2.9大阪決戦前哨戦。
トーア・ヘナーレ&SHO&YOH vs鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信。
試合開始前から鈴木軍が奇襲攻撃を仕掛けるが、SHOは金丸をブレーンバスターで投棄すると、YOHとタッチし連携を見せつけ、デスペラードを合体ドロップキックで排除。
そして、YOHは金丸を場外へ転落させるとロープへ走るが、ここは場外からデスペラードがYOHの足を取り場外へ引きずり込み、鈴木軍が場外戦を展開。
YOHは場外カウント17でなんとかリングに戻ると、タッチを受けた鈴木はYOHの頭を叩き挑発。
これにYOHも張り手で応戦するが、鈴木が強烈な張り手でYOHを黙らせる。
鈴木軍は早いタッチワークでYOHの腰を痛めつけていくと、鈴木がガッチリと逆方エビ固めで締め上げていく。
場内からのYOHコールに応える形で、YOHはロープへ逃れると、代わったデスペラードをヘッドシザース・ホイップで放り捨てSHOとタッチ。
SHOはスピーディーなロープワークからデスペラードにジャンピングエルボーを見舞うと、デスペラードと金丸へスピアを突き刺す。
だが、デスペラードも強烈なナックルパートで放つと、両者はリング上で大の字。
ヘナーレ対鈴木の場面、両者はバチバチのエルボー合戦からヘナーレがジャンピングショルダー・タックルを的中させると、SHO&YOHとのトレイン攻撃からバックフリップを決める。
そして、SHO&YOHはデスペラード&金丸を場外へ蹴散らすと、リング上では再びヘナーレと鈴木がエルボー合戦を展開。
ヘナーレは強烈なエルボーで鈴木をフラつかせると、ロープへ。
しかし、鈴木はこれを追走すると、バックを取りスリーパーで捕獲し、最後はゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、ヘナーレから勝利を奪った。
試合後、場外ではデスペラードと金丸がSHO&YOHを痛めつけると、リング上でIWGPジュニアタッグのベルトをチラつかせ、王者タッグを挑発した。
金丸「まあ、何十回やってもいっしょだぞ」
デスペラード「まあ、変わんないですね」
金丸「変わんない、変わんない」
デスペラード「(※記者に向かって)見ててどう? 変わってる、あいつ?」
--…………。
金丸「ほら、マスコミも変わってないって言ってるぞ」
デスペラード「こいつが変わってないって言ってんだから、変わってねえぞ」
--弱くなってんじゃないですか……。
デスペラード「オオッ!」
金丸「オオッ!」
デスペラード「オオ、オオ、オオッ! 聞いた! 記者が調子乗っちゃてるみたいだぞ! お前ら、一般人が調子乗るのは、テメエらみたいな弱いヤツがチャンピオンでいるからなんだ。そのチャンピオンべるとっつうのはな、怖くてかっこよくて強いヤツらが持ってるものなんだ。なんでオメエらが持ってんだ? 顔じゃねえよ」
※鈴木はノーコメント
ヘナーレ「恥ずかしいことなんかないぞ。今日の負けは、恥ずかしいものじゃない。スズキに負けたぐらい、恥ずかしいものじゃない。ウォリアーとして、オレはさらに成長していくだけ。より素晴らしく、どんどん素晴らしく、はるかに素晴らしくなっていく」
YOH「前哨戦……押されてるんじゃないの。でもさ、この流れ、この風向き、追い風に変えていくからさ。そして大阪城(ホール)まで、持ってくから。あいつらとはさ、もう何回もやってんだよ。この先、一手二手、どんどんオレたちの引き出し開けていくから。俺らにはな、すっげえ目標があんだよ。だから鈴木軍、テメエらには絶対え、負けねえ……」
SHO「確かに今、ベルト持ってるのはオレたちだ。防衛戦も金丸&デスぺ(ラードが相手だと)決まってる。だからといって、この現状に満足してるわけねえし。復帰したての高橋ヒロムが、ジュニアのシングルのベルト持ってるの、面白いと思うわけねえし、あの『(BEST OF THE)SUPER Jr.』優勝できなかった鷹木信悟がNEVER(無差別級王座)に挑戦することも、面白くねえし。なにがなんでも、すべてをひっくり返して。そのためにも、今、オレたちが持ってるベルト、なにがなんでも落とすわけにはいかねえんだ」