第6試合は、NEVER無差別級6人タッグ王者の鷹木信悟&EVIL&BUSHI組に矢野通&コルト・カバナ&田口隆祐組が挑戦。
　王者組は2.6後楽園で、後藤洋央紀&石井智宏&ロビー・イーグルス組を退け王座初防衛に成功。しかし、その試合後に矢野がNEVER無差別級6人タッグのベルトを“盗難”。力尽くで挑戦にこぎつけた。矢野&カバナ&田口の“クセ者トリオ”を、抜群の連携を誇るL・I・Jはどう迎え撃つか？

 

　試合前、海野レフェリーは矢野に盗んだベルトの返還を求める。だが、矢野は「知らねえよ！」と返答。すると、L･I･Jが襲い掛かり試合スタート。
　L･I･Jは3人をロープに飛ばすが、挑戦者組は揃って踏みとどまると「あ～あ～あ～」とシャウト。そして、矢野がリング下から隠していたベルトを取り出し、カバナと田口に渡して「俺たちがチャンピオンだ！」と叫んで退場しようとする。レフェリーが注意すると、矢野組は渋々とベルトを返還。
　そして、場外カウントが進む中、誰が先発するかで揉め始める。すると、カウント19で田口がリングイン。待っていたL･I･Jの3人に田口は後ずさり。L･I･Jは3人がかりで田口にストンピングを見舞う。
　続いて鷹木が田口の顔面を踏みつける。田口はヒップアタックを繰り出すが、鷹木は空中でキャッチするとアトミックドロップ。さらに臀部を張り飛ばすが、田口は意地でヒップアタックを炸裂。
　スイッチした矢野はすばやくコーナークッションを外す。そして鷹木と互いにクッションでチャンバラを開始。鷹木はクッションごと矢野をラリアットで吹っ飛ばす。
　矢野は場外にエスケープしてベルトを手にするが、持ち去るのはEVILが阻止。そして、BUSHIと共にストンピング。EVILはベルトを取り返し、自軍コーナーに戻す。
　リング上、鷹木は矢野を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。さらにショルダータックルでダウンを奪う。
　スイッチしたBUSHIは、矢野にミサイルキック。そしてチンロックでダメージを与えてからストンピング。
　次はEVILが金具むき出しのコーナーにハンマースルー。しかし、矢野はこらえ、EVILの髪をつかんでうしろに引きずり倒す。
　次はカバナがEVILにリズミカルにナックルパート。そしてBoomBoomショットをEVIL、BUSHIに決める。
　カバナが鷹木を挑発すると、背後からEVILとBUSHIが襲いかかる。だが、カバナはブファドーラで二人まとめてなぎ倒す。
　さらにカバナはEVILの足をつかむが、逆にEVILがカバナの足を捕らえてレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキック。
　ここからL･I･Jはカバナにトレイン攻撃。しかし、最後にEVILが突進すると、カバナはかわし、すかさず矢野が場外からクッションでEVILの頭部に一撃。
　ここからカバナがスーパー・マンをEVILに決めるが、BUSHIがカット。続いてEVILは矢野とカバナの同士打ちを誘うと、鷹木のアシストを受けて 、二人まとめてマジックキラー。
　EVILはカバナに串刺しラリアット。さらにトップコーナーに設置し、雪崩式攻撃を狙う。だが、こらえたカバナはBoomBoomショット。そしてスーパー・マンで飛びかかるが、EVILは回避。
　次は田口とBUSHIのマッチアップ。田口はヒップアタックでBUSHI、鷹木を吹っ飛ばし、二人に交互にヒップバット。
　勢いに乗る田口は、BUSHIにスワンダイブのヒップアタック。さらにブレーンバスターを狙うも、切り抜けたBUSHIはブシロール。だが、田口も脱出し、スライディングヒップアタック。そしてオーマイアンドガーアンクルを決める。BUSHIはなんとかロープエスケープ。
　すると田口は串刺し攻撃を狙うが、BUSHIがかわして金具むき出しのコーナーに自爆。すかさずEVILと鷹木が串刺しラリアットを叩きこむ。
　ここからBUSHIがバッククラッカーを決めてカバーするも、田口はカウント2でキックアウト。
　ならばとBUSHIはMXで飛びかかるが、田口はかわす。ここから両軍入り乱れる攻防となり、カバナがEVILにティヘラ。さらにカバナは鷹木にBoomBoomショットを繰り出すが、鷹木はショートレンジラリアットで阻止。
　BUSHIはベルトで田口に襲いかかるも、かわした田口はベルトを奪い取る。するとBUSHIが毒霧のモーション。すかさず田口はベルトで防ごうとするが、これはBUSHIのフェイントで、田口がベルトを下ろした瞬間に毒霧を噴射。そしてブシロールを決めて、まんまと3カウントを奪取。L･I･Jが王座防衛に成功した。

 

　試合後、L･I･Jはベルトを手に田口を見下ろす。そして、勝ち名乗りを受け、ベルトでグータッチを交わしてからリングをあとに。