LOS INGOBERNABLES de JAPONの内藤＆BUSHIと、鈴木軍のタイチ＆DOUKIが対決するタッグマッチ。

　BUSHI対DOUKIで試合が始まり、BUSHIがコーナーを利用してヘッドシザースホイップ。その後、内藤が登場するが、控えのタイチが2連続でロープワークを妨害し、エプロンからジャンピングハイキックを見舞う。
　これを合図に激しい場外乱闘となり、DOUKIがBUSHIに鉄柵攻撃、タイチが内藤にイス攻撃。そこから鈴木軍が内藤を捕獲し、ダーティーファイトで徹底的に痛めつけて行く。
　それでも内藤は、フェイント式延髄斬りでDOUKIに反撃。だが、タイチがタッチを妨害し、串刺しアックスボンバーを浴びせる。
　だが、内藤はタイチのミドルキックをかわし、トレイン攻撃も回避。そして、ドラゴンスリーパー式バックブリーカーでタイチを叩きつけ、背後から低空ドロップキックを食らわせた。
　BUSHI対タイチとなり、BUSHIがミサイルキック、シャイニング延髄斬り、DDT。だが、タイチは串刺し攻撃を回避し、ジャンピングハイキックで逆転。
　BUSHI対DOUKIとなり、DOUKIが打撃コンビネーションで先制。さらに、DOUKIが串刺しラリアット、タイチがローリングソバット、DOUKIがデイブレイク。
　続いてDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナを仕掛けるが、BUSHIが前方回転エビ固めに切り返し、フェイント式ニールキックへ繋ぐ。
　そこへタイチが入ると、BUSHIが前方回転エビ固めの形で固定し、直後に内藤が低空ドロップキックで撃ち抜く。だが、DOUKIがラリアットで内藤を排除。さらに、マスクに手をかけてBUSHIのペースを乱して押さえ込む。
　ところが、BUSHIが追走式ドロップキックでDOUKIの動きを止め、コードブレイカーで追撃。そして最後は、コーナー2段目からのエムエックスでとどめを刺した。

内藤「タイチがさ、喋ってくれ喋ってくれってウルさいんだよ。まあ喋るけどさぁ。ヤツは欲しがりだなぁおい。8月の『G1 CLIMAX』オレは優勝決定戦にすら進むことができなかった。9月の神戸、IWGPインターコンチネンタル王座、失ってしまった。ダブルタイトルマッチへの機運が高まりつつあるのに、完全に遅れをとってしまった。まあでも、何度も言ってるけどさ。オレは軽い気持ちで史上初の偉業という言葉を使ったわけじゃないから。さてさてここからどうやって史上初の偉業に辿り着こうかな。ここからどうやって逆転の内藤哲也を皆様にお見せしようかな。まだ、オレの道は見えてないよ。でも道が見えないなら自分で道を作ればいいだろ。オレはしつこいぜ、カブロン！」
※BUSHIはノーコメント
　
DOUKI「（※息を荒くしてインタビュースペースにたどり着くと、ベンチに倒れ込み）BUSHI！　内藤！　テメェら、エセメキシコ集団か！　ざけんなこの野郎！」
タイチ「（※DOUKIが持っていた鉄棒を示し）コレと同じでよぉ、内藤の気持ちは折れちまったか、（※と、折れた破片を床に落とす）こんな感じでよぉ。真っ二つか。あんだけ、二冠、二冠ってこだわってたのによぉ、一つもなくなっちまったからな。もう10月だぜ、オイ。11、12……ビッグマッチなんてそうないよ。チャンスないよ。どうするんだよ。二冠やるんじゃないの？　（※記者に）ドームとかでやりたいっつってたんじゃないの？　二冠どころか、ドームも危ういんじゃないか、このままじゃ。調子悪そうだしな、試合してても。いつもの調子じゃないよ。すっかり意気消沈か。あんだけ騒いでたヤツが、ゼロ冠だもんな。どうすんだ、オマエ。このままドン底落ちてくか？　かわいそうに。まぁ、まだあと１回、オマエとやる機会があるから、今日、アイツが何をしゃべるかだな。アイツの気持ちを聞いてみよう。それで、両国、答えを聞かせてもらおう。俺の教え、体で味わえ」