第5試合は9.15別府でブリティッシュヘビー級王座を賭けて争う王者の棚橋弘至と前王者のザック・セイバーJr.が、それぞれ田口隆祐&YOH&SHO、鈴木みのる&金丸義信&DOUKIとカルテットを結成して激突。
鈴木軍はザックのテーマ曲で入場。棚橋はブリティッシュヘビー、田口はNEVER6人タッグのベルトを携えて入場。
ゴング前、鈴木は田口のラグビーボールを奪うと、観客席に蹴り飛ばしてしまう。これを合図に、棚橋組が奇襲攻撃を仕掛けて試合開始。棚橋はザックを場外の鉄柵に叩きつける。
リング上、田口の指揮のもと、棚橋組は金丸にトレイン攻撃。最後は田口がヒップアタック。そして、田口はブロックサインを出し、セカンドロープに上る。RPG 3Kは金丸をハンマースルーで投げ、田口の臀部に激突させる。
ここで田口は「ゼアッ!」と東金のヒーロー、永田裕志のポーズを披露。棚橋たちも敬礼ポーズで呼応。
次はYOHと金丸が対峙。だが、鈴木がエプロンから妨害し、YOHにぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。ここから鈴木軍は場外戦に持ち込む。
鈴木は放送席のボールペンを奪うと、YOHの頭上に突き立てる。さらに鉄柵、イスを叩きつける無法ファイト。YOHはカウント19でリングにギリギリ生還。
続いてザックと鈴木が、YOHに二人がかりで関節技を繰り出していく。
YOHは鈴木にエルボーを連発。しかし、鈴木はエルボー一発でダウンを奪い、アキレス腱固め。すかさずSHOがカットに入るが、鈴木はSHOにも同時にアキレス腱固め。
次はDOUKIがYOHの腹部にフロントキック。さらにフットスタンプを決める。YOHはエルボーを返し、ドロップキックを放つ。だが、DOUKIはかわし、ブレーンバスターの体勢に。しかし、YOHは逆にファルコンアローで投げ返す。
続いて棚橋とザックのマッチアップ。棚橋はフライングフォアアームを決めるが、金丸が乱入。しかし、棚橋はドラゴンスクリューを金丸、ザックの順でお見舞い。
しかし、ザックも棚橋をコブラツイストで捕獲。さらに卍固めで棚橋を削っていく。そのままグラウンドに崩れると、棚橋はロープエスケープ。
ザックはヨーロピアンアッパーカットを連発。棚橋も打撃で応戦するが、ザックはザックドライバーの体勢。しかし、棚橋は切り抜けてツイスト&シャウト。
次はSHOが登場し、ザックにエルボー連発。さらにスピアーを決め、ジャーマンを狙う。脱出したザックはフロントネックロックで捕えるが、SHOは力任せにブレーンバスター。
そして、YOHと共にトレイン攻撃。さらにカナディアンハンマーとフェイスバスターの合体技を狙うが、これを読んだザックはロープに走る。しかし、RPG 3Kはダブルのジャンピングニー。
そして、RPG 3Kは3Kの体勢に入るが、鈴木がSHOをスリーパーで捕獲。DOUKIはYOHにラリアット。
混戦模様のリング上、鈴木軍はSHOにトレイン攻撃。さらに鈴木とザックがサンドイッチ式キック。
続いてザックがサッカーボールキックを放つも、SHOは受け止めてディフェンス。そしてジャーマンを決めるも、ザックはカウント2でキックアウト。
ならばとSHOはパワーブリーカーを狙うが、ザックは三角締めで捕え、そこから変形のジム・ブレイクス・アームバーに持ち込みギブアップ勝ちをスコア。
試合後、ザックは棚橋を挑発してからリングをあとに。
鈴木「どこ行った? どこ行った? 獣神ライガー、どこ行った? ♪燃やせ燃やせ……だろ? ♪怒りを燃やせ~。ハハハ。オイ、お前の怒りはないのか? お前に怒りはないのか? 獣神ライガーよ。お前に、レスラーの魂は、もうないのか? 全部、燃やし尽くしたのか? これで終わると思うなよ、テメェら……」
