内藤は昨年の9.22神戸でジェイに敗れインターコンチから陥落。しかし、悲願の史上初の二冠王者に向け、11.3大阪でジェイに宣戦布告し、ドームの大舞台でリマッチに臨むことに。
昨年の『G1 CLIMAX』公式戦、そして9.22神戸とジェイに連敗を喫している内藤としては、史上初の偉業に向けドーム初日にリベンジを果たし、一気に巻き返しを図りたいところ。だが、若きトップヒールであるジェイも野望達成のために、なりふり構わず勝利をつかみにくるのは必至。インターコンチ王者として1.5ドームに歩を進めるのは“制御不能なカリスマ”か? それとも“SWITCBLADE”か?
内藤の入場時、場内は大きな「内藤」コールが発生。内藤は干支であるネズミを模した仮面をつけ、毛皮のついた黒い新しいガウンで歩を進める。
ジェイは白のコスチュームに白いベルトを巻き、外道を帯同して入場。花道で内藤を茶化すように目を見開くポーズを見せ、場内を煽る。そしてリングインするとベルトを突き上げてアピール。
ジェイはリングに戻ると、内藤と組みあうと見せかけて、またも場外へ。すると、内藤は場外の外道のヒゲをつかんで、ジェイにリングに上がるように要求。
戦場がリングに戻ると、内藤はアームホイップ。さらにジャンピングキックでジェイを場外に落とすと、すかさず空中技と見せかけ、リングで寝転がってポージング。
さらに内藤はロープを空けて、ジェイにリングインを誘う。その間際にジェイが襲い掛かるも、かわした内藤は水面蹴り。さらにジェイをエプロンに連れ出し、断崖式のネックブリーカードロップ。
内藤は外道を威嚇してから、ジェイを鉄柵に叩きつける。そしてジェイの髪をつかんでリングに投げ入れる。
リング上、内藤はジェイにストンピングからエルボー。さらに顔面を足蹴にしてからネックロック。そして、ジェイの腹部にキック。
ここで外道が場外から内藤の足をつかんで妨害。すかさずジェイが襲い掛かり、内藤にエルボーとストンピングを乱打。さらにジェイは逆水平チョップから串刺し攻撃を狙うが、内藤が回避。
続くコーナー際の攻防で、再び外道が内藤の足をつかむ。すると、ジェイがトップロープに内藤のノド元を叩きつけ、鉄柱を利して内藤の急所に攻撃。さらに外道が海野のレフェリーのブラインドをついて、内藤のヒザにイス攻撃。
ジェイは内藤を鉄柵に叩きつけると、場内にマッスルポーズでアピール。そしてジェイは内藤の左ヒザを、鉄柵を利用して締め上げる拷問攻撃。
ジェイは内藤をリングに戻し、串刺しエルボー。さらに低空バックドロップで叩きつける。場外に落ちた内藤に対し、ジェイは飛ぶと見せかけ、内藤を挑発するように寝転びポーズ。
そしてジェイは内藤の腰をエプロンに叩きつけ、リングに投げ入れる。ここからジェイは内藤の左ヒザに集中攻撃。さらにリバースインデイアンデスロックで捕獲し、目を見開くポーズからカマ固めへ。そのまま、手で内藤の口を裂いていく。内藤はなんとかロープエスケープ。
劣勢の内藤だったが、ジェイの串刺し攻撃を切り抜け、セカンドロープからティヘラで投げ飛ばす。そして打撃の乱打から、ジェイの後頭部に低空ドロップキック。さらにネックブリーカーを決める。
ジェイはエルボーの連打で応戦。しかし、内藤はフェイントからキック。さらにツバを吐きかけ、もう一度フェイントからコーナーミサイル。
内藤は変形ネックブリーカーから両足でジェイの首と肩を捕獲。そして、挑発するようにジェイの頭を叩く。ジェイは必死にロープエスケープ。
ならばと内藤はジャーマンを狙うが、ジェイはロープをつかんでこらえる。続く技の読み合いから、ジェイが鋭いDDT。ジェイは内藤を担ぐと変形のデスバレーボム。そして裏投げの体勢に入るが、内藤はしのぐ。するとジェイは内藤の髪をつかんで、マットに叩きつける。
