第3試合は11.7大阪でNEVER無差別級王座を賭けて対峙する挑戦者・鷹木信悟と王者・鈴木みのるが、それぞれ高橋ヒロム&BUSHI、エル・デスペラード&金丸義信とトリオを結成して対峙。
鷹木は8.29神宮で鈴木に敗れ、NEVER王座から陥落。しかし、10.16両国での『G1 CLIMAX』公式戦で鈴木に勝利。そして、両者は10.18両国でのタッグマッチで、ベルトを賭けての再戦を共にアピールした。
10.18両国ではヒロムもBUSHIと共に、デスペラード&金丸組の保持するIWGPジュニアタッグへの挑戦をアピールしている。
BUSHIはハロウィン仕様のオーバーマスクでリングイン。鈴木はNEVER、デスペラード&金丸はIWGPジュニアタッグのベルトを携えて入場。鈴木軍はL・I・Jにベルトを見せつける。
先発はBUSHIとデスペラード。すると、BUSHIを背後から金丸が襲撃。だが、連携攻撃はBUSHIが切り抜け、金丸にティヘラ。そして、BUSHIはヒロムと共にデスペラードに連携の低空ドロップキックをヒット。
トレイン攻撃はBUSHIが切り抜けるも、トップコーナーに登ったところで金丸が阻止。これを合図に鈴木軍は場外戦に持ち込む。
鷹木は場外で鈴木に逆水平チョップ。しかし鈴木はスリーパーで鷹木を捕獲。デスペラードはベルトをBUSHIの顔面にこすりつけてから、リングに投げ入れる。
デスペラードはBUSHIにヘッドバットを叩き込んでから鈴木にスイッチ。BUSHIは鈴木にエルボーを連発。だが、鈴木はエルボー一発でBUSHIをダウンさせ、逆エビ固めで締め上げる。鷹木は鈴木に逆水平チョップを連発するが、鈴木は離さない。すると、鷹木はナックルを叩き込み、たまらず鈴木は技を解き、鷹木に打撃を浴びせて場外戦に持ち込む。
次はデスペラードがBUSHIをボディスラムで叩きつけ、さらに金丸がブレーンバスターをお見舞い。続いて金丸はBUSHIをコーナーにおもいきりハンマースルーで叩きつけ、デスペラードと共にストンピングを浴びせる。
スイッチしたデスペラードはブレーンバスターで持ち上げるが、BUSHIは着地してドロップキック。だが、これはデスペラードがかわす。
続くデスペラードの串刺し攻撃を切り抜けたBUSHIは、コーナーから飛びついてのティヘラ。ようやくスイッチしたヒロムは、デスペラードにティヘラ。さらに串刺しラリアット。そして金丸との同士打ちを誘い、二人まとめてショットガンドロップキック。
勢いに乗るヒロムは、エプロンからデスペラードと金丸にミサイルキック。ヒロムはデスペラードをリングに戻し、ファルコンアローを炸裂。だが、これはカウント2。
ヒロムは両肩にデスペラードを担ぎ上げるが、これはデスペラードが脱出。そして、カウンターのスパインバスターをヒロムにお見舞い。
ここから両者は胸板へのチョップ合戦。デスペラードは足を踏みつけてからナックル。そして、ギターラ・デ・アンヘルを狙うが、切り抜けたヒロムはトラースキック。だが、デスペラードも変則的なスピアーをヒット。
デスペラードが気合いを入れて突進すると、ヒロムはカウンターのフロントスープレックス。
次は鷹木と鈴木のマッチアップ。鈴木はエルボー、鷹木は逆水平チョップの応酬。続くロープワークの攻防では、鷹木が追走式ラリアットを決めるも、鈴木はスリーパーで捕獲。そして、ゴッチ式パイルドライバーを狙うが、鷹木はショルダースルーでリバース。
続いて技の読み合いから鈴木がスリーパー。そして、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、鷹木は切り抜けてデスバレーボム。しかし、鈴木はすぐに立ち上がってサッカーボールキック。ここで両者共にダウン。
鷹木は「鈴木、来いよ、オラ!」と叫んで立ち上がるとエルボー。鈴木もエルボーを返し、激しいエルボー合戦に突入。鷹木のエルボーをかわした鈴木はスリーパー。そのまま自軍コーナーに下がり、金丸にスイッチ。
金丸は鷹木に飛びついてトルネードDDT。さらに飛び出してきたBUSHIに低空ドロップキック。ここから鈴木は鷹木にトレイン攻撃。そして、デスペラード&金丸が合体バックドロップ。
金丸はディープインパクトで飛びつくが、鷹木は受け止めてうしろに放り投げる。続くパンピングボンバーは、金丸がレフェリーを突き飛ばして回避。すかさず金丸はめ込むが、鷹木はキックアウト。そして、金丸の動きをナックルで止め、龍魂ラリアットをお見舞い。
