千葉県千葉市の幕張メッセ国際展示場を舞台に開催される『Road to POWER STRUGGLE』第3戦。
オープニングマッチは、上村とキッドによるヤングライオンシングル対決。
序盤、腕の取り合いでキッドが競り勝ち、ネックシザースへ移行。これで上村がロープエスケープすると、再び腕を固めていく。
防戦一方となった上村だったが、腕を取り返して挽回。叫び声をあげつつ、キッドの腕にダメージを蓄積させていく。
さらに上村はキーロックで絞り上げ、キッドを追い詰める。そして、丸め込みで揺さぶりをかけてから再び腕を取り、最後は閂スープレックスホールドで3カウントを奪取した。
上村「ゲイブとのシングルマッチは何回目かわからないですけど、毎回、他の試合にはないような濃いレスリング、純粋にレスリングを競い合えてるなって。潰し合いとかじゃなくて、レスリングを競い合えてるなって、毎回思いますね。今日もレスリングがほとんどでしたけど、彼とだったらもっともっといろんな試合ができると思うので、これからも切磋琢磨して、辻さんもですけど、若手でもっと盛り上げていきたいと思います。あと、『SUPER Jr.』のエントリー選手の発表まで時間がないと思うんですけど、この限られた時間をそこに向けて、全力を注ぎに行きます。ありがとうございました」
ゲイブ「俺の弱点は間違いなくグラップリングだ。だからトレーニングでも特にそこを強化してる。ウエムラと対戦する時は、常に自分のほうが良いグラップリングを見せたいと思って闘ってる。でも、ウエムラはさすが西日本学生レスリング選手権を優勝しているだけの実力者だ。あいつの得意な部分で俺が勝ち、そして上に立ちたい。それが今の自分の目標だ。だから今週は柔術のトレーニングに力を入れて、毎日2回のスパーリングをしようと思ってる。後でユーヤにこのコメントを読んでほしい。その上であいつを倒すことができれば、もっと価値がある勝利になるだろう」