げて気合を入れる。バックの取り合いから、互いにリストを探り合うが、成田がハンドスプリングで離れ、一旦距離を取る。
　続いてロメロがハンマーロック。しかし、成田は飛びついてクルックヘッドシザース。だが、ロメロは脱出し、弓矢固めを披露。
　しかし、成田も切り抜けてスリーパー。するとロメロがフルネルソン。続いてネックロックで捕らえてグラウンドへ。そのまま成田はボディスラムを見舞おうとするが、ロメロは離さず。
　しかし、成田はうまく切り抜けると、ロメロとフライングメイヤーの投げ合いに。すると、ロメロがスキをついて成田の左腕にニードロップ。
　ロメロは成田の左腕に追撃のアームブリーカー。さらに左手を捕らえたままセカンドロープに登ると、左腕へのニードロップ。ロメロが左腕への集中攻撃で主導権を握る。
　続いてロメロはコブラクラッチから、左肩にショルダータックルをぶち込む。しかし、三度目は成田がショルダースルーで切り返す。
　さらに成田はエルボーを連発し、ボディスラムで叩きつけると、フロントスープレックスの体勢へ。
　だが、ロメロは脱出。しかし、成田は意地でフロントスープレックスをお見舞い。そして逆エビ固めを狙うも、ロメロはロープエスケープ。
　ロメロはアッパーエルボーで成田を膝まづかせ、一気にスライスロッキーを狙うが、切り抜けた成田は逆さ押さえ込み。しかし、ロメロもラ・マヒストラル。
　それを成田は押しつぶすが、カウントは2。今度はロメロがジャックナイフ式エビ固め。これを成田はブリッジで返し、逆さ押さえ込みへ。そこから逆エビ固めを狙うが、ロメロはロープへ。すると、成田はクラッチを離さず変形のテキサスクローバーホールド。だが、ロメロはロープにエスケープ。
　成田は気合を入れ、フロントスープレックスの体勢へ。ロメロがこらえると、成田はエルボーを連発。
　しかし、ロメロはキックを叩き込み、ロープへ。だが、成田はカウンターのフロントスープレックス。フォールはロメロがカウント2でキックアウト。
　ここから両者はエルボー合戦へ。競り勝った成田はロープに走るが、ロメロはカウンターのジャンピングニー。
　そしてロメロは腕を振り回し、ラリアットを炸裂。だが、フォールは成田がカウント2で跳ね返す。
　するとロメロは雄叫びを上げ、スライスロッキーへ。しかし、成田は切り抜けて首固め。返したロメロは成田の左腕にキック。すると、成田は左腕を叩いて気合の雄叫び。
　ロメロは「ナカスゾ、コノヤロー！」とキック。その蹴り足をつかんだ成田は張り手。しかし、ロメロはスピンキックで動きを止め、腕ひしぎ逆十字へ。
　成田は丸め込むが、ロメロは強引に腕ひしぎ逆十字で捕らえてギブアップ勝ちをスコア。ロメロが公式戦初勝利を収めた。成田はこれで三連敗。

　試合後、ロメロは成田の髪をつかんで立ち上がらせると、何やら話かけてから張り手。そして握手を求めるが、成田はその手を振り払い、悔しさをあらわにする。　

COMMENT

ロメロ「なあ、レン・ナリタ、俺は学校の先生のような立場だった。なぜなら今日は、お前を査定していたからだ。多少は気になる点もあったけど、1200点をつけてもいいかなと思った。だけどお前は最低、98＋（プラス）だ。ドロップキックもなかなかだけど、評価はC-（マイナス）。もっと勉強しないとな。ロッキー・ロメロは甘い点はつけない。花マルはやれないな。不合格だ。肩を落として歩いていけ。負けたんだから。ナカスゾロードをな。2点は俺のもの。Bブロックだけど、オスプレイにやった2点も、ロビー・イーグルスに与えた2点も返ってこない。だけどBブロックのほかの選手、タグチ、BUSHI、ファンタズモ、バンディード……お前たちはまだまだ生きているブラックタイガーの餌食になるんだ。さあ、ここから巻き返しだ。ナカスゾ・コノヤロー！ナカスゾ……」
　
成田「（※左ヒジを押さえながら）クソーッ！クソーッ！まだ、まだまだ。あきらめてねぇ。次の後楽園、絶対勝つ。3連戦、3勝してやる」