『Road to POWER STRUGGLE』開幕戦の後楽園ホール大会。11月3日(日)大阪で行われるタイトルマッチの前哨戦と、「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019』の公式戦が繰り広げられる。
オープニングマッチは、ライガー&辻vs本間&ヘナーレのタッグマッチ。
ライガーとヘナーレの対決で試合が始まり、手四つの体勢からライガーがグラウンドへ引き込む。そして、変型サーフボードストレッチから体勢を横回転し、ヘナーレに3カウントを迫った。
辻対本間となり、辻がショルダータックルをお見舞い。しかし、本間がボディスラムで投げ捨て、青コーナーへ連行する。
ここから辻のローンバトルとなり、ヘナーレが逆水平チョップ、本間がカウンターダブルチョップなどで追撃。だが、辻はドロップキックで本間に逆襲し、替わったライガーがヘナーレと本間に掌底を食らわせる。
すると本間はタックルで巻き返して小こけしを放つが、ライガーにかわされてしまう。それでも本間がブレーンバスターで投げると、ライガーは空中胴締め落としで逆襲。だが、すぐに本間がカウンターこけしロケットで報復した。
辻対本間となり、辻がショルダータックル、串刺しジャンピングエルボー、ボディスラム、チョップ、逆水平チョップ、エルボーなどで攻め込む。
だが、ヘナーレがエルボー連打とボディブローで流れを変え、串刺しラリアット、バックフリップで逆転。さらに、ヘナーレ&本間が辻にダブルタックルを浴びせ、本間が小こけし、ヘナーレがジャンピングチョップを食らわせる。
苦しくなった辻は首固めで奇襲を仕掛けるが、ヘナーレがキックアウトし、バックエルボーをお見舞い。そこからTOAボトムで一気に勝負を決めた。
本間「久しぶりに、久しぶりに、ライガーさんとリング上で肌を合わせました。やっぱライガーさん、怖ぇーや! 怖いっすよ、やっぱり! マスク越しでも、怒ってるのが分かるもん! でも俺は、リアル・ライガーの怒りの上を行くのは、何があるか。こけしだよ、こけし! 俺にはこけししかない! また明日、ライガーさんと試合がありますけど、俺がしっかりこけしで、ライガーさんから3カウントを奪いたいと思います」
ヘナーレ「勝利は勝利だ。でも、まだまだ納得いってないことがある。自分自身が集中しすぎるのもよくない。これからまだまだ鍛錬が必要だ。しかし、辻、今日はオマエの弱さを見たぞ。なぜか分かるか? オマエの目の中には,恐怖が宿っているんだ。リングに上がるたび、オマエからはその恐怖を感じることができる。俺は,オマエからそのエネルギーを吸収して、強くなるんだ。
そして、鷹木信悟よ。先週は世界最強の一人と言えるヘビー級の選手を相手に試合をすることができたが、俺はこれからも恐怖心とは無縁の中で戦い抜いていくんだ。“恐れ知らず”、“フィアレス”という言葉を胸に、いつでも新たなチャレンジを戦っていく。次のチャレンジは、『WORLD TAG LEAGUE 2019』だ。2016、17、18と3年連続で参戦してきたが、まだ勝ったことがない。しかし、今年は何か特別なものを感じている。それはやはり、“恐れ知らず”な心から来ているものだ。俺だけじゃない。みんなも、その何かを感じてくれているはずだ」
ライガー「辻よ」
辻「はい」
ライガー「くやしいか?」
辻「はい!」
ライガー「負けてくやしいな」
辻「はい」
ライガー「くやしかったら次勝ちゃいいんだ」
辻「はい!」
ライガー「勝つには何をやるんだ?」
辻「練習です!」
ライガー「OK。明日からまた練習だ」
辻「はい!ありがとうございました!」
ライガー「サンキュー、ありがとう」