第4試合は遺恨深まる獣神サンダーライガーと鈴木みのるが、それぞれROPPONGI 3K(YOH&SHO)、金丸義信&DOUKIとトリオを結成して対峙。
開始のゴング前に鈴木軍は奇襲攻撃。鈴木は場外でライガーを鉄柵に叩きつける。金丸もYOHを鉄柵に叩きつけてから、リングに投げ入れる。
金丸は串刺し攻撃を狙うが、YOHは切り抜けるとジャンピングフォアアーム。だが、金丸はうまくYOHを場外に排除。これを合図に鈴木軍は場外戦に持ち込む。
鈴木はライガーを観客席に放り投げ、さらに鉄柵を身体の上に浴びせ、そしてイスを叩きつける。金丸はYOH、DOUKIはSHOを蹂躙。
YOHはカウント18でリングに生還。すると鈴木がサッカーボールキックからアームロック。
すかさずライガーがカットに入り、鈴木に打撃を連発する。怒りの鈴木は、コーナーに戻ったライガーに突進。そのまま場外戦に持ち込み、イス攻撃を見舞う。
リング上、YOHは鈴木にエルボーを連発。だが、鈴木は一発のエルボーでダウンを奪う。スイッチした金丸はYOHにストンピング。しかし、YOHはスキをついてドラゴンスクリュー。
ようやくタッチしたライガーは、金丸とDOUKIの同士打ちを誘う。そして金丸には掌底、DOUKIにはケブラドーラ・コンヒーロ。勢いに乗るライガーは鈴木を挑発。
鈴木がリングインすると、ライガーは串刺しの掌底。そしてブレーンバスターの体勢に入るも、鈴木は脇固めで切り返す。
続いて鈴木は串刺しフロントキックから、サッカーボールキック。しかし、ライガーは蹴り足を掴んで胸板に張り手。
すると鈴木はすばやくライガーのバックに回ってスリーパー。ここでDOUKIが鉄パイプを手にすると、浅見レフェリーが注意。
そのスキをついて、鈴木はライガーのマスクを剥ぎに出る。しかし、これはレフェリーが阻止。ライガーは鈴木に掌底を浴びせ、SHOにスイッチ。
SHOはDOUKIとエルボー合戦を展開。競り勝ったSHOがロープに走るも、DOUKIはバックエルボー。だが、SHOも強烈なスピアーを決める。そしてジャーマンを狙うが、金丸が阻止。
ここから鈴木軍はSHOにトレイン攻撃。さらに鈴木と金丸のサンドイッチ式キックから、DOUKIがフットスタンプを炸裂。
ここを勝機と見たDOUKIはSHOに変形のノーザンライトスープレックス。これを返されると、スープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、SHOはこらえてバックに回る。
DOUKIが切り抜けるも、RPG 3Kがダブルのジャンピングニー。そして3Kを狙うが、金丸がリングイン。すると、YOHはドロップキックで金丸を場外に排除し、プランチャを敢行。
リング上、SHOはDOUKIにパワーブレイカーの体勢に入るが、切り抜けたDOUKIは丸め込み。しかし、SHOは切り抜け、YOHと共にカウンターの3KをDOUKIに炸裂。3カウントを奪取し、鈴木軍を下した。
ライガー「俺は、鈴木みのるに、謝んなきゃいけない。心から、謝るよ。俺はアイツと前、パンクラスルールでやった時に、『2年待て』と。アイツは、バカ正直に2年待ってくれた。いや、それ以上の年月がたってる。その間に、俺は何にもしなかったと思うのか? アイツを倒すことだけを考えて柔術をやった。いろんなことをやった。練習もいろんな練習をやってきた。有酸素(運動)もそう。ウエートトレーニングもそう。体幹の練習もそう。すべての練習えをやってきた。アイツが想像している以上に、俺は強くなってるはずだ。バカ正直に待ってくれたアイツには悪いけど、もう、アイツは俺の敵じゃねぇ。それをわかってるからこそアイツは、イスを使ったり、場外乱闘。若手に手を出して揺さぶりをかけ。そんなの通用しねぇよ。俺が『ファンに手を出すな』と言った。俺が『若手に手を出すな』と言ったら、みんなからその通りだって共感する声が、賛同の声が、俺の耳にどんどん入ってくる。どれだけの人間が、あれを嫌がってるか。あのバカはわかってねぇんだ。わかるか? もうシングル組むまでもねえだろ。今日のリングを見てみ。若手は誰もいない。アイツがぶちのめしたからな。ってことは、(乱闘を)止める人間がいねぇんだよ。だから、俺は言ったんだ、『(リングに)上がって来いや。シングルでやろうよ』って。アイツはどうした? 帰っていったろ。わかってる。シングルじゃヤベェって。俺とやるの、ヤベェってわかってる。あそこに来てやるなら、さっさとやればよかったんだ。俺は逃げねぇんだから。ファンも、見たいと言ってる。だから、ファンの皆さんに謝ったよ。俺、今日、謝ってばっかりだ。鈴木は俺とシングルをやるの、怖いんだってさ。ごめんな。ファンの皆さん、(※手を叩きながら)オオー(っと歓声を上げて)。ファンのみんなもわかってる。みんなわかってる。だから会社もああやってシングル(マッチ)を組まないんだと思う。ライガーの勝ちわかってんなら、(シングルマッチを)やったってしょうがないでしょ。それでも鈴木みのるがやりたいって言うなら、俺はやってやってもいい。以上」
YOH「明日もきっちり、いい風、残してやる」
SHO「今日のこの勝ちも、ムダにしません。必ず次につなげてみせます。まさに完全にNEXT」
鈴木「オイ、ライガーよ、焦んなよ。(※不敵な笑みを浮かべて)そう、『今ここでやってやる』『今ここでやってやる』、やって困るのは、お前だろ? な? 心も体も準備できてないから、困るのはお前だろ、ライガーよ? あの時、お前は言ったんだ。『2年、時間をよこせ』と。次は何年って言うんだ? 次は何十年って言うんだ? それとも、なかったことにするのか? 約束って何のためにするのか知ってるか? (※集まった記者一人ひとりに向かって)何のために知ってるか? 何のためにするか知ってるか? お前知ってるか?」
--守るため……。
鈴木「そうだ。守るためにするんだ。オイ、ライガーよ、お前のレスラーとしての命は、あと、10、11、12、1月……あと3カ月と少し。これだけだ。オイ、残されたわずかな時間、『待ってろ』とか言うんじゃねえぞ。『時間よこせ』とか言うんじゃねえぞ。オイ、新日本プロレス、“鈴木みのる対獣神サンダー・ライガー”、場所を用意しろ! オイ、場所を用意しろ。だけどな、これで終わりじゃねぇぞ。今のままじゃ、ただの獣神サンダー・ライガーだ。ただの獣神ライガーだ。ただのお面着けたマスク野郎だ。俺がほんとに欲しいのは、違う。そう、貴様の中身だ……」
※金丸&DOUKIはノーコメント