第6試合はCHAOSvsBULLET CLUBによる6人タッグ、後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsジェイ・ホワイト&KENTA&高橋裕二郎。
後藤は9.22神戸で、内藤を下してインターコンチを巻いたジと、ェイを奇襲。そして、「俺はアイツに負ける気がしない! この俺が二冠になってやる!」と力強くアピール。
後藤としてはジェイとのインターコンチ王座戦を実現させるためにも、ここは結果を残したいところ。また、9.28ニューヨークでYOSHI-HASHIを下しNEVER初防衛に成功したKENTAと、前王者である石井との遭遇など、それぞれの思惑が絡み合う一戦となる。
裕二郎はダンサーのピーターを帯同して入場。KENTAはNEVER、ジェイはインターコンチのベルトを携えリングイン。BULLET CLUBのセコンドには外道がつく。
開始のゴング前、石井とKENTAはにらみあいを展開。後藤はジェイを挑発する。
先発は後藤とジェイ。だが、ジェイはすぐにKENTAにスイッチ。すると石井が入るが、KENTAも裕二郎とタッチする。
結局、最初は裕二郎とYOSHI-HASHIが対峙。YOSHI-HASHIはショルダータックル、エルボー、ヘッドハンターで裕二郎をお見舞いする。
だが、エプロンからKENTAがYOSHI-HASHIにキック。裕二郎もYOSHI-HASHIのノドもとをロープに打ちつける。これを合図にBULLET CLUBは場外戦を仕掛け、ジェイは後藤を鉄柵に叩きつける。KENTAは石井に馬乗りになってエルボー。
裕二郎がYOSHI-HASHIをリングに戻すと、ジェイがボディスラムを二連発。そして、後藤をにらんで挑発。
次は裕二郎がYOSHI-HASHIにフライングメイヤーから低空ドロップキック。BULLET CLUBはすばやいタッチワーク。KENTAはYOSHI-HASHIにエルボーを食らわせ、石井を挑発。怒った石井がリングに入るが、これはレフェリーが阻止。
YOSHI-HASHIはKENTAの蹴り足を捕えてエルボー。そして、ブレーンバスターを食らわせ、石井とスイッチ。石井とKENTAは打撃戦を展開。石井はショルダータックルでダウンを奪い、KENTAをコーナーに詰めて逆水平チョップ。さらに頭を蹴りつける。
KENTAは強烈な張り手で石井をダウンさせ、頭部にキック。さらにDDTを決め、場内を挑発。
KENTAは石井の背中にサッカーボールキック。さらにフロントキックからラリアット。劣勢の石井だったが、スキをついてバックドロップをKENTAにお見舞い。
次は後藤とジェイのマッチアップ。後藤は串刺しラリアット。さらにラリアットでジェイを場外に落とし、鉄柵に二度叩きつける。そして、ジェイをリングに投げ込み、村正、バックドロップと攻め込む。
後藤は牛殺しを狙うが、これは不発。そして、ジェイがスキをついてDDTをお見舞い。スイッチした裕二郎は、後藤に低空ドロップキック。ここからBULLET CLUBがトレイン攻撃。裕二郎の串刺しフロントキックからKENTAが串刺しの低空ドロップキック。そして、裕二郎がフィッシャーマンバスターを炸裂。
勢いに乗る裕二郎はピンプジュースを狙うが、YOSHI-HASHIがラリアットで阻止。するとKENTAがフロントキックで吹っ飛ばす。だが、そのKENTAを石井が場外戦に連れ出す。
リング上、ジェイが後藤にブレードランナーを仕掛ける。だが、後藤は切り抜け、追走式のラリアット。さらに裕二郎にGTRを狙うが、これは裕二郎がリバースDDTで切り返す。
裕二郎は後藤にピンプジュースを仕掛けるも、切り抜けた後藤はカウンターの牛殺し。最後はGTRで裕二郎を仕留め、CHAOSに凱歌が上がった。
