第5試合はジョン・モクスリー&YOH&SHO&田口隆祐vs鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信&DOUKI。2.9大阪城で行なわれるIWGP USヘビー(王者モクスリーvs挑戦者鈴木)、IWGPジュニアタッグ(王者RPG 3Kvs金丸&デスペラード)のダブル前哨戦となる。前日の2.1札幌では、鈴木はモクスリーからゴッチ式パイルドライバーでフォール勝ちを収め、王座奪取に向け勢いを見せている。
まずは鈴木軍が入場。続いてジュニアタッグのベルトを携えたRPG 3K、そして田口がリングインしたあと、USヘビーを腰に巻いたモクスリーが観客席を練り歩きながら単独で入場。
すると、鈴木がモクスリーに向かい、観客席で乱闘を開始。これを合図に両チームが場外戦に突入し、開戦のゴング。
モクスリーは鈴木軍を鉄柵に二度にわたり叩きつけ、自身のコスチュームで鈴木の首を締め上げる。だが、切り抜けた鈴木は机の上でゴッチ式パイルドライバーを狙う。しかし、モクスリーがこらえると、鈴木が頭部に噛み付き攻撃。ここで両者はバランスを崩し、机から落ちる。
お構いなしの鈴木は鉄柵でモクスリーの腕を締め上げる。すると、モクスリーは噛み付き攻撃で応戦。
リング上では鈴木軍がすばやいスイッチワークでYOHに集中攻撃。SHOが救出に入るも、デスペラードがヌメロ・ドスで捕獲。金丸もYOHを逆エビ固めで締め上げる。YOHはなんとかロープエスケープ。
金丸はYOHをボディスラムで叩きつけ、DOUKIにスイッチ。DOUKIはボディスラムからダブルフットスタンプ。
鈴木軍は3人がかりでYOHを蹂躙する。だが、YOHはデスペラードのブレーンバスターを切り抜け、技の読み合いからケブラドーラ・コンヒーロ。
次はモクスリーと鈴木のマッチアップ。激しいエルボー合戦を繰り広げ、競り勝ったモクスリーは、さらにラリアットをお見舞い。
続いてモクスリーは鈴木にブレーンバスター。だが、鈴木も負けじとエルボーから串刺しフロントキック。そして、サッカーボールキックと波状攻撃。
鈴木は「カモン!」とモクスリーを挑発。モクスリーは逆水平チョップとエルボーを連発。だが、鈴木も応戦し、ヘッドバット。モクスリーはDEATH RIDERを狙うが、切り抜けた鈴木はゴッチ式パイルドライバーの体勢に。だが、モクスリーはこれを脚力でリバース。
ここから両者は再びエルボー合戦。そして、両者はフロントキックの相打ちでダブルダウン。
続いて田口の指示で、RPG 3KがDOUKIに串刺しラリアットを連発。田口はモクスリーにも呼びかけるがが、モクスリーは場外で鈴木と殴り合いを展開。
この乱闘に気を取られた田口がうしろを振り向くと、そこには鈴木軍の3人。気合を入れた田口は「かかってこいや!」と叫ぶが、3人に袋叩き、そしてトレイン攻撃を食らってしまう。最後はDOUKIがスワンダイブのフットスタンプを見舞うが、カバーはRPG 3Kがカット。
すると、DOUKIは田口に土遁の術。しかし、カバーは田口がカウント2でキックアウト。ならばとDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うも、田口は切り抜け、ヒップアタック。
しかし、DOUKIはかわすと、ラリアットの体勢に。だが、SHOがカウンターのスピアー。ここから両軍が入り乱れる展開に。
リング上、鈴木とモクスリーは張り手の応酬。そこに田口が近づくが、鈴木とモクスリーはうるさいとばかりに二人で蹴散らす。そして、鈴木とモクスリーはそのまま場外戦へ。
リング上、DOUKIは田口に首固め。これを田口が返すと、DOUKIはロープに走るが、田口はカウンターのヒップアタック。そしてオヤァイポーズからケツイェ。そして、最後はオーマイアンドガーアンクルでDOUKIからギブアップ勝ちを奪った。
釣り★スタ presents THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~
- 日時
- 2020年2月2日(日) 13:00開場 15:00開始
- 会場
- 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
- 放送
- 観衆
- 5,690人
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第5試合 30分1本勝負
