『KIZUNA ROAD 2019』第5戦として開催される久喜大会。タイトルマッチが行われた後楽園ホール2連戦を経て、最終戦の6月25日(火)仙台へ向けた対戦カードが組まれた。
第1試合は、6.17後楽園で待望の復帰を果たした天山が登場。小島と組んで久々にテンコジを復活させ、永田&上村と対決。
天山対永田で試合が始まり、永田がヘッドロック、ローキック連打。しかし、天山が脚を取って膝にエルボースタンプを浴びせ、ショルダータックルからモンゴリアンチョップ3連打を食らわせた。
その後、上村が小島のDDTを被弾し、完全に動きがストップ。そのままテンコジに捕まり、長時間のローンバトルを強いられる。
だが、上村は小島にランニングエルボーを浴びせて流れを変え、ショートレンジドロップキックで逆転。タッチを受けた永田がフロントハイキックで小島に追撃し、控えの天山にもフロントハイキックを食らわせる。
さらに永田は、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキックで小島に追撃。さらに、エルボー合戦からフェイント式低空ドロップキックを見舞う。しかし、小島がコジコジカッターで巻き返した。
天山対永田となり、天山がモンゴリアンチョップ連射。さらに、カウンターヘッドバットをボディに浴びせ、再びモンゴリアンチョップを連打して行く。だが、永田はカウンターエクスプロイダーで投げ捨てた。
これで天山対上村となり、上村が串刺しバックエルボー、永田が串刺しフロントハイキック、上村が串刺しドロップキック。そして、2人が合体ブレーンバスターに繋ぐ。
続いて上村は逆エビ固めを極めるが、天山が脚力のみで脱出。そして、かんぬきスープレックスを抵抗し、ブレーンバスターの体勢に入る。しかし、永田が天山の背中を蹴り、すかさず上村が首固めで押さえ込む。
さらに上村は、カットに来た小島をドロップキックで排除。しかし、天山がカウンターマウンテンボムで報復し、最後はアナコンダバイスで屈服させた。
天山「コジ、ありがとうね(※と言ってガッチリ握手を交わす)。ちょっとあの、おととい復帰して、体もやっと、リングに戻って来れて、何ていうのかな、リングに上がったとき、ホンマに気持ちよかったしね、まあ、ホントにシリーズが、昨日休みであれでしたけど、今日からね、ずっと連戦が続いていくなかで、今日はもう純粋にテンコジと、永田と上村(の対戦)ね。なんていうのかな、自分自身もそうですけど、コジしか頼れないっていう。今まで何十年もいっしょにやってきたコジが横にいるっていうそれだけで、自分にとっては心強いっていう。ホントにね。まだまだ復帰したばかりやから追いつかない部分があるしあれですけども、精神的に、気持ちの部分でコジがそばにいる、コーナーにコジがいてくれるっていうのは、一番ありがたいっていうかね。だからこそリング上でガンガンとブチかましていけるし。何かあったらコジが助けてくれるっていう安心感もあるしね。その上で、今日は永田と上村っていう(相手で)。永田っていうのは、俺たちと同じ世代の中でも飛び抜けてコンディションもいいし。一番歳は上ですけども、しっかりと自分のコンディションをいい状態に持っていく。そういうところはやっぱりすごいなと思いますね。そういう永田とやってみて、負けられないっていうね。第三世代同士やるからには、今シリーズ毎日やりますけども、ガンガンと、トコトンやりたいと思ってるし。まあ、若手の上村にしてもね、しばらく見ないうちにしっかり成長してるし、一瞬、危ないっていう場面もあったですね。そういう未知の彼の技っていう部分で、ちょっと面食らう部分もありましたけど、今までの経験でカバーできたっていうか(苦笑)。まあ、でも、いつどうなるかわからないっていう、この世界。常に緊張感を持ってやりたいっていうか。まあ、コジがずっとそばにいてくれるだけで感無量ですわ。ありがとうね。また、よろしくね(※と言って小島と握手を交わし、先に控室へ)」
小島「2018年、小島聡、9ヶ月欠場。そして2019年、天山広吉、3ヶ月欠場。それを受けてのテンコジタッグ。ということは、やっぱりこれは当たり前じゃないということ。地方巡業の第1試合かもしれないけど、それは一般的な目で見てそうかもしれないけど、俺たちにとっては、これほど尊い時間はないと、今、改めて認識したので、あとはもう、この試合が普通じゃないていうことをいかにファンの皆様に知ってもらうことを大事にして頑張りたいと思います」
※永田&上村はノーコメント