1.4東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座戦を行なう王者・オカダと挑戦者・飯伏の前哨戦。そこに11.3大阪大会ではオカダ、飯伏のそれぞれのパートナーとしてスペシャルタッグマッチを闘うYOSHI-HASHIと棚橋、そして10.28後楽園大会で『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019』の公式戦を闘ったばかりのオスプレイ＆イーグルスと田口＆ロッキーが加わっての8人タッグマッチだ。

　試合前、相手がCHAOSとあって逆のコーナーに行こうとしてしまうロッキー。これを田口らが注意するとロッキーも素直に謝る。

 

　先発はイーグルスと田口。まずはロックアップで組み合うとリストの奪い合い。田口は前転、後転して外そうとするがこれが災いして逆にロックされてしまう。
　だが、これを逃れてハンマーロックに極めた田口。イーグルスはこれをフライングメイヤーで切り返すが、田口もヘッドシザース。今度は逆に田口が投げるとイーグルスがヘッドシザースでこれを逃れる。続いてそれぞれアームホイップ、トケを交互に繰り出し、2人同時にドロップキックだ。
　しかし、一旦間を置いたところで田口はヒップアタックを繰り出して威嚇。イーグルスはすぐさま場外へと逃亡する。続いてオスプレイが登場。オスプレイはロッキーを指名する。これに応じてロッキーもリングインだ。
　まず両者ロックアップで組み合ってから、オスプレイがヘッドロック。これを外したロッキーはロープワークの攻防からポップアップされたところでティヘラで投げ飛ばしてみせる。そしてオスプレイに対して田口のサインでトレイン攻撃だ。
　最後は田口のヒップアタック。ロッキーとサインを交わすと、なんとロッキーがコーナーに上がって尻を突き出す。そこに田口がオスプレイを投げ飛ばして尻に叩きつけてみせた。そして今度は田口がコーナーに上がって尻を突き出す。
　だが、オスプレイも2度も同じ技は食わない。ロッキーを投げ返して逆に田口の尻に叩きつける。ついでとばかりに田口も場外に叩き落としてしまう。そしてタッチを受けたイーグルスが低空のドロップキックをロッキーに食らわせる。
　続いてオカダが登場。いためているロッキーの指を固めると、謝りながら容赦なくマットに叩きつけていく。続いてはタッチを受けたYOSHI-HASHIが逆水平チョップ。そしてロッキーをロープに乗せるとドロップキックで一撃だ。
　CHAOSは素早いタッチワーク。またも出てきたイーグルスはロッキーをコーナーに追い詰めエルボー。ロッキーもエルボーで反撃するが、すぐさまオスプレイが出てきてトレイン攻撃。しかし、ロッキーはまずオスプレイをキックで迎撃。続いて突っ込んできたイーグルスも突き飛ばす。ならばとオスプレイがイーグルスを突き飛ばしてロッキーにぶつけようとするが、ここでもロッキーが避けたため、イーグルスはコーナーに股間を痛打してしまった。
　そしてオスプレイの攻撃もかいくぐってノミスギニーを食らわせたロッキー。タッチをしようとするとイーグルスに捕まるが、蹴り足を掴まれながらも反転してのキック。ここでようやく飯伏にタッチだ。飯伏はオスプレイにキックで攻め込みローリングソバット。さらにサッカーボールキックで蹴り飛ばし、その場飛びのムーンサルトプレスだ。
　そしてフルネルソンに捕獲した飯伏。オスプレイが逃げるとミドルキックを食らわせるが、ロープに飛ばされたオスプレイはハンドスプリング式のレッグラリアットだ。ここでタッチを受けたオカダが飯伏の攻撃をかいくぐりランニングのバックエルボーを炸裂させる。
　そしてコーナーに飛ばして串刺し式のバックエルボー。続けてDDTで飯伏をマットに串刺しにする。さらにコーナートップからエルボードロップを狙うオカダ。飯伏が避けるとそれを飛び越えるが、飯伏はカウンターのパワースラムで迎撃。続けてセカンドロープからのムーンサルトプレスを炸裂させてみせた。
　そしてパワーボムを狙う飯伏。だが、オカダはリバースすると飯伏を捕まえてレインメーカー。しかし、これを防いだ飯伏はオカダがロープに走ったところでカウンターのドロップキックだ。ここで両者、YOSHI-HASHIと棚橋にタッチ。
　棚橋はエルボーと太陽ブローで攻め込む。コーナーで反転式のボディアタックを決めるとスリングブレイド狙い。だが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップで迎撃。ならばと棚橋はエルボーで反撃する。YOSHI-HASHIもこれに応じてエルボー合戦。そしてヘッドハンターを炸裂させる。
　ならばと棚橋はフルネルソンに捕獲。YOSHI-HASHIが振りほどくと張り手を食らわすが、YOSHI-HASHIもスピンキックで反撃してイーグルスにタッチだ。イーグルスは棚橋の左ヒザにスワンダイブのミサイルキック。続けて裏足4の字固めを狙うが、ここは田口がカット。しかしすぐさまオスプレイが入ってきて田口を止める。そしてサンドイッチ式のジャンピングハイキックだ。
　そして、イーグルスはオスプレイを踏み台にしてのスライスブレッドを棚橋に食らわせる。続けてワープ4.5を発射したイーグルス。しかし、これを避けた棚橋はイーグルスの蹴り足をキャッチするとドラゴンスクリュー。そしてテキサスクローバーホールドに捕獲だ。
　ここはYOSHI-HASHIがトーラスキックでカットするが、そのYOSHI-HASHIに田口がヒップアタック。田口はさらに入ってきたオスプレイにもヒップアタックを発射する。しかし、オスプレイはカウンターのアトミックドロップで尻を迎撃。続けてトラースキックを食らわせて排除する。
　そこにロッキーが入ってきてオスプレイにカウンターのエルボースマッシュ。続けて張り手を食らわせてダウンさせた。すると今度はオカダがロッキーにドロップキック。そこに飯伏が入ってくるとツームストンパイルドライバーの体勢に捕獲しようとする。これを逃れた飯伏はオーバーヘッドキックだ。
　これでリング上は棚橋とイーグルスの2人に。イーグルスは棚橋の攻撃を避けて蹴り足を掴むとターボ・バックパックを狙う。しかし、棚橋はツイスト＆シャウトで切り返し、スリングブレイド。最後は必殺のハイフライフローを発射。イーグルスから3カウントを奪い、勝利を上げたのだった。