初出場同士の対決となったロメロvsソベラーノのトーナメント1回戦。CMLLから参戦のソベラーノは、現ナショナルウェルター級王者でもある。

　ゴング直後、ソベラーノが握手を求めるも、ロメロが拒否。その後、ロメロはロープ際でクリーンブレイクし、ダンスで挑発する。
　そこから両者がロープワークで交錯し、ソベラーノがロープの反動を利用したアームホイップでロメロを場外へ追いやる。そして、華麗なトペフェイントを披露。
　ここでロメロが握手の手を差し出すが、ソベラーノは拒否の意思を示す。それでもロメロはめげずに握手を求め、ソベラーノが応じた途端にチョップで不意打ちに出る。
　そこからチョップ合戦になり、2人が場外とリング内で激しくやり合う。そして、ロメロがサミングで奇襲するも、ソベラーノがジャンピングフロントハイキックで逆転。
　続いてソベラーノは青コーナーへ飛び乗ろうとするが、ロメロが背後から低空ドロップキックを浴びせて妨害。これでペースを掴むと、卍固め、ストンピング連射などで追い討ちをかける。
　しかし、ソベラーノがスライディングでロメロの足を取って転倒させ、コーナー最上段から延髄付近へギロチンドロップをお見舞い。
　さらにソベラーノは、エプロンからロメロにジャンピングハイキックを見舞い、ニュートラルコーナー最上段からダイブ。だが、ロメロが身をかわして自爆へ追い込む。
　続いてロメロはソベラーノをトップロープへ乗せ、ドロップキックで撃ち抜く。そして、ローリングソバット、連続串刺しラリアット、カウンターラリアットと攻め立てる。
　続いてロメロはスライスロッキーを狙うが、ソベラーノが脱出してトラースキックをお見舞い。そして、間髪入れずに串刺しドロップキックで追い討ちをかける。
　するとロメロは、2発目のトラースキックをかわし、その場飛びジャンピングニーアタックで逆襲。しかし、ソベラーノがカウンタートラースキックでダウンさせ、コーナー最上段からトルニージョでロメロを轟沈。トーナメント2回戦へ進んだ。

ソベラーノ「ロッキー・ロメロよ、お前は負けんだよ。俺が勝ったんだ。アレナ・メヒコでもないような、これほど多くのルチャドールが集まる大会に出場できたことはうれしい。その機会を作ってくれたことにはとても感謝している。このまま優勝目指して頑張るよ。ドラゴン・リーやリッキー・マルビンのように強さを兼ね備えたトップルチャドールに駆け上がるのが目標なんだ。そして今、俺はCMLLウェルター級のチャンピオンとして成長してる。この勝利で目標に一歩近づけたんじゃないかな。でも、これで満足せず、ルチャドールを代表して必ず勝ち残ってみせる」
　
ロッキー「（※頭を抱えて）まさかだよ。もう、何やってんだよ、ロッキー……。メキシコのヤングライオン相手に……。お前、何が言いたい？　このままサヨナラだって？　いつもこうやって人生が変わっちまうんだよなぁ。こうなったら、夏休みでも楽しむか……」