第三世代の永田とヤングライオンの海野がタッグを結成し、本間&ヘナーレと対決するタッグマッチ。
海野対ヘナーレで試合が始まり、ショルダータックル合戦で海野が勝利。そこから永田対本間となり、永田が不意打ちに怒ってハンマーブロー連射。そして、ショルダータックルでなぎ倒すと、「立て、コラ!」などと叫びながらストンピング連射を浴びせる。
すると本間は、永田の脚を取って流れを変え、ショルダータックルを食らわせる。そして、ボディスラムから小こけしを放つが、永田が身をかわし、ナガタロックIIで締め上げる。
これで本間は動きが鈍るが、海野のドロップキックをかわしてエルボードロップを見舞い、脱出に成功。替わったヘナーレが、逆水平チョップ連打、串刺しラリアット、バックフリップで追い討ちをかける。
その後も海野は苦しい展開が続いたが、カウンタードロップキックで本間に逆襲。ようやくタッチを受けた永田が、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダーで追撃して行く。
それでも本間はエルボー合戦へ持ち込むが、永田がカウンターフロントスープレックスで投げ捨てる。すると本間は、逆水平チョップ連射で挽回。これに対して永田はミドルキック3連射を返すが、本間が倒れずにカウンターこけしロケットを食らわせた。
永田対ヘナーレとなり、ヘナーレが逆水平チョップ連射で先制。すると、永田はカウンターキチンシンクを見舞い、腕固めでヘナーレを捕獲。だが、本間がカットへ飛び込んだ。
海野対ヘナーレとなり、海野が串刺しバックエルボー、ランニングエルボー。さらに、追走式バックエルボーを浴びせるが、ヘナーレが強烈なカウンターラリアットで吹き飛ばす。
ここからヘナーレ&本間がサンドイッチラリアット、ダブル小こけしで海野に追撃。しかし、海野はTOAボトムを抵抗し、エルボー合戦へ持ち込む。そして、ヘナーレのキックをかわし、ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
次に海野はフィッシャーマンズスープレックスの体勢に入るが、ヘナーレが抵抗してヘッドバットをお見舞い。そして、カウンターヌカドーラで追い討ちをかけると、今度こそTOAボトムで海野を葬った。
KIZUNA ROAD 2019
- 日時
- 2019年6月17日(月) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
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- 観衆
- 1,689人(満員)
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第2試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
本間「昨日、とうとう今年の『G1 CLIMAX』出場選手が発表になりました。もちろん、もちろん俺は出れるわけもない。でも、ここで諦めると思うな? 俺はしぶといから。ヘナーレだって出たっておかしくねえ。ずっと勝ちまくってんだよ。それなのによ、俺は出ます、鷹木、オスプレイ。奴らはわかるよ。オスプレイはわかるよ、チャンピオン(だから)。KENTA、お前は何なんだよ! お前が海外で何やってたか知らねえよ。確かにノアでお前は活躍したかもしれない。でも、ここは新日本のリングなんだよ。ヘナーレも間違いなく悔しい。俺は一人『G1 CLIMAX』、よくありがちな一人『G1』ってやつだよ。ただ、今年の『G1 CLIMAX』は凄い。同じレスラーとして誰が優勝するんだ、誰が勝つんだってワクワクしてます」
ヘナーレ「ホンマ、サンキュー! ただ、俺は少し怒っている。今度ビッグトーナメント(『G1』)がある。それに出てないことに対して怒っているんだ。今日はショータを倒した。毎日毎日同じようなカードだけれども、マジックがいつか起きると俺は信じている。ショータとの対決は剣同士の激突だ。それはダイヤモンド同士の激突でもあるんだ。だから俺は毎日毎日、ここで今入場を待っているロスインゴのシンゴやナイトーのように、そういう存在のレスラーになれるように、俺は毎日未来を見据えて闘っているんだ」
※永田は後から戻ってくる海野に「大丈夫か」と声をかけ、「今日はよかった」と握手。海野は「すみません!」と頭を下げると首を押さえたまま横の壁に突っ伏して苦しそうな様子。
永田「久しぶりに昨日からシリーズに参戦させてもらって、何か昨日の『G1 CLIMAX』のメンバー発表を見ていろいろ思うところがあって。メンバーがすごく新鮮で、『G1 CLIMAX』ラストにするのがもう2年遅かったらなと、ちょっと思っちゃいました。ま、昨日の人選についていろいろ賛否両論なり、いろんな意見が出てますけども、いち選手としては、この『G1 CLIMAX』で自分を見せてやるという思いも強いだろうし、いろんな思いがあるでしょう。ただ会社としては、循環というか、若返りというか、そういうものも必要なんでね。こうやって新しく出場する選手もいれば、外れる選手もいるでしょう。会社的な意見も分かっちゃう自分がいるんで。2年前に自らラストと宣言したのも、もっと新しい……本当はこういう(※横にいる海野の背中をポンポンと叩く)新しい力が参戦してくれることを願って辞退したのもあるんで、そういう部分でちょっと不満はありますね。やっぱり外のいろんな目新しい選手が来るのもいいけど、若手をどんどん表に出すってこともしないとどうなのかなって、ちょっと思っちゃいましたね。俺が『G1 CLIMAX』外れてちょうど丸2年。そろそろ若い芽も出てきてほしいなと。翔太みたいな選手に出てきてほしいなと思いました。(※海野に)来年頑張れよ!」
海野「ハイ! ありがとうございました!」
※永田は控室へ
海野「まず、『G1 CLIMAX』、出場できなかったです。すっごい悔しい。けど、何が悔しいかって、ジュニアヘビーから2人出たこと。あと、元WWEの選手だから、マイクでひと言しゃべっただけで出れる。そんな現状に、納得いってない。WWEなんて関係ないよ! ジュニアもヘビーも関係ない。若手だから、出ちゃいけないのか。実績がないから出ちゃいけないのか。そうじゃないだろう。新日本の生え抜きとして、ここから全部挽回してやる。全て、飲み込んでやる。この悔しさは、絶対忘れません!」