LOS INGOBERNABLES de JAPONのEVILとSANADAが『NJC』準決勝戦で同門対決。2人はIWGPタッグ王座を2度戴冠(第79代、第82代)、『WORLD TAG LEAGUE』2連覇(2017年&2018年)など、輝かしい経歴を誇るタッグパートナーでもある。なお、昨年の『G1 CLIMAX 29』ではEVIL、3年前の『G1 CLIMAX 27』ではSANADAが勝利している。
ゴング直後、SANADAが握手を要求。するとEVILは慎重にその手を握り返すが、豹変していきなりEVILを仕掛ける。それをSANADAが回避してSkull Endの体勢に入るも、今度はEVILが身を守った。
その後、SANADAがEVILを場外へ追いやり、エプロンからジャンピングリングイン。そして、ロープを開けてEVILを待つ。するとEVILはゆっくりとロープをまたぎ、直後に不意打ちに出る。しかし、SANADAがその行動を読み、フロントハイキックをお見舞い。
ところが、直後にEVILがロープ際でラリアットを食らわせ、SANADAを場外へ落とす。そして、鉄柵攻撃2連発からSANADAの首にパイプイスをかけ、そのまま鉄柱へ叩きつける。
これでEVILがペースを掴むが、SANADAはカウンター低空ドロップキックを膝に見舞って逆転。そして、再び低空ドロップキックを浴びせ、フランケンシュタイナーからプランチャへ繋ぐ。
しかしEVILは、SANADAの脚を取って浅見レフェリーに持たせ、無防備なボディにトラースキックを食らわせる。そして、SANADAをロープに絡めると、後頭部にショートレンジラリアットをお見舞い。これでSANADAの体勢が崩れると、すかさずフットスタンプで踏み潰す。
続いてEVILはフィッシャーマンバスターを狙うが、SANADAが脱出し、スワンダイブ攻撃を繰り出す。しかし、EVILが回避してトラースキックを浴びせ、再びフィッシャーマンバスターにいく。
ところが、反対にSANADAがEVILを持ち上げて両脚をトップロープにかけ、ネックスクリューを敢行。しかし、EVILは浅見レフェリーを盾にしてSANADAを捕獲。そして、浅見レフェリーの肩を利用し、(変型)マジックキラーを敢行。
エルボーの打ち合いを挟み、EVILが死角からランニングラリアットをお見舞い。そして、ダークネスフォールズで叩きつける。
だが、SANADAがEVILを回避し、Skull Endを繰り出す。そして、脱出したEVILにショートレンジドロップキックを浴びせ、タイガースープレックスホールドで3カウントを迫る。
さらにSANADAはSkull Endを仕掛け、一旦立ち上がってからグラウンドへ持ち込もうとする。しかし、EVILが身を守り、カウンターラリアットで吹き飛ばす。
その後、SANADAがEVILから逃れて反対にEVILにいくが、不発に終わる。するとSANADAはバク転式のSkull Endを狙い、EVILに抵抗されるとニュートラルコーナーをかけのぼる。そして、そのままEVILの首を持って後方回転するも、体勢が崩れて自分が首を痛めてしまう。
SANADAのダメージは大きく、首を押さえたまま動くことができず。それでもEVILのラリアットをかわして後方回転式Skull Endを繰り出し、ついにグラウンドへ持ち込む。
そのままEVILの首を絞めたSANADAは、自ら技を解いてラウンディングボディプレスを敢行。ところが、EVILが両膝でブロックする。
さらにEVILはSANADAの串刺し攻撃をかわし、浅見レフェリーと衝突させる。そして、直後にSANADAをコーナーへ振り、再び浅見レフェリーと激突させる。
これで浅見レフェリーが場外へ落ちると、EVILは背後からSANADAの急所を殴る。そして、パイプイスをSANADAの首にかけ、別のイスで力任せに殴り飛ばす。
これでSANADAが首を押さえて悶絶すると、EVILは急所にストンピングを食らわせる。そして、浅見レフェリーをリング内へ押し込むと、EVILからの片エビ固めで3カウントを奪った。
試合後、EVILは大の字になったSANADAをしばらく見下ろしたあと、足早に退場した。