ジェイ「(通路を歩きながら)石井、おまえじゃない。この男はKENTAだ、覚えておけ。チャンピオンは誰だかわかっているのか? 俺たちに口を利けるような立場なのかおまえは石井。新日本プロレス様はスポンサーの前で俺たちに喋らせたいみたいだから、せっかくだからバナーの前で立って喋ってやるよ(と言ってコメントルームに)。KENTA大丈夫だったか? まあ何にしても気に入らないな。石井、おまえは残念ながら俺たちに勝てる男じゃないんだよ。だから口も態度も試合のやり方も全て気をつけたほうがいい、おまえは間違ってる。そして俺が今日一言言わなきゃいけないのは後藤、おまえにだ。おまえも俺のことを倒せるわけがない、一度だけあのラッキーショットで勝てたということで俺にもう挑戦権があると思っているのだとしたら大間違いだ。俺が史上初のデュアルチャンピオン(インターコンチとヘビー級)になるんだからな、覚えておけ。後藤、おまえは俺に勝てたことがないじゃないか。一回だけ勝ったといったってあれはレフェリーが助けてくれただけでただのラッキーだ。でも、ここで俺のベルトで挑戦できるということは新日本がおまえの背後で何か手助けをしているんだろうなぁ。俺に対戦するということで手を貸してもらっているんだろうがそうはいかないぞ。今度はおまえの家族やファンの前におまえに恥をかかせるようなことはしないよ。俺とおまえの一騎打ちだ、覚えておけよ。ただ、その試合でいくらおまえが挑戦してきてもこのベルトは俺のもの。おまえ自分が最強だとでも思っているのか?なれるわけないわそんなもん。You Bleeze……」
外道「with Switch Blade」
KENTA「長いなアイツ。久しぶりだからちょっと座ろうや(床にあぐらをかいて)。座って、座って話そうや。めちゃくちゃ怒ってるな彼(石井のこと)。大人げない。何あんな怒ってんの? 俺も“怒ったフリ”したけど。俺の方がぜんぜん大人だよ。彼はこれ(NEVERのベルトを指し)を、これが欲しいんでしょ、これ、これが。そりゃそうだよね。だって、イギリスの試合、俺、そうとうしょぼかったから。それに負けて獲られたなんつったら、やっぱ、彼の思いが成仏できないのはわかるよ、うん。だから彼が次やるべきなんじゃないの?新日本のファンの皆さんもそれを望んでんじゃない、だからファンの皆さんと彼が一丸となってとなってこれを取り返してくれよ、頑張って。んで俺ここ数日、何かねーあの彼の風貌?何か好きになれねーなって思ってて、何でかなって思ったらやっぱ、彼って、あの、ちょっと顔がジャニーズ系じゃない、だから何かちょっとああいうタイプ好きじゃないのかなーって。本人もちょっと意識してるでしょ。そういうとこあるじゃない。何か立ち振る舞いとかちょっとイケメンっぽい何かそういう自分を自覚してるところもあるし。あと会社も推してるでしょイケメン方向で、あのSHO、YOH、TOMO、3人で何かイケメンのグループ作ろうとかって垣間見えてね。で、本人も、TOMOも満更じゃない感じが嫌だよね。で何でYOSHI-HASHIが嫌いになれないかなって思ったけどあいつブスじゃない。だから何か、何かどうにも嫌いになれないんだよね、多分。だってあいつブスじゃない。だからそれだよね。何が言いたかったかっていうと、YOSHI-HASHIはブスっていうこと、以上。」
後藤「何度も言ってるけど、ジェイ・ホワイト、俺はオマエに負ける気はしない。次、あの白いベルトに挑戦するのは、この俺だ! 他の誰か、オイ、文句つけるヤツがいるなら、今のうちだぞ。誰でもいい、名乗りを上げてみろ。誰もいないのであれば、俺が行く」
※石井、YOSHI-HASHIはノーコメント。