メイン（第8試合）は『WTL』公式戦として石井智宏&YOSHI-HASHI（9勝4敗）と鈴木みのる&ランス・アーチャー組（8勝5敗）が激突。

 

　ゴング前に鈴木軍は奇襲攻撃を仕掛け、そのまま場外戦になだれ込む。続いて鈴木は石井に「上がれ！」と要求し、両者はリング上でバチバチのエルボー合戦。そして、鈴木はスキをついて石井にぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。
　ここから鈴木は石井を鉄柵に放り投げ、さらに本部席に叩きつける。アーチャーは鉄柵をYOSHI-HASHIの上に投げつけ、さらに少年ファンを追いかけて高笑い。場外カウントが進むも、アーチャーはマイクを奪って「シャラップ！」とシャウト。
　戦場がリングに戻ると、鈴木と石井がエルボー合戦。鈴木は強烈な一撃でダウンを奪いアーチャーとスイッチ。アーチャーはトップロープと足を使って石井にチョーク攻撃。さらにアーチャーは石井をボディスラムで叩きつけ、身軽な動きでロープを使ってボディプレス。
　次は鈴木が石井の負傷箇所である左ヒザにキックを連発。さらに足関節でダメージを与える。鈴木がレフェリーの注意を引きつけると、アーチャーも石井のヒザにストンピングを乱射。
　スイッチしたアーチャーは石井にコーナーを背負わせエルボーを連打。そして、「ドウゾ！」とYOSHI-HASHIとスイッチしろと挑発。しかし、石井が戻ろうとすると、アーチャーはYOSHI-HASHIにボディアタック。
　劣勢の石井だったが、アーチャーのバックを取る。しかし、アーチャーはしのぐと強烈なエルボー。そしてブレーンバスターで担ぎ上げるが、逆に石井がアーチャーの巨体を投げ捨てる。
　ようやくスイッチしたYOSHI-HASHIは、アーチャーにショルダータックル。さらに串刺し逆水平チョップを叩き込み、トラースキックからヘッドハンターを炸裂。
　勢いに乗るYOSHI-HASHIは突進するが、アーチャーは旋回式のスクラップバスター。スイッチした鈴木はYOSHI-HASHIにエルボーを連打。そして串刺しフロントキックを顔面に叩き込むと、追撃のサッカーボールキック。だが、YOSHI-HASHIは蹴り足をキャッチ。さらに鈴木に逆水平チョップからスピンキックを決め、石井に交代。
　石井は鈴木に串刺しラリアット。しかし、鈴木は雄叫びを上げ、エルボーを乱打。石井が腰から崩れると、鈴木は立ち上がらせて串刺し攻撃を狙う。だが、石井はショルダータックルで吹っ飛ばす。
　ならばと鈴木はスリーパーで石井を捕獲。アーチャーはYOSHI-HASHIにフルネルソンバスター。ここから鈴木軍は石井にトレイン攻撃を二周。そして、アーチャーが死角からショルダータックルで石井を大きく吹っ飛ばす。続いて鈴木は石井にヒザ十字固め。
　石井は苦悶の表情を浮かべながら、ロープに逃げようとするが、鈴木は引きずり戻してヒザ十字とヒールホールドの複合関節。しかし、石井は必死にロープエスケープ。
　そして、石井はエルボーを乱打するが、鈴木はヒザに蹴りを叩き込みアンクルホールド。YOSHI-HASHIがカットに入り、鈴木とエルボー合戦に突入。YOSHI-HASHIは鈴木にソバットを叩き込み、さらにコードブレイカーを決めると、続いて石井がジャーマンで放り投げる。
　さらにYOSHI-HASHIが鈴木にランニングダブルニー、石井がスライディングラリアットを決めてカバーするも、鈴木はカウント2でキックアウト。
　ここを勝機と見た石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、鈴木は切り抜ける。すかさずアーチャーが石井にフロントキック。さらにアーチャーはYOSHI-HASHIをノド輪で場外に追放。そして、石井に豪快なクロスボディを決める。
　鈴木は石井をスリーパーで捕獲。そしてゴッチ式パイルドライバーを狙うも、石井は脚力でリバース。だが、しつこく鈴木はスリーパー。すると、石井は延髄斬りをお見舞いし、続いてYOSHI-HASHIがソバット。さらに石井は鈴木にラリアットを炸裂。
　YOSHI-HASHIは石井に勝負を託し、場外のアーチャーにプランチャ。石井はヘッドバットで鈴木の動きを止めると、最後は垂直落下式ブレーンバスターを決めて3カウントを奪取。石井が執念の逆転勝利を収め、10勝目をスコア。