引退を発表している中西学が最後となる山形大会に登場。
天山広吉とのタッグで真壁刀義&トーア・ヘナーレ組と激突。
序盤から真壁と中西がバチバチの肉弾戦を展開すれば、ヘナーレと天山もショルダー・タックル合戦を展開。
天山はモンゴリアン・チョップでペースを握ると、「どうした?」とヘナーレを挑発。
ヘナーレは気合を入れてエルボーの連打を放つも、天山はフライング・ニールキックを叩きこみ、中西とタッチ。
中西は強烈なダブルチョップでヘナーレの胸板を張っていくと、ボディスラムから天山と合体のショルダー・タックル、ボディプレスを連続で決めていく。
中西からタッチを受けた天山はチンロックでヘナーレを締め上げていくと、コーナーでヘッドバットの連打から串刺しラリアット、ブレーンバスターでヘナーレを追い詰めていく。
苦しい状況のヘナーレはロープにフ振られると、カウンターのジャンピングショルダー・タックルを的中させ、真壁とタッチ。
気合十分の真壁は串刺しラリアットからナックルパートの連打を見舞うが、天山もマウンテンボムで反撃し、中西とタッチ。
中西は逆水平チョップ、エルボーの連打、ショートレンジラリアットも連続で決めると、エプロンサイドのヘナーレにも襲い掛かり、真壁へアルゼンチン・バックブリーカーを敢行。
ここでヘナーレがカットに入るも、中西は微動だにせず、担いだ真壁をヘナーレに投げ捨てる。
だが、真壁も中西と天山を両椀のラリアットで分断すると、続いて、ヘナーレと合体のサンドイッチ式ラリアットを決める。
そして、最後は真壁がラリアットからキングコング・ニードロップを炸裂させ勝利を飾った。
真壁「何べんやっても同じだ。パートナーが誰だろうとな。辞めてく男によ、情けを……これからも変わんねえんだよ」
ヘナーレ「負けるわけにはいかない。このタッグでやっていく限りは。このままいくぞ。マカベが後ろにいるんだ。これからもずっと。俺が負けるわけにいかない。まだまだ先は長いけど、またやるぞ。2020年はウォリアーが上昇する年だ」
中西「(※吐き捨てるように)クソッ……。いやあ、絶対(この借りは)返す。絶対返してやる。それで……」
天山「(※一足遅れてコメントスペースにやって来て)いや、かまへんよ。かまへんって。1敗も2敗も3敗もいっしょ。ニシオ君のおのれ全部ぶつけて、やって、その結果やもん。次は……」
中西「次はやってやりますよ」
天山「次、やってやりましょうよ。まだまだ終わることないですよ」
中西「ハイ」
天山「最後の引退の日まで、ガッチリいきますんで。いきましょうよ」
中西「はい。お願いします。お願いします」
天山「ありがとう。(※中西は先に控室へ)いや、もう、中西学、もう引退やと思えへんぐらい体力あり余って。ただチャンスを、チャンスを逃してね。最後の詰めが甘かっただけで。いくらでも勝つ要素いっぱいあるよ。まあまあ、初戦と今日と、負けが続いてますけど、まだまだこっから盛り返して、中西学の底力、かいな力、バカ力、ガッチリ出してもらってね、やってやろうやないかって思ってる。俺は全部ヘルプしていくだけで、中西学やったらやってくれると思う。引退するまで、ちょっとでも、いや、少しでも、いや、もっともっといっぱい、中西学、大車輪のごとく活躍してくれると思う。もしかして、引退撤回ちゃうの? それぐらいやってほしいよ。同じ第三世代でやってた仲間としてね、まだまだこんなんで終わる男とちゃうよ。なあ、中西。絶対、絶対、ビッグカムバックしようぜ。オレは隣でガッチリ援護射撃するだけですよ。まあシリーズ、このまま東北あがっていきますけど、しっかり札幌でも……。まあ、肝心な時に永田、コジがアメリカなんか行ってるから、ホンマ。あいつら、何しに行ってんや、アメリカ? ホンマ、帰って来いって。こんな大事な時に、ホンマ……。まあ、ええわ。あいつら抜きでもオレはやりますよ。中西学がリングに上がり続けるんやったら、全部後ろから、思いっきりプッシュしてね、盛り上げていきたいと思います。中西、いけ。いけ、いけ……」