『タイガー服部レフェリー引退記念大会』として開催される後楽園ホール大会。

　オープニングマッチは、真壁＆本間＆ヘナーレと辻＆上村＆キッドが対決する6人タッグマッチ。

　ヘナーレとキッドの先発で試合が始まり、ロックアップから両者がもつれてロープ際へ移動。そこからキッドがクリーンブレイクせずに攻撃を見舞うが、ヘナーレがリープフロッグを受け止め、ボディスラムで叩きつけた。
　真壁対辻となり、真壁がショルダータックルとエルボー連打を受け流す。しかし、辻がカウンタータックルを食らわせ、チョップ連打からドロップキックをお見舞い。
　しかし、真壁がボディスラムで投げ捨て、マウントエルボー連打を浴びせる。ここから辻は動きが止まってしまい、真壁＆本間＆ヘナーレの標的にされ続ける。
　それでも辻は、カウンタースピアーで本間を吹き飛ばし、ようやく青コーナーへ生還。タッチを受けた上村が本間にタックルを見舞い、ボディスラムで真壁を叩きつける。
　さらに上村は、串刺しバックエルボー、ブレーンバスター、ドロップキックなどで本間に追撃。そして、張り手からロープへ走るが、本間がカウンターこけしロケットで挽回した。
　ヘナーレ対キッドとなり、キッドがタックル、串刺しエルボースマッシュ、ボディスラム。続いてキッド＆辻＆上村がヘナーレにトレイン攻撃を敢行し、トリプルドロップキックで追い討ちをかける。
　次にキッドは逆片エビ固めを極めるが、真壁がカット。すると、ヘナーレがカウンターラリアットでキッドを吹き飛ばし、最後はTOAボトム1発で轟沈した。

　
真壁「面白れぇ第1試合だったな、オイ！　この俺様の顔面によぉ、パチキ入れるたぁいい度胸してんなぁオイ！　ただ見ての通りだ。売られたケンカはよぉ、倍以上にして返してやるからよぉ！　それはそれだ。ただ言えることは、その勇気だけは評価してやる。ただの第1試合、されど第1試合。いいじゃねぇの。俺たちはいつでもメインイベント級だ。テメェらが、そこまで持ってこれるかどうかの話だ！　いいぜ、面白くなってきた！　そうでなくちゃぁ面白くねぇな！　次も同じだ、叩き潰してやる！」
　

　
本間「いいねぇ～！　いいねぇ、若いのは！　いやぁ元気があっていい！　ただよぉ、試合後にやるんじゃなくて、試合中に来いっつーんだ！　俺と真壁、ヘナーレ、壊れねぇから。おぉ、今日の開幕戦、何で腰にテーピングしてるかって？　それはよぉ、張り切って、張り切ってトレーニングしすぎてしまって、腰、痛めちまったからだ！　何のためにやってるかって？　それはプロレスラーだから、いや、3月から始まる『NEW JAPAN CUP』。俺はその先、見てるから。『NEW JAPAN CUP』、去年の悔しさ、晴らしてやるよ！」
　

　
ヘナーレ「俺はいつも試合後は対戦相手をリスペクトしている。そういう姿勢で戦ってるんだ。今日みたいなやり方はあり得ない！　イギリスやアメリカじゃないんだよ、ここは！　（※日本語で）コレハニホンダ！　だから日本のやり方でやれよ！　そして辻、オマエは俺と札幌でビッグマッチを戦ったが、今の俺の狙いは今日みたいな勝利を一つ一つ重ねていくことだ。そして『NEW JAPAN CUP』につなげていくんだ。オマエら、こんなことが続くなら表で待ってるからかかってこいよ！」
　

　
ゲイブリエル「おい、戦士よ。俺もシバタサンから指導を受けている戦士だ。お前がやりたいことをやるがいい。自分の道を行けばいい。俺も追っていくからな！　（日本語で）イジョウ！」

　
辻「真壁さん、そしてヘナーレ！　俺にとってこんなゾクゾクする対戦カードは他にない。ただ、今日、俺が何ができたかっていうと、何もしていない。それが問題だ。真壁さん、ヘナーレ、あなたたちの目にとまるような攻撃を今度こそぶち込んでやる！」
※上村はノーコメント