タイガー服部レフェリー引退記念大会

日時
2020年2月19日(水)   17:30開場 18:30開始
会場
東京・後楽園ホール
放送
バナー
観衆
1,600人(満員)

第6試合 60分1本勝負
タイガー服部レフェリー引退試合Ⅱ

レフェリー|タイガー服部

MATCH REPORT

 メイン(第6試合)は「タイガー服部レフェリー引退試合Ⅱ 」、オカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀vs内藤哲也&鷹木信悟&SANADA。
 翌日の2.20後楽園でNEVER無差別級のベルトを賭けて対峙する挑戦者の石井と王者の鷹木が、バチバチの肉弾戦を繰り広げるのは必至。また、1.5ドームの史上初の二冠王座戦以来となる、オカダと内藤の遭遇にも注目が集まる。
 後藤と石井は服部レフェリーの引退記念Tシャツを着用。オカダは入場時、服部レフェリーの引退を思ってか、目頭を押さえる素振りを見せるも、これはポーズで次の瞬間には明るくシャウト。
 鷹木はNEVERのベルト、内藤はIWGPヘビー&IWGPインターコンチのベルトを携えて入場。内藤はエプロンから二つのベルトを服部レフェリー渡し、自身のコール時に掲げるように指示。ゴング前、場内は「タイガー」コールに包まれる。
 
 先発は鷹木と石井。鷹木はロックアップで押し込むが、石井は体勢を入れ替えて、クリーンブレイクと見せかけ逆水平チョップ。
 ここから両者はエルボー合戦に突入。鷹木が競り勝つも、続くショルダータックル合戦では石井がダウンを奪う。
 石井は「来いよ、オラ!」と挑発。石井はエルボーと逆水平チョップを交互に浴びせ、オカダにスイッチ。
 オカダは鷹木にエルボーを連発し、セントーン・アトミコを炸裂。次は後藤が鷹木にバックエルボー。続くバックドロップを鷹木がこらえると、すかさず内藤とSANADAが後藤に低空ドロップキックを連発。
 鷹木は後藤に攻撃すると見せかけ、相手コーナーの石井にエルボー。しかし、石井はビクともせず、リングに入ると鷹木に反撃のエルボー。だが、鷹木は石井と後藤を同時にショートレンジラリアットで吹っ飛ばす。
 次はL・I・Jが三人がかりで後藤にストンピング。続いて内藤が後藤にネックロック。そしてエルボーの連発からスウィンギングネックブリーカー。
 内藤はネックロックで後藤を捕え、SANADAにスイッチ。SANADAは後藤の背中にハンマーパンチを連発。すると後藤も胸板への張り手を返す。だが、SANADAは低空ドロップキックで動きを止め、ブレーンバスターの体勢に。
 逆に後藤が持ち上げるも、SANADAは着地。ここから技の読み合いとなり、後藤がショートレンジラリアットでSANADAからダウンを奪う。
 次は内藤がリングインし、後藤に襲い掛かる。だが、後藤は内藤のうしろ髪をつかんでダウンさせる。
 次はオカダが内藤にランニングエルボー。さらに串刺しエルボーからDDTとたたみかける。だが、内藤もティヘラで反撃。そして変形のネックブリーカーを決め、トップコーナーにオカダを設置。
 だが、雪崩式攻撃はオカダがしのぎ、リバースネックブリーカーを狙う。しかし、脱出した内藤はジャンピングエルボー。これはかわされるも、すかさず内藤はスイングDDTの体勢に。これをこらえたオカダは、意地のリバースネックブリーカーを決める。
 次は石井と鷹木のマッチアップ。石井は串刺しラリアット。すると、鷹木もショートレンジラリアット。だが、石井は即座にバックドロップ。
 さらに石井は鷹木の顔面にキックを連発。怒りの鷹木はダブルチョップ。そしてブレーンバスターで石井を豪快に叩きつける。
 鷹木は石井の顔面にキックを連発。さらにエルボーを見舞うが、石井は仁王立ち。そして、鷹木にヘッドバットを返し、カウンターのパワースラム。
 鷹木もショートレンジラリアットを返すが、石井はエルボーを連発。だが、競り勝った石井が突進してきたところを、鷹木は強烈なカウンターのラリアット。
 スイッチしたSANADAのスワンダイブ攻撃をかわした石井は、ブレーンバスター。次は後藤がSANADAにヒップトスからミドルキック。そして村正、バックドロップとたたみかける。
 続く後藤の牛殺しはSANADAがしのぎ、セカンドロープからバク転を切って、後藤の背後に回ると低空ドロップキック。しかし、後藤もショートレンジラリアットでダウンを奪う。
 後藤はもう一度牛殺しの体勢に入るも、SANADAは着地。すかさず鷹木が後藤に串刺しショートレンジラリアット。そしてSANADA&内藤がダブルの低空ドロップキック。その内藤を、オカダが場外に追いやる。
 リング上、SANADAが後藤を捕獲。だが、オカダがリングに入りドロップキック。ここから両軍入り乱れる展開となり、鷹木が石井にバックドロップ。その鷹木を、後藤がラリアットで吹っ飛ばす。
 SANADAはスワンダイブを狙うも、後藤はうまく捕獲し牛殺し。そしてGTRの体勢に入るが、SANADAが丸め込み。
 これを返した後藤も巧みに丸め込むが、これはカウント2。技の読み合いから、SANADAは後藤からオコーナーブリッジで3カウントを奪取。L・I・Jに凱歌が上がった。