ここでヒロム&BUSHIは金丸にトレイン攻撃からサンドイッチ式低空ドロップキック。そして、鷹木がスライディングラリアットを叩き込むが、カバーは鈴木がカット。するとL・I・Jは分断作戦に出る。
リング上、鷹木は気合いを入れると、金丸にスライディングラリアット。さらにポップアップ式のデスバレーボムからパンピングボンバーを決め、3カウントを奪取した。
Road to POWER STRUGGLE
- 日時
- 2020年10月23日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 597人
MATCH REPORT
COMMENT
※鈴木と鷹木が雄叫びを上げ、階段を降りながら、バックステージに登場。そのままリング上さながらの乱闘を展開。
鈴木「やんのかコラ! テメー! テメー! オイ鷹木ーーー!!」
鷹木「鈴木ィー!」
鈴木「おまえの腕じゃ俺の首は獲れない!」
鷹木「一発で獲ってやる!」
鈴木「獲れねーんだよ。クソ野郎があ!」
※激しいエルボーの打ち合いになり、鷹木が鈴木を壁に叩きつけると、鈴木が鷹木を控室のドアに叩きつけ、再びもみ合いになりながら控室へ
BUSHI「おい! 今聞いたな? マイクで。デスペラード、おまえ認めたよな。おまえ約束しちゃったよな。『え? 俺らに勝てるんだったら挑戦してこい』なあ、俺ははっきし聞いたぞ。なあ、この後楽園で、あのマイクでおまえが言ったんだ。この後楽園ホールで『IWGP Jr. タッグ』のベルト俺とヒロムで挑戦させろよ」
ヒロム「よかったよかった。彼は楽しんでるようですよ。よかったよかった。目を見たらわかるよなんでも。それにしてもJr. タッグの2人、モテモテだなぁ。まあ、俺とBUSHIさんしか言ってないけどな! まあいいんじゃないのか。『IWGP Jr. ヘビー級チャンピオン』、誰からもお声がかからないようで。そして、本人自身も、まあ特に何かを発信するとかそういうことはあまり好きではないようで。まあそれはいいでしょう別に、チャンピオンだから構いませんよ。どうやって生きようが。あなたの勝手だ。
でも俺はこのシリーズ、最後の大阪、『Jr. ヘビー』、そして『Jr. タッグ』も何も組まれてない。ジュニアのカードが何一つも組まれていない。この状況を変えたいんだ。なあ、わかるか? だからデスペラードは何を迷ってんだ。俺たちとこのシリーズ一番目立てるチャンスだぞ!! なあ、『Jr. タッグ』が一番すごかったって言わすチャンスだぞ! そんなことはどうでもいいのかもしかしたら。でも、俺にとってはどうでもよくないことなんだ。なあ、楽しみにしてるぞ。デスペラード、金丸、あなた二人に感謝する。あの場で答えてくれたことに俺は感謝するぞ! いいんじゃないのか。誰からも何も言われないより、言われた方がいいだろう。なあ、俺はそう思うぞ。この俺が挑戦表明のやり方を教えてやった。全員にだ。無冠の人間全員に教えてやったんだ。挑戦表明のやり方というものを。俺とDOUKIを見習ったほうがいいんじゃないか? 無冠も気持ちは強気で攻めてるぞ。誰から嫌われようが文句を言われようが内部の人間がごたつこうが何をしようが俺には関係ない! 俺は自分自身を、自分がやりたいことに向かって思い切り突き進んでいく。それだけは誰にも邪魔させない。ヒロムちゃんファンの為でもあるんだ!」
デスペラード「いやいやいやいやいやいやいやいやいや……。舌の回る挑戦者だなあ。まあ元々ヒロムがチャンピオンの時から舌はベラベラベラベラ回っていることいらないこと、あることないこと普通にしゃべってたのは知ってるからいいんだけどさ。何であいつらの挑戦を受けたかっていうと言えば挑戦のできるようなベルトじゃないんだ本当はよう。で、『他に挑戦者の声が聞こえないんだったら俺たちが!』って、それでいいんだったらよ、ヤングライオンでも適当にオイ、しゃべってみろって言ったら言うわ! なあ? そういうバカな、浅はかな考えしか持たないような奴らに対しては見せしめだ、次のタイトルマッチ。いつになるのかは知らねーけど。いいか? 楽しませろよな。楽しい? ふざけんな。楽しむのは一方的に俺たちが楽しむだけで、てめえらの楽しむ余地なんてこれっぽっちもねーんだよ! いいか! 誰が今タッグチャンピオンなのはどっちか、よーく教えてやるよ。覚悟しておけ」
※金丸はノーコメント