第4試合は、7月30日(火)高松大会のAブロック公式戦で対戦する棚橋弘至(3勝2敗)とEVIL(3勝2敗)、KENTA(4勝1敗)とSANADA(1勝4敗)の前哨タッグ戦。コンビネーションバツグンのL・I・Jに対して、棚橋とKENTAにLA道場のカール・フレドリックスが加わったトリオにも注目だ。
L・I・Jの入場に続き、KENTAとフレドリックス、そのあとに棚橋が単独で入場。試合前、いきり立つ棚橋とEVILが先発。
試合がスタートすると、まず場内からの声援は「棚橋」コールが上回る。そこからの序盤戦、ヘッドロックから二人とも髪の毛を掴みあう展開から、EVILがショルダータックル。
続いて、コーナーでの切り返しのボディアタックからのエアギターで場内を沸かしていく棚橋。しかし、EVILも棚橋の足をキャッチ、レフェリーに渡してからのトリッキーなトラースキックを炸裂させる。
代わったSANADAは棚橋の右足をロープ際で狙っていく。サードロープ越しのパラダイスロックで棚橋を固定し、低空ドロップキック爆発。代わったBUSHIもセカンドロープからのドロップキック、Tシャツを使ってのチョーク。ここで再びEVILが棚橋と対峙。エルボー合戦から、再び右ヒザを狙っていく。
さらにEVILがコーナーで回転エルボーを狙ったところを棚橋はカウンターの強烈な張り手で迎撃! ツイスト&シャウトをヒットさせて、KENTAにスイッチ。
ここからSANADAとKENTAの対戦。いきなり激しいエルボー合戦から、KENTAのフロントハイキックを掴んで、SANADAが低空ドロップキック。しかしKENTAもキチンシンク、サッカーボールキックをお見舞い。
素早い技の読み合いから、コーナーからムーンサルトアタックを狙ったSANADA。これはKENTAがかわしたが、SANADAも読んでいた。続いてKENTAが走りこんだところをSANADAはリープフロッグ連発からドロップキックで迎撃する得意ムーブを炸裂。
代わったBUSHIがKENTAに挑むが、これはパワースラムを炸裂させて、すぐにフレドリックスにスイッチ。フレドリックスは逆水平チョップ、勝ちあげ式エルボー、そして見事なドロップキックを爆発させて場内のどよめきを誘う。
さらに串刺しエルボーから、串刺しボディアタック、さらにエルボードロップで攻め立てる。このあともBUSHIの顔面かきむしりにもめげずにスパインバスター! 跳ね起きて身体能力を見せつけてから、パワフルな逆片エビ固めへ。
ここからEVILが救出のエルボーを放つが、技を離さない負けん気を見せるフレドリックスだったが、ここはBUSHIがロープ際でエスケープ。
さらに、串刺し技を狙ったフレドリックスだが、ここからL・I・Jのスピーディーなトレイン攻撃! EVILのトラースキック、SANADAのキック、BUSHIのバッククラッカーが矢継ぎ早に決まる。
ここから、BUSHIがセカンドロープに立って、ふらふらのフレドリックスにエムエックスを爆発! 巧みなコンビネーションとインサイドワークでL・I・Jが見事に凱歌を飾った。
試合後、場外でうずくまっている棚橋をリング上から見つめるEVIL。棚橋は苦しそうな表情で足を引きずりつつ、若手に支えられながら退場していった。