上村優也とゲイブリエル・キッドの若獅子対決。
両者、一進一退のグランドの攻防を展開すると、続いて素早いリストの取り合いへ。
ゲイブリエルがガッチリ腕を絞れば、上村はヘッドロックでお返し。
さらに、上村は再びのグランド戦からゲイブリエルの足も極めていくと、両者は一度距離を取り、ロックアップへ。
ゲイブリエルがロープへ押し込むと強烈に張っていき、ボディスラムの体勢へ。
だが、ここは上村が逆に担ぎ上げると、ボディスラム2連発をお見舞い。
ここで上村はゲイブリエルの首を締め上げスリーパーに移行し、体力を奪っていく。
さらに、上村は強烈な逆水平チョップ2連発、ストンピングの連打を畳みかけるが、ゲイブリエルもカウンターのドロップキックで応戦。
気合を入れたゲイブリエルは逆水平チョップ、串刺しエルボー、ショルダー・タックル、ボディスラムを連続で放つと、逆方エビ固めを極める。
ここで場内から上村コールが沸き起こると、上村は力を振り絞りロープへエスケープ。
終盤、両者はエルボー合戦からゲイブリエルが上村の顔面を強烈に張っていくと、ブレーンバスターの体勢へ。
だが、ここは上村が逆にブレーンバスターでマットに叩きつけると、最後は高角度逆エビ固めで締め上げ、粘るゲイブリエルからタップ勝利を奪った。
上村「今日、始めて闘ったLA DOJOのゲイブは、すごい……こんなこと言ったら生意気かもしんないですけど、すごい僕好みのレスリングをすると、試合をして感じました。今日は僕が勝ちましたけど、明日、あさって、この先、まだ何回も彼とシングルマッチでも、タッグマッチでも闘っていく相手だと思ってるんで、将来はすごい楽しみな相手というか、これからすごい……これからレスリングを、プロレスをやっていくにおいて、すごいいいライバルを見つけたと思います。これからまた、彼に負けないように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」
ゲイブリエル「LA DOJOボーイとして、ここまで来るのは長かった。でも、やっとここまで来た。前回はゲイブリエル・キッドがLA DOJOのメンバーに新たに加わったということを示すためにも、自分をお披露目する感じだった。まだまだ未熟だけど、LA DOJO生であることを心に留めてやっていきたい。
ワタシハ、LA DOJO。カール・フレデリックス、アレックス・コグリン、クラーク・コナーズだけでなく、オレのことも覚えておいてくれ。オレハ、LA DOJOダ。9月のコーベでのヤングライオン杯を見ていたが。俺はもう待ちきれない。LA DOJOが制したように、シバタサンの指導の下、毎日を過ごしてきた。
今日の負けなんて気にしてない。そんなことより、歩みを止めることなく進んでいくことが大切なんだ。日々、少しでも変わっていくこと、進歩していくことが大切なんだ。DOJOを制圧して、ウエムラよ、次は今日のようにはいかないから。次、闘った時は、オレがお前を倒す。これまでやられた分もやり返す。イジョー」