第3試合の『WTL』公式戦はジェフ・コブ&マイキー・ニコルス組(7勝6敗)とKENTA&高橋裕二郎組組(7勝5敗)が激突。共にここで勝利を収め、勝ち越しを決めたいところ。
先発はコブと裕二郎。だが、背後からKENTAがちょっかいを出す。すると、裕二郎がコブにパンチを見舞うが、コブはビクともせず。ならばと裕二郎はフェイントからキック。さらに串刺しフロントキックを決め、フィッシャーマンズバスターを狙う。
しかし、コブはブレーンバスターの体勢で抱え上げ、ニコルスにタッチしてからボディスラムのように叩きつける。続いてニコルスとコブは裕二郎にフィストドロップとその場飛びムーンサルトプレスの合体攻撃。
ニコルスは裕二郎にブレーンバスターを狙うも、裕二郎は手に噛み付く。さらにKENTAがニコルスにスタンガンを決め、間髪入れず裕二郎がラリアット。
スイッチしたKENTAはニコルスにキックを連発。ここからエルボー合戦に突入し、最後はKENTAが顔面へのキックでダウンを奪う。
次は裕二郎がニコルスにナックルからレッグドロップ。さらにエルボードロップ、ジャンピングボディプレスとたたみかける。そして、裕二郎はニコルスをロープにはりつけてフロントキック。
劣勢のニコルスだったが、裕二郎に逆水平チョップ。さらにバックエルボーを見舞うと、スキをついてDDTで突き刺す。
スイッチしたコブは裕二郎にショルダータックルを連発。続いて串刺しラリアット、串刺しエルボーを決めると、ブレーンバスターで抱え上げる。裕二郎が切り抜けるも、コブは豪快なオクラホマスタンピート。
続くコブのラリアットをかわした裕二郎はリバースDDT。次はKENTAがコブにキックを連発。しかし、コブは蹴り足を捕らえ、キャプチュードを炸裂。
続くコブ組のトレイン攻撃は、KENTAがかわす。そして、裕二郎と共にコブの股間を鉄柱に打ち付ける。BULLET CLUBはニコルスに連携攻撃。だが、ニコルスは裕二郎にブレーンバスター。ここからコブ組はKENTAに怒涛の攻撃を畳み掛ける。コブのアスレチックプレックスから、ニコルスがスライディングラリアットを決めるも、フォールは裕二郎がカット。
ニコルスはKENTAにスパインバスター、スライディングラリアットと攻め込むが、フォールはKENTAがカウント2でキックアウト。ならばとマイキーボムを狙うも、KENTAは三角締めで切り抜け、GAME OVERに移行。
しかし、コブがカットイン。そのコブを裕二郎が場外に連れ出す。ニコルスはKENTAにカウンターのラリアット。そして、もう一度KENTAを持ち上げるが、KENTAは切り抜けると掌底を連打し、ブサイクへのヒザ蹴りをヒット。
フォールはなんとか返したニコルスだが、KENTAはgo 2 sleepを発射。これでニコルスからが3カウントを奪った。
裕二郎「PIETER、俺は算数が苦手なんでよくわかんだけどよ、俺たちあと2勝しても、もう優勝できない感じ? (俺)わかんない……算数苦手だから。せっかくさあ、KENTAさんとのタッグ、ちょうど息が合ってきたんだよ。今までのパートナーのなかで、一番相性がいいんだよ。なんでか知ってる?」
PIETER「なんで?」
裕二郎「知ってるでしょ? 同じイケメンから。これマジ」
PIETER「これ、マジ……」
KENTA「なに? 呼び出して話って? またどうせ、『裕ちゃんとは何にもないから、ゴメンね』って、またその話? もう聞き飽きたんですけど。え? 別れよう? ちょっと待って。ちょ、ちょ、ちょっと待って。え、なんで? どうした? どうした、急に? エッ、昨日、『いっしょにやっていく自信がない』って俺が言ったから? じょ、冗談じゃん。ウッソや~ん。あれ、ウソ。ウソ、ウソ。本気にしちゃってんの? ダメだって。え、もう決めた? ちょ、ちょっと待って。1回、冷静になろ。裕ちゃん? あいつはやめた方がいいって。あいつはやめた方がいいって。私服でYOSHI-HASHIの服着てんだよ。やめた方がいいよ。え、別にいいじゃん? 自分は、YOSHI-HASHIの服、雑巾にするくせに、なに人がそれいうと……じゃあ、そんなこと言うんだったら、オレもPIETERと付き合おうかなあ……。そうすれば? いやいや、ちょっと待って。冗談じゃん。本気にするじゃん、すぐ。冗談だから。1回落ち着こう、1回。話せばわかるから。ね? 話せばわかる。ちょっと。話そうよ! ちょっと、どこ行く? ちょっと。1回話そう、1回。ちょっと! ……なんだよ、これ! (※その場を去ろうとするビデオカメラに向かって)戻って来い、もう。戻って来い。長いわ。なんだ、これ? 誰も気になんねえ、このストーリー、別に。ふられたどうのって。誰だ、最後のところでOfficial髭男dismの『Pretender』流してんのは? そんな壮大なあれじゃねえよ。ちょっと、座ろ、座ろ(※と言ってあぐらをかく)。今日はなんつっても、マイキーかな。悪いけど、チームがどうとか、そういう話じゃなくて、やっぱり俺とマイキーは、たぶんあいつには特別な思いあるし、やっぱ同じような境遇でやってきたからね。このリングでやれてうれしいよ。それは素直な気持ちね。本当。ほんで、ゴトヒロ、どこいった? こんだけ言ってんのに、あいつ、全然、来ねえじゃん。もっと言ってやれよ、ファンも。ま、ファンなんかいるのか知んないけど。言ってやりゃいいんだよ、『もっといけ』って。面白くなるんだから、来れば。こっちが仕掛けてんのに、マジで。また長くなると、いろんな人から『長え』とか……知ってるよ、もうみんな飽きてんでしょ? 知ってるから。でも、やめねえから、マジで。結局、俺が何が言いたいかっていうと、“天山、小島とやった時の試合後のYOSHI-HASHIのインタビュー、マジでなに言ってるか意味わかんねえから、みんな見てみて”ってこと」
マイキー「ああ、やられた。今夜はあいつに。ちょっとした差だった。流れさえ逃さなければ、俺たちが勝っていたんだ。クソッ……。俺たちはもう脱落だ。それなら道連れにしてやろうと狙ってたのに。闘えなくしてやろうと狙ってたのに。ああ、クソッ!」
コブ「みんな潰し屋ばかりだ。ガチムチ……」