第3試合は「KOPW 2020」1回戦で小島聡とエル・デスペラードが、必殺技禁止マッチで対決。
今回の1回戦の試合形式は各レスラーがルールを持ち寄り、それをファン投票で決めることに。そして、小島は「必殺技指定マッチ」(小島はラリアット、デスペラードはピンチェロコを使用した場合のみ、フォールカウントが認められる)、デスペラードは「必殺技禁止マッチ」(小島選手はラリアット、デスペラード選手はピンチェロコを使用した場合、反則とする)を提案。その投票の結果、小島が15,853票なのに対し、デスペラードは35,121票を集め、試合は必殺技禁止マッチで行なわれるが決定した。
ゴング前からデスペラードは小島を挑発。開始のゴング、ロックアップで組み合うと、小島がデスペラードを押し込む。しかし、デスペラードは体勢を入れ替えてクリーンブレイク。と、見せかけてエルボーを連発。だが、小島もエルボーで応戦。
デスペラードは小島のつま先を踏みつけてからヘッドロック。しかし、小島はデスペラードをロープに振り、ここからショルダータックル合戦へ。
競り勝った小島はデスペラードにストンピングを連発。そしてロープに走るが、デスペラードは浅見レフェリーを小島に突き飛ばし、その死角をついて相手の左ヒザに低空ドロップキック。
デスペラードは小島を場外に連れ出すと、鉄柵に叩きつける。さらに小島の痛めた左ヒザにストンピング。小島もエルボーで応戦するが、デスペラードはパンチで動きを止める。さらに鉄柵にもう一度叩きつけて、先にリングへ。小島はカウント17でリングに生還。
デスペラードは小島の左ヒザを踏み潰す拷問攻撃。さらに左ヒザをサードロープに固定してヒップドロップ。続いてデスペラードは小島の顔面を踏み潰して「どうした、オイ?」と挑発。
デスペラードは小島の左ヒザにボディプレス、レッグドロップ、そしてインディアンデスロックと徹底して集中攻撃。小島はなんとかロープエスケープ。
デスペラードは小島に足4の字を狙うが、小島はキックではねのける。さらにデスペラードの串刺し攻撃をかわすと、マシンガンチョップ。続く串刺しエルボーはデスペラードが切り抜けるが、小島は突進してきたデスペラードにコジコジカッターを炸裂。
小島は逆水平チョップを連発。そして、串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーを狙う。しかし、デスペラードは距離を取ってディフェンス。デスペラードは小島をコーナーに固定すると、助走をつけて左ヒザに低空ドロップキック。
デスペラードはギターラ・デ・アンヘルを狙うが、小島は切り抜ける。ここでデスペラードがラリアットを繰り出すと、その右腕を小島は右腕ではたき落とす。デスペラードはレフェリーに「いまのラリアットだろ!?」とアピール。だが、レフェリーは一瞬悩んだのち、反則は取らず。
すると、小島はスキをついてDDTをお見舞い。さらに小島はデスペラードをエプロンに連れ出し、エプロン目掛けてDDTをお見舞い。
小島はデスペラードをリングの中に戻すと、トップコーナーからダイビングエルボーを投下。そしてカバーするも、デスペラードはカウント2でキックアウト。
小島はエルボーの連発からローリングエルボー。しかし、かわしたデスペラードはスピアー。そしてギターラ・デ・アンヘルを決めるが、カバーはカウント2。ならばとデスペラードはヌメロ・ドスを決めるも、小島はどうにかロープエスケープ。
デスペラードが突進すると、小島はショルダースルーでエプロンに追いやる。しかし、デスペラードは小島の頭部を捕獲し、カーフブランディングを狙う。だが、小島は回避。
そして小島は雪崩式のコジコジカッターを炸裂。しかし、カバーはカウント2。すると、小島は必殺技禁止を忘れたのか、右腕のサポーターを投げ捨て、ラリアットの構えに入る。しかし、小島は寸前で気づいたのか、デスペラードに直撃寸前で踏みとどまる。
ここでデスペラードはサミングからエル・エス・クレロ。だが、小島はカウント2でキックアウト。小島はエルボーの連発からローリングエルボー。そして垂直落下式ブレーンバスターを炸裂するが、これもカウント2。すると、小島は川田殺しで締め上げる。だが、デスペラードはロープエスケープ。
すると、小島は再び川田殺しで捕らえるが、デスペラードはレフェリーをつかんで、そのまま放り投げてしまう。デスペラードはタップするも、転倒してるレフェリーは気づかず。
小島は自ら技を解き、頭を抱える。立ち上がったデスペラードはロコ・モノをヒット。そして、レフェリーが見てないスキにピンチェ・ロコを狙うが、小島はリバース。
すると、デスペラードはラリアットを見舞うも、小島は仁王立ち。デスペラードは小島にラリアットを打ってくるように挑発。そして、もう一度ラリアットのモーションに入ると、小島はカウンターのラリアットを振り抜いてしまう。すかさずレフェリーはゴングを要請し、結果はデスペラードの反則勝ちに。
試合後、小島は無念の表情で視線を落とす。デスペラードはセコンドに抱えられながら退場。