毎年恒例で秋に開催される『POWER STRUGGLE』大阪大会。豪華メンバーが集結し、見どころ満載の全9試合が組まれた。
オープニングマッチは、ライガー組対ボラドール組の8人タッグマッチ。
ライガー対コナーズで試合がスタート。コナーズが逆水平チョップを浴びせると、ライガーはショルダータックル、チョップ、張り手などで報復。
タイガー対ボラドールとなり、ボラドールがロープを利用したフェイントを披露。するとタイガーがショルダースルーで場外へ追いやるが、ボラドールは素早くリングへ戻った。
その後、タイガーは風車式バックブリーカーでティタンを叩きつけ、田口とタッチ。その田口は、ランニングヒップアタック連射、場外からのジャンピングヒップアタックでティタンに追い討ちをかける。
だが、ティタンが田口のラリアットをスウェーバックでかわし、ジャンピングバックキックをお見舞い。それでも田口は、ジャンピングヒップアタックでティタンをなぎ倒した。
上村対TJPとなり、上村がボラドール組のトレイン攻撃から逃れ、TJPのパサーダを利用してドロップキックをお見舞い。そして、スピアーを狙ったコナーズをカウンターアームホイップで投げ捨てる。
だが、TJPが変型バックドロップで上村に報復。そして、ボラドールがタイガー、ティタンがライガーにトペスイシーダを食らわせる。
その直後、コナーズがスピアーで上村をなぎ倒すと、即座に田口がジャンピングヒップアタックでお返し。そして、TJPにもジャンピングヒップアタックを放つが、あっさりかわされてしまう。
一方、上村は逆さ押さえ込み、スクールボーイを矢継ぎ早に繰り出すが、いずれもカウントは2。すると上村は張り手を浴びせるが、TJPがセカンドロープからのフライングフォーアームで反撃。そして、デトネーションキックで完勝した。
※4選手がおたがいに握手を交わし合う。
TJP「試合を決めたのは自分だけど……、(コナーズに対し)今までこのツアーを通じていろんなアシストしてくれてありがとう。試合を決めたのは自分だけどおまえのアシストがなかったらこのツアーやり抜くことはできなかったし、自分もそうだったけどやり始めての頃はなかなか結果が出なくて落ち込んだりすることもあるけど、俺は間違いなくコナーズのことは近い将来とんでもない大物になることを信じてるよ」
コナーズ「俺はそういう強い思いを持ってこれからも頑張って行くよ」
TJP「(ボラドールに向かって)久しぶりだな。16年ぶりくらいじゃないか」
ボラドールJr.「あぁ、そうだな(ニヤリ)
ティタン 「TJP&クラーク、今日はありがとう。新日本、そしてファンのみんなもありがとう。俺たちはこのツアーを通し、また一段と強く成長できた。そしてこれからも日本で闘い続けてもっと強くなっていきたい。そしてもちろんCMLLの最高級のルチャを見せていきたい」
ボラドール「(TJPに向かって)そうか、俺たちが最後に一緒に闘ってから、もう16年にもなるのか。次はメキシコで君と闘えることを楽しみにしてるよ。」
ティタン 「ありがとう。CMLLと新日本が一緒になって素晴らしいプロレスを世界に見せられるのは素晴らしいことだ」
田口「このシリーズ終わって、次はタッグ、ヘビーのタッグ(リーグ戦)なんで、たぶんお休みになると思うんで。(1.4東京)ドーム、ライガーさんの引退試合にしっかり、まあ、その前に後楽園(3連戦)がありますんで、後楽園からドームに向けて、しっかりコンディションを整えて、ライガーさん最後の日に恥ずかしくないコンディションで、しっかり華を添えられる状態で臨みたいと思います。レジェンドの中で1人、“間違い探し”みたいに入ってますけど、新日本のジュニアでやりたくて入ってきた人間ですので、ライガーさんの引退に、最後、試合できるのは光栄です。頑張ります。ロッキーとのタッグもね、まだまだ継続していきたいです。タッグ解消した途端にね、お互いパートナーが去って行っちゃうんで。なるべく続けていきます」
上村「このジュニアタッグリーグに今回出場させてもらって、今日がすごい、一番情けないっていうか、あんなにあっけなくやられたら、俺が今までやってきたことが何も証明されない。今、これだけトップの選手と差があるってことは、まだまだ伸びしろがあるっていうことで。それに懸けてるんで。次また、自分の力でチャンスをつかみ取って、もっと上で活躍したいです。そしてこのリーグ戦で学んだことは、経験値、それも上がったのはもちろんですが、パートナーのタイガーさんから学んだもの、それは上を向くこと。何があっても、負けたとしても、何があっても、上を向き続けている。これはプロレスに限って言えることじゃないと思うんで。この学んだことを大切に、これから闘っていきたいと思います。ありがとうございました」
※ライガー&タイガーはノーコメント