スペシャル8人タッグマッチレフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
※鈴木とモクスリーが乱闘をしながらコメントルームに登場。
鈴木「来いよコノヤロー、来いよカモーン、カモーン、カモーン、ジョン、“ジョン・ボーイ”、カモン!」
モクスリー「どこだ? やり足りないのか?」
鈴木「何だよ?」
モクスリー「 俺のことを”ボーイ”と呼んだり、好き放題言ってくれてたようだな?」
鈴木「やるか? やるのか?」
モクスリー「俺がグッドルッキング・ボーイだから嫉妬してるのか。美形だからって憎むなよ?」
※ここから、おたがいにエルボーを何度も打ち合って
鈴木「テメー! 覚えとけ!!」
※モクスリーは鈴木を追いながら、控室に去っていった。
田口「(DOUKIの武器やUSベルトを持ってきて)みんな忘れていっちゃうからどんどん溜まってちゃって大変ですよ。もう今日はこんな忘れ物……。大変ですよ。オークションに出そうかな。オークションに……ね。でもしかし今日も若い3K、輝いてたなベルトが。タッグ、ジュニアタッグのベルトが輝いてるよね? いいよね、チャンピオンが、ジュニアタッグ最高! モクスリー最高ですよ! モクスリー!」
※ここでモクスリーがバックステージに帰ってくる。なぜか田口と笑い合うモクスリー。
田口「タグチジャパン! タグチジャパン!」
モクスリー「ハッハッハ!これはジョークか何かか? 」
田口「ハハハハ! タグチジャパン! タグチジャパン!」
モクスリー「今日は俺たちが勝った。俺たちはドリームチームだな!」
田口「イエ~、タグチジャパン! タグチジャパン……」
※田口は先に控室へ。
モクスリー「鈴木と2,337回殴り合った。俺を追い出そうたってそうはいかないぞ? 全員がおまえことをビビってると思ってるのか? たしかにおまえは怖いが、俺は恐怖と面と向かい合いたい。だからビッグモンスター、ランス・アーチャーともやりあった。あいつの首が折れるくらいに頭から落としてやった。鈴木、おまえにも同じことをしてやる。おまえの腕と脚をへし折ってアメリカに持ち帰ってやる。ジョークだと思うか? スズキサン、俺の頭にパイルドライバーはかけられても、俺の闘魂にはかけられないぞ。2月9日大阪の戦場で死ぬ覚悟は出来てる。鈴木おまえもそうだろ。 KAZE NI NARE MOTHERF○○KER!」
YOH「よしっ! 田口さんがさ、田口監督が、なんか3K、そしてこのベルトのことを言ってくれてるけど、うーん……もしかしたら、興味があるのかなって。ただ、それはまだわかんないけどさ。俺はあの人を超えれてねーから。超えてないから。もし挑戦してくれるんだったら、受けようと思う。そしてね、俺は常に、前に。常に上を見て、未来を想像してさ。そしてね、近い、物凄く近い将来を、こうやって目を閉じて想像してみると、そこの風景にはさ……次ここ札幌に来る時には、ベルトもう1本巻いてるから。それを巻くためにね、俺はね、新日本プロレスに入ったんで……。大丈夫、良い風吹かせます」
SHO「今年に入ってから、いろいろと思うことがあって……。それで、昨日鷹木が言ってた“顔じゃねぇ小僧!”と。それはもちろん自分でも重々わかってる。自分の実力を踏まえたら俺なんて顔じゃねぇってぜんぜんわかってんだ。もしかしたらタッグとシングル、両立できるほど俺は器用じゃないかもしれない。そんな不器用なことも自分でもわかってる。だけど、欲しいタイトルは沢山ある。高橋ヒロムが持ってるシングルベルトもそう、鷹木が持ってるNEVERもそうだ……。だから……俺の中で毎日葛藤してるんだ。何が一番最善の答えなのかずっと探してるんだ。でも、それでも昨日ちょっと感じたんだ。ちょっとでも昨日の俺にSHO行けって、SHO挑戦しろって思ってくれた人がいたなら、俺は絶対諦めない。必ずチャレンジャーになってやる!」
金丸「あ〜あ、なんかたまたま2日連続勝ったから調子乗っちゃってんだアイツら。今日はケツのおかげだな」
デスペラード「今の試合の印象なんてアイツ一人だろ。アイツらチャンピオンだろ。なんか見てたか。勝ってから誇らしげにあんなことしちゃってさ。へ〜、やる気があるんだったから試合中、試合前からずっとやってくれよ。味方が勝った時だけそんな偉そうにするのか? そうじゃないでしょチャンピオンだぜ? チャンピオンっていうのは試合前も試合中も試合後もカッコいいもんだ。試合後だけカッコつけてるおまえらはチャンピオンの器じゃねーよ」
※DOUKIはノーコメント