6勝1敗でトップグループにいるジュース&フィンレーが、5勝3敗のコブ&ニコルスと対決。
ジュース対ニコルスで試合が始まり、ジュースがショルダータックルで先制。だが、ニコルスは滞空式ブレーンバスターで巻き返す。
コブ対フィンレーとなり、フィンレーがその場飛びムーンサルトプレスを回避。ここからコブが赤コーナーサイドに引き込まれ、フィンレーとジュースが相次いでトーキック乱射を浴びせる。
しかしコブは、ジュースをフロントスープレックスで投げて脱出に成功。そして、ニコルスボディスラム、ニードロップ、スリーパーホールドなどで追い討ちをかける。
これで今度はジュースが孤立し、コブがヘッドバット、逆水平チョップなどを見舞う。それでもジュースはジャンピングボディアタックを繰り出すが、コブが受け止めてブレーンバスターの体勢に入る。しかし、ジュースが脱出し、バックスピンキックでなぎ倒した。
フィンレー対コブとなり、フィンレーがコブにエルボー連打、ジャンピングエルボースマッシュ、ニコルスにドロップキック。
しかし、コブがダイビングエルボースマッシュを受け止め、ニコルスがバックドロップで追撃。そして、フィストドロップ&その場飛びムーンサルトプレスの同時攻撃へ繋ぐ。
フィンレー対ニコルスとなり、トレイン攻撃から逃れたフィンレーがニコルスにジャンピングフロントキック。これでジュースが登場するも、ニコルスがダブルハンドラリアットでフィンレーもろともなぎ倒す。
ここからニコルス&コブがジュースにトレイン攻撃を敢行し、コブが旋回式バックドロップ、ニコルスがスライディングラリアットで追撃。それでもジュースはマイキーボムを回避するが、ニコルスがデスバレーボムで叩きつける。
その直後、ジュース&フィンレーは合体フェースクラッシャーに行くが、コブが場外からフィンレーの足を引っ張る。それでもジュースは1人でフェースクラッシャーを行ない、ニコルスに顔面パンチを見舞う。
するとニコルスは、締めの左ストレートとフィンレーのPrima Noctaを回避。しかし、ジュースが改めて左ストレートを食らわせ、直後にフィンレーがPrima Noctaで追撃。そして最後は、ジュースがパルプフリクションからの片エビ固めで3カウントを奪取した。
フィンレー「さあて、何点になった? 30か、40か、50か?」
ジュース「(※手にしていたミネラルウォーターのボトルを包んでいる似顔絵が書かれたホルダーをビデオカメラにアップで映させてから頭からかけ、口にする)オー、オー、オー。気分いいぜ」
フィンレー「俺もノド乾いてるから飲ませてくれ」
ジュース「(※記者に向かって)俺たち何点になったんだ? 何点だ? 日本語で言ってくれ」
--ジューヨン……。
ジュース「オー、ジューヨン。じゃあ。スペイン語では? スウェーデン語では?」
フィンレー「スワヒリ語でも頼むよ」
ジュース「俺、その言葉、しゃべったことないけどな」
フィンレー「ほかにもいろんな言葉で聞かせてくれ。まあ、冗談はこのぐらいにして、これで14点ってことだな。そうだな? この後のメインイベントの成り行きを見ておかないとな……」
ジュース「これまでで一番……オー、しゃべってるとこだったな。悪い悪い……(※と言って、一歩後ろに下がる)」
フィンレー「サンキュー」
ジュース「ミズで祝杯を挙げとくよ」
フィンレー「これで7勝1敗。1敗してるのは残念だけど、まだまだどうなるかわからない。とりあえず首位に立ったな。このままトップを突っ走っていきたいよな」
ジュース「ああ、追いかけてくるヤツは蹴落とすだけだ。このままキープしていこうぜ」
フィンレー「優勝するぞ。風は俺たちに吹いている。このままタッグ王座奪取まで行こうぜ。このまま追い風に乗って。俺たちならいけるさ」
ジュース「まずはこのタッグリーグだな」
フィンレー「ああ、もちろんさ」
ジュース「でも、タッグリーグだけで終わらないぞ。最高の結果を導き出して、思いっきり泣きじゃくるか。で、次の相手は誰だった?」
フィンレー「ファレとチェーズ(オーエンズ)だ」
ジュース「ファレとチェーズねえ……」
フィンレー「また、タフな相手だぜ。今日と同じでタフな試合になりそうだ。ファレはジェフ並みだし……」
ジュース「でも、ジェフ・コブはオリンピック代表だったんだぜ。マイキー・ニコルスも相当タフなやつだ。でも俺たちが勝ったんだ。問題ないさ。俺にいい考えがある」
フィンレー「俺にも考えがある。ファレとチェーズは怒らせればいい。ファレの暴走を誘うんだ。そうすれば2点は転がり込んでくる」
ジュース「そうだな。チェーズについては何も話してないけど。チェーズはちょっと厄介だぞ。ファレが相手なら簡単だけど。それでも、悪党としては天下一品だ。それはお前もわかってるだろ。ヘタすると負けてしまう危険性もある。まあ明日、時間があるからゆっくり作戦を練ろう」
フィンレー「とにかく俺たちのホームで感謝祭を祝いながらゆっくり考えよう」
ジュース「ダイカンヤマでな。14点で首位に立って、ニュージャパン・プロレスリングに来てからだけでなく、プロレス入りしてから初めての大きなチャンスだからものにしないとな」
フィンレー「是非ともな」
ジュース「優勝するまで酒はお預けだ」
フィンレー「やり直しはごめんだからな」
ジュース「ここで失敗したくないからな。このままの勢いで一気にいかないと」
※ここで、あまりにも興奮してビデオカメラに近づいてしゃべっていたので、インタビュースペースからだいぶ前に出ていたことに気づいて……
ジュース「そのカメラ、価格はどれぐらいなんだ? 相当高いんだろうな。壊したら責任は重いから(下がってたんだろ)。近づきすぎて悪かった。後ろに下がるから、こっちに来て撮ってくれ。俺たちのように、しっかりとそこに立って撮ってくれ。さあ、そこから」
フィンレー「明日……じゃなかったアサッテだ。コーラクエンホールであの大男とチェーズを倒し、さらに2点追加する」
ジュース「明日はターキーとグリーンビーンズ、クランベリーソースでパワーを補給するぞ」
フィンレー「ホリデーだ、ホリデー」
ジュース「パワーをつけて、ファレをボディースラムで叩きつけるぞ。チェーズは、あのムダ毛を剃ってやろうか」
フィンレー「優勝して、またお目にかかろう」
ジュース「さて、そろそろシンカンセンの時間だ。家に戻って、作戦を練るぞ。勝利への作戦会議だ。じゃあな。キヲツケテ」
コブ「あのままならいけたんだけどな……」
マイキー「まあ、明日からまた仕切り直しといこう。今夜は向こうの方が上だったということさ。向こうが勝って、俺たちはやられた。まあ、ほかのヤツよりは、ジュースとフィンレーだったら仕方ないかな。次こそは勝とうぜ」
コブ「まだまだやれたぜ。あそこで負けてしまったのは残念だ。俺の名はジェフ。何よりも闘うことが好きな男だ」
マイキー「オー……」
コブ「それだけじゃない。見ていてくれ」
マイキー「ああ……。とりあえず、行くぞ」