ザック「俺をハメたと思ってるのか? それはすべて、俺の仕掛けたことなんだよ。俺が罠を仕掛けてるんだよ。お前はそれに、まんまとハマッてるのさ。エネルギーを吸い取って、逃げることもできなくする。それにお前は、この業界にいるほかの者たちが持っている最低限の基本的な技術も持ち合わせてない。タコのように絡みつく触手を持つ、信じられないほど最高級の男の前ではな。まあ、思い知るがいいさ。まあコンピューターでいえば、ファイナル・ファンタジーでもしている感じでいるのかな? あくまでファンタジーであって、イチかバチかっていうのじゃない。まあ、せいぜいゲームでもしてればいい。レスリングはゲームとは違うんだぞ。ゲームじゃ痛みはないからな。せいぜい酒でも飲みながらゲームをして、勝ったからって喜んでればいい。ファイナル・ファンタジーをな。ブリティッシュ・ヘビー級のタイトルは格好の装飾品だよな。苦痛を与えて、それを引きはがしてやる。タイトルマッチでは苦痛にのたうち回るんだ。まあ、せいぜいいい試合をやってくれ。そして、俺がさらにのし上がっていく手助けをしてくれよな。それがお前に待ち受けているタイトルマッチだ、タナハシ。そしてタイトルを手放すのさ。お前を釣り上げるまで。お前に勝ち目はない。逃れることなんてできない。その王座を守り抜くことはない。それは俺のベルトだ。あと1週間だ。せいぜい楽しんでおけ」
DOUKI「ハハッ。オイ、YOH、SHO、ざまあみろ、イケメンども。この俺はな、オメエらみたいなチャラチャラしたの、大っ嫌いなんだよ。今シリーズ、ほぼ毎日当たるな。楽しみにしとけよ。フエボス・プトス(クソおもちゃ野郎)」
※金丸はノーコメント
棚橋「ザック、お前のイラ立ちの原因はなんだ? イギリス議会か? この法学部政治行政コース卒業の俺が、相談乗ってやろうか? お前のイラ立ちの原因が、イギリス議会か、(※肩に掛けたベルトを叩きながら)この俺がブリティッシュへビー(ベルト)を持ってることか知らん。知らないけど、1コだけ、ザック、お前の好きなところがある。ザック、お前だけだ、俺のこと、エースと呼び続けるのは……」
田口「棚橋さんも、YOHもSHOも、イケメンっていうだけで、当たりが強くなる。大変ですね。まあ、私は、蚊帳の外でしたけども。まあ、台風15号が近づいてきてますんで、細心の注意を払って行動をしてください。命を大切に。まあ、私は命を懸けて、次、ジュニアタッグリーグ、あると思いますんで、台風の目となるべく、ロッキー(ロメロ)、田口組、実現に向けて、動いていきますんで。どうかな、ロッキーは? 嫌がってんのかな? どうなんですかね? 眼中にないのかな? これも蚊帳の外かも……。まあでも、ロッキーを必ず、目をこっちに向かせて、台風、ジュニアタッグのハリケーンとなって、そこらじゅうを全部、根絶やしにしてやるぐらいの、大型台風として、ジュニアタッグ、乗り込んでいきますよ。ハイ。まあ、ロッキーが同意してくれないと、何も始まりませんので。ロッキーさん、いい返事待ってます!」
YOH「(※自分に言い聞かせるように)ウン。俺ら(ROPPONGI)3K、最大の強みっていうのは、負けをプラスに変換できることだから。今日の負けを肥やしにできる。そして、強くなれることだから。次につなげる。ウン。で、なんだろう? 俺のイメージしてる青色っていうのは、でっかくて、なんでもこう、包み込んでくれるイメージ。そういうさ、でっかい人間になりたいね。あとレスラーになって、気持ちは絶対負けないって教えてくれたのもね、今日、“青義”をしょった大先輩にね、教わったことだから。そういう選手になります。あと、財布をね、落としたんッスよ。……でもなんか、その先輩に会ったら、もう、どうでもよくなっちゃって。だからね、青の効果って、相当凄いッスよ」
※SHOはノーコメント