引退を発表している中西が最後となる古河大会に登場。
天山広吉とのタッグで真壁刀義&本間朋晃組と激突。
真壁と天山が先発で試合開始。
天山はモンゴリアン・チョップの連打で仕掛けていくと、真壁もすぐさまショルダー・タックルで応戦。
場内から歓声が沸き起こるなかリングインした中西は、代わった本間へ強烈なエルボーをお見舞い。
だが、本間もエルボーを浴びせ、中西の動きを止めると、ボディスラムでリングに叩きつけ、小こけしを敢行。
だが、これは中西が間一髪でかわすと、天山とタッチ。
天山はチンロックで本間の首を締め上げると、タッチした中西と合体ショルダー・タックルを決める。
苦しい状況の本間は、代わった天山のブレーンバスターでダメージを追うも、バックエルボーで天山をリングに寝かせると、小こけしを的中させ、真壁とタッチ。
真壁はコーナーでナックルパートの連打を浴びせると、天山もマウンテンボムで応戦し、中西とタッチ。
中西は真壁と本間へ逆水平チョップを浴びせると、真壁へショートレンジのラリアットを振り抜く。
さらに、中西はアルゼンチン・バックブリーカーも極めると、カットに入った本間へ真壁を投げつけ大暴れ。
だが、真壁も両椀のラリアットで天山&中西を分断すると、最後は本間と合体のサンドイッチ式ラリアットからキングコング・ニードロップを炸裂させ、中西から3カウントを奪った。
試合後、中西は四方へ頭を下げ、古河のファンへ感謝を伝えた。
真壁「オイ俺何べんも言ってやるぞオイ。1戦1戦が記念のこと、そういう試合じゃないんだよ。俺たちはよこの試合任されたよレスラーだからよ。きっちり白黒見してやる。そこに情けもなにも考え深いものも何もない。いいか、それが新日本プロレスのプロレスラーだ。いいじゃねーかよ。真っ向勝負なら真っ向勝負だ。ぶっ潰してやるだけだ。それがせめてものよ、先輩へのよ……答えだよ。以上」
本間「2月22日。中西さんの引退が決まりました。中西さんに対してすっげー思うとこありますよ。あの人は超人ですよ。凄い、めちゃくちゃ凄いですよ。超人、いや……野人。あんな男見たことない。思うところがいっぱいあるんですよ、中西さんに対して俺と同じ怪我をされて普通にやってるあの男の凄さ。デカい、ゴツい、重い。リアルプロレスラー……再現する男。中西さん、次、綺麗にぶん投げてやりますから。それが俺からのあなたへの餞別です」
中西「クッソー、真壁。ええとこなしでやられたけどよ、おまえ。残された試合で絶対返してやるからな、見とけよ?」
天山「ニシオくん(中西のこと)。今シリーズ、最後、ガッチリやろうよ」
中西「お願いします!」
天山「いままでね、俺とニシオくんというのはなかなか組むようで組まなかったです。でもここに来て、最後ね。思いっきり、彼が暴れるようにね、全部ヘルプしていきますよ! ニシオくん、がんばりましょう!」
中西「ありがとうございます(先に控室へ)」
天山「……もう、なんか決まってしまったことをいまから何を言ってもしかたないんですけど、凄くライガーさんに続いて、中西が、ニシオくんが引退ということになって、今シリーズ始まりましたけど、ホント正直メチャクチャ悲しいですよ。ツライし。やっぱ、敵味方とかもいろいろやってきたけど、なかなかここまでおたがいやってきて、彼が辞めるというのは凄くショックで、凄い残念ですけど。ホント彼が決めたことやから、ここはもうシッカリと彼をできるだけヘルプしていきたいなって。もう俺も彼のために、全精力でシッカリと支えていきたいと思います」