第6試合は「棚橋弘至デビュー20周年記念試合III」として、棚橋が本間朋晃、そしてYOSHI-HASHIとトリオを結成し、真壁刀義&矢野通&田口隆祐組が保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。
当初、この試合はノンタイトル戦だったが、10.4高岡での同一カードで勝利した棚橋組が王座挑戦をアピール。翌日、この試合にベルトが賭けられることが急遽発表された。
先発は棚橋と田口。開始のゴングと同時に場内は「GO! ACE!!」コールが発生。両者はグラウンドのすばやい攻防を展開。そしてリストの取り合いから、一旦距離を取る。ここで棚橋はエアギターを披露し、場内は歓声に包まれる。
次はYOSHI-HASHIと矢野が対峙。場内は「矢野通」コールが発生。矢野はYOSHI-HASHIに握手を求めるが、YOSHI-HASHIはその手をはたいて攻撃。だが、矢野はロープに踏みとどまって「ア~ア~ア~」とシャウト。すると、YOSHI-HASHIは逆水平チョップから、トップロープに矢野を腹ばいに固定してドロップキック。
矢野はYOSHI-HASHIに顔面かきむしりを見舞い、一気にコーナークッションを外しにかかる。だが、YOSHI-HASHIが阻止。しかし、矢野はYOSHI-HASHIのうしろ髪をひっぱってダウンさせる。
続いて真壁と本間のマッチアップ。リストの取り合いから、真壁は強烈なヘッドロック。本間がロープに飛ばし、ここからショルダータックル合戦へ。
本間はダウンを奪うと、逆水平チョップを連発。そしてロープに走るが、エプロンから矢野がキックで妨害。
今度は真壁がロープに走るも、逆にYOSHI-HASHIがエプロンからキック。さらにトップロープに真壁のノド元を打ち付ける。
これを合図に棚橋と矢野がリングに飛び出す。棚橋は矢野にボディスラム。さらに田口にもボディスラムを決めると、YOSHI-HASHIが矢野と田口の足を押さえつける。そして、棚橋と本間がダブルの小こけしを繰り出すが、矢野と田口は腹筋で起き上がって回避。
今度は真壁が本間にナックルを連発。スイッチした田口は掟破りの小こけしを繰り出すが、本間は間一髪かわす。
だが、真壁が本間を捕獲し、いつの間にか矢野がクッションを外していた金具むき出しのコーナーに打ち付ける。
次は矢野が本間を捕獲し、「棚橋、来いよ!」と挑発。そして、本間を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。ここで棚橋が飛び出すと、矢野は金具むき出しのコーナーに叩きつける。
続いて田口が本間にヒップバットを連発し、真壁にタッチ。真壁は本間にナックルを浴びせ、ブレーンバスターの体勢に。しかし、本間は強引に投げ返す。
次はYOSHI-HASHIが飛び出し、真壁の串刺しラリアットをかわし、串刺しの逆水平チョップ。さらにショルダータックルでダウンを奪う。
だが、真壁も串刺しラリアットでお返し。さら頭部にナックルを落とすが、そのままYOSHI-HASHIはパワーボムの体勢で持ち上げて叩きつける。
ここから両者はラリアットの相打ち。すかさず真壁は左腕でショートレンジラリアットを決め、ダウンを奪う。
次は棚橋と田口のマッチアップ。すばやい技の読み合いから田口がエアギターで挑発すると、棚橋はハンマースルー。田口はヒップドロップを繰り出すが、棚橋はアトミックドロップ。
しかし、田口は意地でヒップアタックを決め、スリーアミーゴス。だが、三発目を棚橋はツイスト&シャウトで切り返す。
ここから棚橋は田口にスリングブレイド。そして、ハイフライフローを狙うが、矢野と真壁が阻止。それを本間とYOSHI-HASHIが引き離し、棚橋はハイフライフローを敢行。
だが、田口は寸前で回避。ギタった田口はオヤァイポーズからケツイェ。しかし、棚橋はかわし、本間にスイッチ。
本間は田口に串刺しエルボー、フェイスクラッシャー。そして小こけしを放つも、田口にかわされてしまう。
田口は本間の額付近に独特なモーションで掌底のような打撃を連発し、ダウンを奪う。スイッチした矢野は本間を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
しかし、本間は激突寸前でストップ。そして、突進してきた矢野をかわし、金具むき出しのコーナーへの自爆を誘う。
続いて本間は小こけしを繰り出すが、矢野は回避。すかさず棚橋が矢野に低空ドロップキックをお見舞いし、今度こそ本間は小こけしをヒット。
ここで本間と矢野が矢野にダブルの小こけし。続いてYOSHI-HASHIはダブルニーを叩き込み、本間がフォール。だが、真壁と田口がカットイン。
リング上、本間は矢野をボディスラムで叩きつけてからコーナーへ。矢野はすぐに起き上がってこけし狙いを阻止するが、本間は機転を利かせてこけしロケットを発射。
その本間に田口がヒップアタック。するとYOSHI-HASHIは田口にトラースキック。ここで真壁がリングインすると、YOSHI-HASHIと棚橋がダブル攻撃を狙うが、逆に真壁はダブルのラリアット。
しかし、これを棚橋とYOSHI-HASHIはかわす。そして、棚橋が真壁に若手時代の得意技であるハーフハッチスープレックスを敢行。
ここで田口がリングに入り、棚橋とYOSHI-HASHIにヒップアタックを繰り出すが、二人はダブルのアトミックドロップで迎撃。
さらにダブルのブレーンバスターを狙うが、矢野が634。ならばと本間がバックを取るも、矢野は後ろ足で急所攻撃。
ここから矢野が突き飛ばした本間に、真壁が袈裟蹴りチョップ。間髪入れずに田口もヒップアタックを決め、その勢いを利して最後は矢野が横入り式エビ固めで電光石火のフォール勝ち。王者組が4度目の初防衛に成功した。