COMMENT



 
※服部レフェリーは引退セレモニーの後、コメントルームに登場。
  
──無事、最後のセレモニーを終えた今の心境は?
服部「いやあ、やり遂げたっていうより……そんな心境です。何か燃え尽きたって感じもありましたけど、よくここまで来れたなと」
──最後の3カウントを叩いた時は?
服部「やり切った感があったっていうか、『ああ、これで最後だな』って思って、燃え尽きました」
──セレモニーでは長州さんも来てましたが。
服部「いやあ、ビックリした! 馳先生とは昨日も会ったけど、ひと言もそんなこと言ってなかったよ(笑)。まさかと思った」
──猪木さんからもメッセージがありました。
服部「いやあ、ホントに。恐縮です」
──改めて、どんなレフェリー人生でしたか?
服部「こんなご時世だからねえ、こんな中で皆さんによく来てもらえたなと思って。やっぱり、自分が思うにはプロレスはこのまま永遠につながるような感じがしますね。いい形のレスリングを見せたら、やっぱりずっとつながるんじゃないですかね」
──これからも新日本プロレスとは関わられると思いますが。
服部「今年は1年、契約したんですよ。来年はよく分かんないですけど。今年1年、けっこうアメリカでイベントを作ってるから、それのお手伝いをしようかなと思って。4月の1日から1週間ぐらい、フロリダのタンパでWWEがやるから、それでいろんなイベントがあるんで、やろうと思ってます」
──レフェリーで引退セレモニーは異例と思いますが、服部さんにとってプロレスのレフェリーとはどういったもの?
服部「そういうのいっぱい聞かれましたけど、レフェリーの哲学はやっぱり、選手を邪魔しないように、機敏にカウントを取って、ムダな場所にいないことだと思うんですけどね。戦いの場所を作ってやって、隙間に入り込むような感じでね。動けるならそれが一番いいと思います。ただレフェリーは、一生懸命やらないと選手にも響くし、邪魔するようになるといい技が見えなくなっちゃったり、お客さんの角度で邪魔になるようなこともあるから、それはウチのレフェリーはみんなうまいですよ。海野も健太も浅見も、みんなうまい。ただ、(自分は)もうそこまで行かなくなっちゃったから、時間だなと思って」
──1試合、印象に残る試合を挙げるとすれば?
服部「いっつも思うんだけど、みんないいような感じがするんだけど、何だろうなあ。ただ、試合内容とかやっぱり一番ね、行ったことないようなとこは、北朝鮮の平壌で、猪木さんとフレアーの試合はやっぱり、『何かすごいとこ来てレフェリーやってんな』っていうのは感じた。初めてだし、(プロレスを)見たこともない人ばっかりだし、あの大観衆で、『こういう国もあるんだな』っていうのを実感しましたね。あれは全然意外性があって、ありがたいと思います。ホントに猪木さんがいたおかげで、ロシアも2~3回行けたし、北朝鮮も行けたし、あとアマレスの関係でホントに世界中、よく試合で行けたなと思って。ホントに感謝してますよ、レスリングには。アメリカに住めたのも、1970年にアルゼンチンでアマレスの世界選手権が終わって、そのまま居着いちゃったっていう感じだから、旅の始まりがそこからで、もう74歳だけどいまだに旅をしてるなっていう感じがありますけど、こういう職業だからこそ人が行けないようなところも何度も行けたし、もっと頭が切れてたらいろいろ残してるんだろうけど、だんだん頭が溶けてきちゃってるから(笑)。いい思い出です」
 

 

──プライベートも含めてこれからやってみたいことは?
服部「やってみたいことはいっぱいあるんですけどね。旅行もしたいし、大工さんみたいなことも好きだし。DIYっていうの? いっぱいありますね」
──これからの若いレスラーたちに今後期待することは?
服部「やっぱりね、僕はオールドスクールで育ってるから、昔はアンドレとかベイダーとかハンセンとか、大きい人が多かったですよね。ホーガンもそうだけど。今は時代とともに女性のお客さんも多いし、ヘビー級とジュニアとあんまり境目がなくて、よく動けて、見栄えのいいハンサムな人、オカダみたいな人が多くなってきたんじゃないですかね。棚橋とか。では、よろしいですか。ありがとうございました、本当に」(※報道陣、拍手)
  
 


 
内藤「ティグレ! ティグレ服部さ~ん、グラシアス・イ・アディオス! カブロン!」
    

  
鷹木「明日の今日(本人発言ママ)、ここまで来たら、もう言うことねえよ。あとは全て! (少し小声になって)リング上で見せる。NEVERらしく、プロレスらしくな!」
※SANADAはノーコメント

    

 
石井「明日、アイツの地力が勝るか、俺の地力が勝るか。アイツの体力が持つか、俺の体力が持つか。どっちかが立てなくなるまで、精根尽き果てるまでやり合おうぜ」

※オカダ、後藤はノーコメント。

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