第8試合はスペシャルシングルマッチ、後藤洋央紀vs鷹木信悟。鷹木は8.11両国での『G1』最終公式戦で後藤を撃破。すると後藤は8.12両国での10人タッグでの試合後、鷹木にリマッチを要求し、再び両雄が一騎打ちを迎えることに。
開始のゴング、共にゆっくりと歩を進め、リング中央でロックアップ。後藤は鷹木をコーナーに押し込む。鷹木は体勢を入れ替え離れ際に攻撃を狙うが、かわした後藤はエルボー。続いてショルダータックルの相打ちを経て、エルボー合戦に突入。
そこから技の読み合いとなり、相手の得意技を切り抜けたところで、両者は一旦距離を取る。
次は手四つで組んで力比べ。後藤が押し込むも、鷹木はヘッドロックで捕獲。しかし、後藤は抜け出し、ショルダータックルでダウンを奪う。だが、鷹木も負けじとショルダータックルで後藤を吹っ飛ばす。
続いて鷹木はブレーンバスターの体勢に入るも、逆に後藤が投げ返す。そして、後藤はチンロックへ。さらに串刺しラリアットを決めるが、鷹木は「まだまだ!」と前に出る。
鷹木はナックルを叩き込むとショートレンジラリアットで後藤をなぎ倒す。後藤が場外にエスケープすると、鷹木は捕獲し、鉄柱に投げつける。
勢いに乗る鷹木は後藤を鉄柵に叩きつけ、さらに両肩に担ぎ上げるとエプロンに顔面を激突させる。ここで鷹木は後藤をリングに戻す。
鷹木はトップロープ越しに後藤にニードロップ。さらにフットスタンプを食らわせる。続いて鷹木は後藤にキチンシンク、ブレーンバスター。そしてグラウンドでのスリーパーでダメージを蓄積させる。後藤はロープエスケープ。
鷹木は首筋にエルボーを落とし、顔面にニードロップ。後藤も打撃を返すが、鷹木も逆水平チョップ。さらにダブルチョップで後藤をダウンさせる。そして「こんなもんか!?」と挑発。
鷹木は後藤の顔面を蹴りつけていく。劣勢の後藤だったが、カウンターのローリングラリアット。さらにバックドロップの体勢に入る。これを鷹木が耐えると、後藤は村正を叩き込んでからバックドロップ。
さらに後藤は牛殺しを狙うが、鷹木はバックに回る。そして後頭部にラリアットを叩き込んでロープへ。これを後藤はカウンターのスリーパーで捕らえる。
しかし、鷹木は後退して後藤をコーナーに叩きつける。後藤はしつこくスリーパーを繰り出すが、鷹木は持ち上げて裏熨斗紙。そしてスライディングラリアットを決め、正調の熨斗紙を炸裂させてフォールへ。後藤はカウント2でキックアウト。
ならばと鷹木はMADE IN JAPANを狙うも、切り抜けた後藤は、鷹木の後ろ髪をつかんで後頭部を自分のヒザに打ち付ける。
後藤は串刺しラリアット。しかし、鷹木も串刺しラリアットでお返し。さらに鷹木は雪崩式ブレーンバスターを狙う。後藤が耐えると、鷹木はヘッドバットを食らわせ、一気に雪崩式ブレーンバスター。
だが、後藤は気合ですぐに立ち上がり、投げっぱなしジャーマン。すると鷹木もすぐに立ち上がってバックドロップを炸裂。ここで両者、マットに大の字に。
共にロープをつかんで立ち上がると、ラリアットの相打ちを三度にわたって繰り返す。そしてショートレンジラリアットを打ち合い、後藤がロープに走ると鷹木は追走式のラリアット。そしてナックルを叩き込んでラリアットを狙うも、後藤が逆にラリアットでなぎ倒す。
続いて後藤は正調のラリアットを決め、牛殺し式のGTRへ。だが、後藤は脱出しMADE IN JAPANを炸裂。しかし、フォールは後藤がカウント2でキックアウト。
鷹木は「オイ! オイ!」と気合を入れ、強烈な串刺しラリアット。そしてパンピングボンバー。後藤もラリアットで相打ちとなるが、鷹木がねじ伏せてフォールへ。しかし、後藤はカウント2で必死に返す。
鷹木は雄叫びを上げ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。だが、後藤はエルボーで切り抜け、牛殺しをお見舞い。
続いて後藤はGTRを狙い、鷹木がこらえると間髪入れずに裏GTRを炸裂。そして、雄叫びを上げ、鷹木のリストをつかんだまま胸板にキックを連発。そして、左ミドルを放つが、鷹木はその蹴り足をつかんで後藤の両足をロープに固定し、その体勢から相手のお株を奪う変形のGTRを決める。
そして、鷹木はパンピングボンバーで後藤を一回転させてフォールに入るも、カウントは2。ならばと鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に入るも、後藤は脱出。
ここで鷹木がブレーンバスターを仕掛けるが、耐えた後藤は昇天・改を炸裂。そして、印を結び、左ミドルを叩き込むとGTRの体勢に。しかし、鷹木は髪をつかんでこらえ、ここから両者はヘッドバットの応酬。
後藤は競り勝つと、突進してきた鷹木にカウンターで牛殺し式のGTR。フォールを鷹木がカウント2で返すと、最後は正調のGTRを食らわせ、ついに3カウントを奪取。後藤が苦しい戦いを制し、リベンジに成功した。
DESTRUCTION in KOBE
- 日時
- 2019年9月22日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・神戸ワールド記念ホール
- 放送
- 観衆
- 6,148人(満員)
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第8試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
後藤「最高だねえ……。(※あぐらをかいて座って)今日のために用意した、フランスから取り寄せた(※ワインボトルを渡されて)シャトー・ムートン・ロートシルト(約\125.000-)。この日のために、フランスから……。まあ、でもほんと、高級すぎてね、このまま飲むのはもったいないんだよ。栓を開けてくれたけど、やっぱりワイングラスで飲まないとさ、もったいないからね。23年もの。23年間熟成させた最高級のワインだよ。俺のキャリア十何年? 16年。あのワインには及ばないけど、いい具合に熟成されて、今が一番、いい時なんだね。まあ今後、闘いたいヤツ、闘わなければいけないヤツ。まあ、次の結果次第っていうのもあるし、まあ近々、答えは出しますよ。まあでも、今日はいい夜を過ごせそうです」
鷹木「ハァハァ……。(床に倒れこみ、座り込んで)初めてくらったよ、あんな強烈なの。まだ、両手がシビレてる。強ええなあ、後藤! まあ、負けたけど! 負けたけど、べつに悔やむこたねえ。今日の悔しさをバネに、また強くなって、上を目指して上るだけだ! この一敗。まだまだこれからだ、必ず陽は……また上る!」