第8試合のBブロック公式戦はエル・ファンタズモ（5勝3敗）vsDOUKI（1勝7敗）。注目の初参戦となったファンタズモは非凡な運動神経とダーティーファイトでリーグ戦を盛り上げるも優勝決定戦にはあと一歩で届かず。代打で初出場を果たしたDOUKIは勝ち星には恵まれなかったが、ラフファイトで存在感を残した。有終の美を飾るのはどちらだ？

 

　ファンタズモがリングインしてコーナーに上がると、背後からDOUKIが襲撃。そのまま場外戦に持ち込み、パイプイスで一撃。そしてDOUKIはリングに戻るとトペ・スイシーダを繰り出すも、ファンタズモはイスで迎撃。
　さらにファンタズモはイスを振り下ろす。そして場外にイスを設置するが、壊れて立たないと観ると蹴っ飛ばす。ならばとファンタズモがコーナーからDOUKIにヒップドロップ。そして客席に立って観客を煽る。
　ファンタズモはTシャツでDOUKIにチョーク攻撃。続いてDOUKIをリングに戻し、逆水平チョップを連発。さらにハンマースルーでコーナーにおもいきり叩きつける。
　ファンタズモは「DOUKI～」と挑発しながら顔面を踏みつける。続いてDOUKIをコーナーに逆さ吊りにし、串刺し攻撃と見せかけ、立ち止まると相手の股間を踏みつけていく。
　ファンタズモはDOUKIをロープに固定し、逆水平チョップと見せかけて顔面かきむしり。だが、DOUKIは突進してきたファンタズモを開脚でかわして場外に落とすと、今度こそトペ・スイシーダを炸裂。
　DOUKIはファンタズモをリングに戻すが、ファンタズモはもう一度場外へ。するとDOUKIはコーナートップからDOUKIボムをヒット。
　ファンタズモがリングに戻ると、DOUKIはボディスラムで叩き落とし、フットスタンプを敢行。DOUKIは逆水平チョップから串刺し攻撃を狙うが、ファンタズモはサルトモルタル。さらにセカンドロープに飛び乗ってクロスボディ。そしてムーンサルトを繰り出すが、DOUKIは捕獲してイタリアンストレッチNo.32。
　しかし、ファンタズモは踏みつけて脱出。ファンタズモはキックのコンビネーションからフォールへ。だが、DOUKIはカウント2でキックアウト。
　ファンタズモは首切りポーズを見せ、スピニングネックブリーカーを狙うが、DOUKIはこらえて土遁の術へ。しかし、ファンタズモもしのぎ、もう一度スピニングネックブリーカーの体勢。
　これを回避したDOUKIは、エプロンからファンタズモを誘い、デイブレイクに成功。だが、フォールはカウント2。するとDOUKIはトップコーナーに上るが、ファンタズモがジャンピングキック。
　雪崩式攻撃を狙うファンタズモを、DOUKIは振り落とすが、ファンタズモはバク転で着地。そしてトップロープに飛び乗って延髄斬りを炸裂。
　ファンタズモは雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、体制が崩れ、DOUKIは場外に落ちてしまう。ファンタズモはDOUKIを戻すと、トップコーナーに飛び乗る。DOUKIは空中技を避けるべく、身体を回転させるが、ファンタズモは驚異の飛距離でフロッグスプラッシュ。だが、DOUKIはカウント2でキックアウト。
　ファンタズモはCRⅡを狙うが、切り抜けたDOUKIは土遁の術を炸裂。しかし、カウントは2。DOUKIは気合を入れるとスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。しかし、ファンタズモは脱出し、丸め込みへ。
　ここからファンタズモはトラースキックを決め、もう一度CRⅡの体勢へ。DOUKIがこらえるとファンタズモはヒザを叩き込んで持ち上げるも、DOUKIはウラカン・ラナ。そしてイタリアンストレッチNo.32を決めるが、ファンタズモはロープエスケープ。
　DOUKIは気合を入れ、ラリアットを狙うも、ファンタズモは打点の高いドロップキックを炸裂。そしてスピニングネックブリーカーを決めてフォールに入るも、DOUKIは必死にカウント2でキックアウト。場内は「DOUKI」コールが発生。
　ここから打撃戦になるが、ファンタズモはDOUKIのマスクを剥がす。ひるんだDOUKIにファンタズモはキックを見舞い、一気にCRⅡを炸裂。この一撃でファンタズモがカウント3を奪取し、6勝に星を伸ばした。

 

　試合後、ファンタズモは自身のベルトを実況席に置き、解説席のライガーを挑発。ライガーが立ち上がると、ファンタズモはすばやく離れ、さらにイスを手に取って威嚇。ライガーもイスを手に取るが、ヤングライオンがファンタズモを制す。ファンタズモはふてぶてしく退場。