昨日の静岡大会でも対戦したライガーと石森&ファンタズモのIWGPジュニアタッグ王者コンビが再び相まみえる。今宵のライガーのパートナーはロッキーだ。
ハロウィンだからなのか、ロッキーはブラックタイガーのマスクを着用して登場。一方の石森とファンタズモはお互いの入場用コスチュームを交換。石森のマスクをファンタズモがかぶり、石森が電飾ジャケットとサングラスをつけて入場すると、石森はファンタズモのようにコーナーで宙返りをしてみせた。
先発はロッキーと石森。まずはロックアップで組み合うと石森がロープに押し込む。ここで体勢を入れ替えたロッキーは離れて身体をくねらせてダンスを踊る。そして、石森をコーナースロー。だが、石森はロープ間で動き回ってロッキーに捕まえさせない。
しかしロッキーもその動きをよく見ていて張り手で一撃。そしてタッチを受けたライガーが入ってくるとダブルのショルダータックルを食らわせて2人揃ってポーズだ。石森が場外に出るとロッキーが羽交い締め。そこにライガーがスライディングキックを炸裂させる。
続いて石森をリングに戻すとロメロスペシャルの体勢に。だが、ファンタズモが入ってきてトラースキックでカット。救出に入ってきたロッキーには背中に引っかき攻撃をお見舞いだ。そして自軍のコーナーに連行するとストンピングを連打。さらに喉元を踏みつけていく。
さらにファンタズモがレフェリーの注意をそらせると、石森がライガーの顔面をかきむしる。そしてライガーをコーナーに逆さ吊り。石森と2人でコーナーのライガーに突進するとコーナーに上がって股間を踏みつけ攻撃だ。
さらにファンタズモは背中にヒザを立てるとフェイスロックへ。ライガーがエルボーで振りほどくと背中にハンマーパンチ。そして引っかき攻撃だ。しかし、全身スーツのライガーにはダメージがない。正面から引っかいてもライガーはノーダメージ。ライガーはお返しとばかりにファンタズモを引っかくと、続けてケブラドーラ・コンヒーロを食らわせた。
そしてタッチを受けたロッキーがファンタズモにティヘラ。さらにリングに入ってきた石森にもティヘラを食らわせると、対角線のコーナーにそれぞれもたれかかっている石森とファンタズモに交互にフォーエバーラリアットだ。
石森とファンタズモが合体ラリアットで反撃してきても、これを避けて逆に2人まとめてラリアットで蹴散らしてみせる。さらにファンタズモの首を捕獲すると、石森の胸板を蹴りながら旋回してのスイング式DDTだ。
ここでライガーとタッチ。そしてライガーがサインを出すとファンタズモをコーナースロー。そこにライガーが串刺し式の掌底を食らわせると、続けてロッキーがノミスギニーだ。そしてダブルのブレーンバスターを炸裂させる。
ここは石森がカット。その石森をロッキーが場外に排除。その隙きにライガーはファンタズモのバックを奪う。しかし、石森はロッキーを逆に鉄柵に叩きつけ、リング上でもファンタズモがライガーからバックを奪い返す。
そしてライガーを前方に突き飛ばすと、リングに戻ってきた石森がフロントキック。さらにサンドイッチ式のトラースキックだ。そしてファンタズモが石森を肩車。そこから石森がライガー目がけてダイブする。
しかし、ライガーもこれを読んでいたのか、タイミングを外して石森を自爆させる。続けてファンタズモにはランニングの掌底をお見舞いだ。そしてファンタズモをブレーンバスターの体勢に捕獲する。
しかし、ファンタズモは後方に着地してこれを阻止。石森が入ってきてレフェリーの注意をそらせると、その隙きにファンタズモが急所攻撃。悶絶するライガーをスモールパッケージホールドで丸め込んで3カウントを奪ったのだった。
試合後、何やらマイクでアピールしたファンタズモは観客がかぶっているキャップを放り投げる暴挙を働いて退場。一方、リングで悶絶していたライガーはなんとか立ち上がると自身のテーマ曲が鳴る中、リングサイドにいたライガーぷんぷんキャップをかぶっている子どもたちとハイタッチをかわしながら引き上げていったのだった。
ファンタズモ「どんな結果だったか見たよな。日付が変わって別の試合が組まれたけど、俺たちの連勝を止めることはできなかった。これがIWGPジュニアタッグチャンピオンチームの力ってもんさ。(※ベルトを見せつけながら)これが何を意味しているかわかるか? 俺は、全宇宙を見渡してみても最高のタッグチームの片割れってことさ。ライガーを見たか? すっかり老いてしまって、ボロボロになって、かつての雄姿は見る影もなくなってしまった。ダウンして弱々しい姿をさらしてた。もう、『WRESTLE KINGDOM』で闘うに見合う存在じゃない。明日はSHO、YOHと、この『SUPER Jr. TAG LEAGUE』(公式戦)最終戦。さらに上へ、そしてトップに躍り出るチャンスだ。それはお前らにとってじゃないぞ。俺らにとってだ。まあ、お前らは何も心配する必要はない。日本だけでなく、この業界全体を見渡してもジュニアヘビー級で最高のタッグチームが相手なんだからな。お前らはこれまでニュージャパンにいた最高で最悪のヤングライオンとなり、明日は俺たちの前にひれ伏すのさ」
石森「昨日、上村のおぼっちゃんと、お説教マスクは、ダメだったね。まあ、“なんちゃら3K”の3連覇は、明日の大阪で、俺がこの手で潰せばいいだけの話だから。まあ、『SHOくーん!』とか『YOHくーん!』とか言ってるヤツらはさ、なんか明日、絆創膏でも差し入れしてあげてよ。俺が背中、(※ひっかくポーズをしながら)傷つけまくってやるから」
※ライガー&ロッキーはノーコメント