9.11後楽園ホール大会でのNEVER無差別級6人タッグ選手権・最後の前哨戦。
王者組・後藤＆石井＆YOSHI-HASHIが、挑戦者組・オカダ＆矢野＆SHOが8人タッグマッチで激突。

試合前から石井が着ていたTシャツをSHOに叩きつけるなど、激しくヒートアップ。

試合は後藤と矢野が先発でスタート。
矢野はすぐさまコーナーマットを外すも、後藤がショルダータックルからブレーンバスターで矢野を投棄。

これにはたまらず、矢野もゲイブとタッチ。
ゲイブはリストの取り合いからショルダー・タックルで後藤とマットに叩きつけると、直後に上村がリングインし、ゲイブとエルボー合戦を展開。
ここで上村が巻き投げを決めると、赤コーナーチームはゲイブを捕獲。

石井が逆方エビ固めを極めSHOを挑発すると、SHOは足裏を当て逆に石井を挑発。
ここで両者はバチバチのエルボー合戦を展開すると、石井はSHOを場外へ投げ捨て、鉄柵に思いっ切り叩きつけていく。

リング上では、ゲイブが上村のバックエルボーでダウンするも、カウンターのドロップキックを的中させる。
YOSHI-HASHIとオカダの場面、オカダはスピーディーなロープワークから串刺し式バックエルボー、DDTを連続で決めていくと、リバースネックブリーカーの体勢へ。
YOSHI-HASHIはこれを逃れると、カウンターの低空ドロップキックからヘッドバスターでペースを握らせない。

YOSHI-HASHIからタッチを受けた石井はブレーンバスターを狙うが、オカダは体勢を入れ替え、変型コブラクラッチを狙っていく。
これは石井にかわされるも、リバースネックブリーカーを放ち、SHOとタッチ。

SHOは串刺しラリアット、ローキックのコンビネーションからスピアを突き刺すと、一歩も引かない石井とエルボー合戦。
ここでSHOはラリアットを狙うが、石井はSHOの腕をラリアットで迎撃するとジャーマン、バックドロップと連続で投げ捨て、上村とタッチ。

上村はショルダー・タックルから逆エビ固めを狙うが、SHOはこれを腕ひしぎ十字固めで切り返すと、ここは後藤とYOSHI-HASHIがカットに入る。
そして、上村は2人のアシストを受け、逆エビ固めを極めるが、ここはゲイブがカット。
ならばと、上村はジャンピングエルボーアタックでゲイブを分断すると、かんぬきスープレックスの体勢へ。
SHOは力を振り絞りこれを切り抜けるが、直後に上村がカウンターのドロップキックからかんぬきスープレックスを敢行。

しかし、SHOもカウンターのラリアットで上村の動きを止めると、最後はジャーマンの体勢から腕ひしぎ十字固めを極め、上村からタップ勝利を奪った。

　
石井「おい、田中、熱くなんのが遅えんだ、コラ。でもいい、田中、（NEVER6人タッグのベルトを掲げて）獲れるもんならよ、俺から獲ってみろ。（SHOの姿を見つけて）おい、田中、オラ！　おめえ、やんのか、オラ！　俺から獲れよ、じゃあよ」
　　

SHO「（石井の声を聞きつけて近づいてくると向かい合って）おめえから獲ってやる！」
石井「おお、言ったな？」
SHO「俺がおめえから獲ってやる」
石井「楽しみにしてやる」
　

　
SHO「（去って行く石井の背中に向かって）ああ、しっかりコンディション整えてこいよ、この野郎」
　

オカダ「ああいう後輩を勢いに乗らせるのも大事な先輩の役目なんじゃないかなと思います。そして、もうすぐだね、『G1』ブロック分け、出場選手発表。まあ、それを楽しみにして、しっかり11日にベルトを獲りたいと思います」

　
ゲイブリエル「（※コメントスペースにやってくるやフロアに座り込む。しばらくの沈黙ののち）今日も俺たちチームの勝ちだ。だけど、勝ちをとったのは自分じゃないし手放しで喜べない。最近、前ほど気持ちが乗らない。『NEW JAPAN CUP』が終わった頃が自分の中で一番気合が入ってた。俺の闘魂は薄れてしまった。誰が見ても明らかだろう。チームは勝ったが俺はやられっぱなし。それが俺の現状だ。前のようにモチベーションが上がってこない。今までは全員を倒してやりたい気持ちがあったのに、今はそこまで燃えてない。だから結果がついてこないのは当たり前だ。上に上がりたいのにつまずいている。リングの外でもいろいろ悩みが尽きなくて試合に集中できない。（※立ち上がって、美レオカメラから視線を外さず、訴えかけるように）でも何とかしてこの現状を切り抜けないと。このままじゃダメだ。口だけじゃなく本当に結果で示さないとダメだ。ヤングライオンの俺が『G1』に選ばれるわけない。それは重々わかっている。でも『G1』に出れなくても、あきらめない。シングルでツジとウエムラ、それぞれとやらせてくれ。これ（今日の試合）はCHAOS同士の対戦だし、俺は関係ない。俺の望みはLA DOJO vs ノゲ・ドージョーだ。俺は自分が最強のヤングライオンだと信じてる。それをあいつらにわからせてやる。『G1』中、俺たちの試合を組んでくれ。俺 vs ツジ、もしくは俺 vs ウエムラだ。誰が一番強いのかここでハッキリさせよう。クラークとアレックスは今、日本には来れないし、カールはもうヤングライオンを卒業した。だから今、俺たち3人の中で誰でトップか競い合おうじゃないか。ツジ、ウエムラ、覚悟はいいな。かかってこい！」
　

　　
上村「今日のゲイブはいつもと違う感じでしたね、はい。あいつも多分、僕を倒そうと必死で戦ってんでしょうけど、そんな簡単にやられてはたまんないです。いつでもいいんでシングルマッチやりましょう。ありがとうございました」
　

　
YOSHI-HASHI「いよいよ後楽園、タイトルマッチ。この前言ったことに何ら変わりはない。必ず俺たちが防衛して、このベルトを持って次に行くから」
※矢野、後藤はノーコメント