ヒロムが7.27後楽園大会で左肩を負傷したため、ドクターストップ。今大会より欠場となったため、カードが急遽タッグマッチに変更。8.29明治神宮野球場大会で二冠戦を行なう内藤とEVILがそれぞれBUSHIと石森を引き連れての前哨戦のタッグマッチだ。

　後から入場してくるEVILの傍らにはディック東郷の姿も。内藤とBUSHIは試合前にグータッチ。そして、試合は内藤とEVILでスタートだ。ゴングが鳴るとジリジリとリング中央に近づいた両者は、いきなりエルボー合戦を展開する。
　次第に内藤が押し始めると、EVILはサミングで内藤の動きを止める。しかし、内藤もフロントキックで反撃するとサミングでお返し。そしてEVILの髪の毛を掴んで捕まえておいてBUSHIとタッチだ。
　BUSHIと内藤は2人がかりでEVILにストンピング。ならばとEVILもBUSHIに対してチョップで反撃。BUSHIも延髄斬りでやり返すが、ロープに飛んだところを場外にいた石森に足を引っ張られて場外に引きずり出されてしまう。
　この場外乱闘でBULLET CLUBが主導権を掴む。リングに戻りタッチを受けた石森はBUSHIにネックツイスト。さらにチンロックでいためつけていく。続けてレッグドロップをお見舞いだ。
　さらにBUSHIを場外でいためつけ、EVILにタッチ。だが、BUSHIはEVILと石森のトレイン攻撃を巧みに回避して石森にはドロップキック。そして内藤にタッチだ。内藤はアームドラッグで石森を投げると顔面にパンチ攻撃。
　さらにEVILに対してもエルボーを食らわせると、コーナーでの足払いからのトップロープ越えのドロップキックだ。そしてEVILの顔面を踏みつけてからプルマブランカに捕獲。ここはEVILがロープエスケープ。
　ならばと内藤はグロリアの体勢に。しかし、EVILは髪の毛を掴んで脱出。タッチを受けた石森がスワンダイブのミサイルキックだ。しかし、内藤は石森にスクールボーイを仕掛けて流れを変える。そしてロープに引っ掛けてのバックブリーカーを食らわせてBUSHIにタッチだ。
　BUSHIはミサイルキック、続けて矢のようなトペ・スイシーダを石森に食らわせる。そして、リングに戻ると内藤も加勢。内藤のマンハッタンドロップ、BUSHIのバッククラッカーが連続で石森に炸裂する。
　しかし、石森はティヘラを仕掛けてきたBUSHIを捕まえてサイファーウタキ。そしてEVILにタッチだ。EVILはダークネスフォールズでBUSHIを叩きつける。すかさず内藤がカットに入ってくるが、これを急所蹴りで排除。
　孤立したBUSHIに、EVILは渾身のラリアット。最後は必殺のEVILで叩きつけ、3カウントを奪取した。

石森「あ～あ、残念！ 俺、ヒロムとやると思ってたのに。お前らも見たかっただろ、ヒロムの苦しむ姿？ ハハハハハハハ。（8.29）神宮で（IWGP Jr.）タイトルマッチ、俺とやるんでしょ。できんの、ホントに？ あんなにボロボロだったらさ、この前の後楽園と一緒だよ。だったらこの際、あきらめる？ あきらめるか？ ハハハハ……」
※EVILはノーコメント
　
内藤「（※コメントスペースにたどり着くなり、崩れ落ちるようにフロアに座り込む）彼（EVIL）はまた、『パレハ』って言葉を使った？ もしかして、過去を引きずっちゃってんの？ そうじゃないならさ、『パレハ』なんて言葉じゃなくて、自分なりの言葉でディック東郷を紹介した方がいいんじゃないの？ だって、彼がこのリングをダークネスに染めるにあたって、欠かすことのできない人物なんだからさ。特別な言葉で紹介したほうがいいよ。あと、彼は『よく覚えとけ』って口にしてるけどさ、大丈夫だよ。俺はちゃんと覚えてるから。そんなことより、自分の心配したほうがいいんじゃないの？ 俺の心配はもう、大丈夫だからさ。自分のこと、心配したほうがいいよ。だって8月29日神宮球場で、その2本のベルト、俺に返すことになるんだから。まあそれまで、思う存分、ダークネスに染めてくれよ。それで満足だろ？ （※ゆっくり立ち上がりながら）じゃあ、また明後日、後楽園、ダークネスに染め上がるのかな？ わかんないけどね。また後楽園ホールで、お会いしましょう。アディオス」
※BUSHIはノーコメント