続くブレードバスターはこらえた内藤だが、着地で足を痛めてしまう。ひるまず内藤はジャンピングエルボーを繰り出すが、かわしたジェイは逆水平チョップ。
ならばと内藤はジェイのリストをつかんだまま、首付近にエルボーを乱打。そして、ジャンピングエルボーを決めるも、ジェイもコンプリートショットで反撃。そして、内藤をジャーマンでぶっこ抜いて叩きつける。
ジェイは内藤をトップコーナーに設置し、雪崩式ブレーンバスターの体勢に捕える。だが、内藤はジェイを叩き落として防御。そして、ジェイに変形ネックブリーカーを決めてから、トップコーナーに設置。
続いて雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、ジェイは足のあいだを抜けて脱出すると、内藤の足を引っ張り顔面をコーナーに痛打させる。
ジェイはロープを用いて、内藤の左ヒザに拷問攻撃。さらにツバをはきかけてから、ロープを挟んでドラゴンスクリュー。徹底したヒザ殺しで内藤の機動力を奪いに出る。
ジェイがロープに投げようとするが、内藤は足がもつれてしまう。内藤はエルボーで応戦するが、ジェイはヒザにキック。そしてもう一度ハンマースルーを繰り出すが、またも内藤は転んでしまう。
内藤はスキをついてトルネードDDTを繰り出すが、切り抜けたジェイは裏投げで叩きつける。劣勢の内藤はバックエルボーを連打するが、ジェイはバックドロップの体勢で、そのまま内藤を場外に無慈悲に放り投げる。
ジェイは内藤をリングに戻し、キーウィークラッシャーへ。これは内藤が脱出するが、すかさずジェイはブレードバスターに切り替える。これは誘い水で、内藤が技を切り抜けるとジェイはキーウィークラッシャーを炸裂。
勢いに乗るジェイはSSSの体勢に入るが、内藤はエルボーで脱出。しかし、ジェイは内藤の左ヒザ裏にエルボー。そして、グラウンドでのドラゴンスクリューからNTOへ。内藤は必死の形相でロープエスケープ。
ジェイは内藤の足をつかんでリング中央に引きずり込むが、内藤は顔面にツバを吐きかける。さらに浴びせ蹴りを決め、技の読み合いからジェイにカウンターのスパインバスター。
続いて内藤はグロリアを狙うも、ジェイがエルボーで阻止。そして内藤の顔をつかんで「スマイル!」と挑発するも、内藤はエルボーを乱打。
ここで外道がエプロンに上がると、内藤はツバを吐きかける。背後からジェイが襲い掛かるが、内藤は延髄斬りからトルネードDDTを炸裂。そして、ジェイをトップコーナーに設置して雪崩式フランケンシュタイナー。続いてグロリアを決めるもカバーはカウント2。
内藤は天に向けて指を指すとデスティーノを狙うも、ジェイは身を沈めて回避。そしてニヤリと笑い、内藤をレフェリーに叩きつけて無法状態を作る。
外道がイスで殴りかかるが、内藤は回避。しかし、ジェイが急所攻撃を見舞い、SSSの体勢に。だが、切り返した内藤はドラゴンスープレックス。
そして、内藤はリングに入った外道に対して急所蹴り。しかし、ここでジェイが内藤の頭部にイス攻撃。そしてSSSを決め、ブレードランナーの体勢に。
内藤がこらえると、ジェイは顔面にツバをはきかけてSSS。しかし、内藤はすぐに立ち上がってコリエンド式のデスティーノ。
続いて内藤はデスティーノのモーションに入るが、ジェイは切り抜けてブレードランナー。だが、内藤も脱出して張り手。さらに技の読み合いから、リバースフランケンシュタイナーを炸裂。
続いてコリエンド式デスティーノを決めるが、ジェイはカウント2でキックアウト。ならばと内藤はデスティーノの体勢に入るも、ジェイは切り抜けてブレードランナーへ。だが、内藤はバリエンテに切り返し、最後はデスティーノを決めて3カウントを奪取。内藤がインターコンチを奪還、明日の二冠王座戦に歩を進めた。