メイン(第6試合)は『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦、マスター・ワト(2勝1敗)vsエル・デスペラード(2勝1敗)。初の『SUPER Jr.』で勝ち星先行と好調のワト。一方のデスペラードもヒロムを破り実力者ぶりを発揮。シングルとして初のメイン登場のワトは、勝ってインパクトを残すか? それともデスペラードが壁の高さを示すか?
デスペラードはIWGPジュニアタッグのベルトを二本携えて入場。ワトは天山広吉を帯同して花道を進む。デスペラードはリング上から、その二人を挑発。
ゴング前、デスペラードは「なんだ、そのデカブツ? 下げろ!」とさらに挑発する。
開始のゴングが鳴ると、デスペラードは場外の天山に対し、「俺が相手してやるよ、コノヤロー!」と罵声を浴びせる。怒った天山がエプロンに上がり、ワトが制止すると、その背後からデスペラードが突進。天山は場外に吹っ飛んでしまう。
デスペラードはワトにラリアットを振るうが、かわしたワトは打撃のコンビネーション。続いてネックロックからフライングメイヤー。そして背中に強烈なサッカーボールキック。
さらにワトはデスペラードをキャメルクラッチで締め上げる。続いてデスペラードにエルボーを連発。そして串刺し攻撃を狙うが、デスペラードはかわしてワトをエプロンに追いやる。
ワトはスワンダイブ攻撃を繰り出そうとするも、デスペラードは海野レフェリーをロープに放り投げ、その衝撃でワトは場外に転落。
デスペラードはワトを鉄柵に叩きつける。天山がワトに檄を入れるが、デスペラードはワトを鉄柱に叩きつける。そして、「よく見とけ!」と天山を挑発し、ワトの足を鉄柱を利用して攻め立てる。さらにデスペラードに「貯金箱にしてやろうか?」と言われた天山は、思わずつかみかかろうとする。だが、レフェリーが制止。
そのスキにデスペラードは、リング上のワトの後頭部を木槌で一撃。そして、「お父さん、見てるぞ!」と挑発しながらいたぶっていく。
ワトはデスペラードの胸板に張り手を繰り出すが、デスペラードはヒザ蹴りで動きを止め、ボディスラムで叩きつける、そして、ワトの左ヒザにフライングボディプレス、インディアンデスロックと集中攻撃。ワトはなんとかロープエスケープ。
デスペラードは離れる際に、転んだフリでワトの左ヒザを痛めつける。またもデスペラードは天山を執拗に挑発。そして、ワトをボディスラムで叩きつけ、左足攻めを展開。スキをついてワトは蹴りを見舞うが、左ヒザのダメージで動きが止まる。
デスペラードは「残念でした!」とロープに走るが、ワトはカウンターのケブラドーラ・コンヒーロ。しかし、自身のヒザを押さえて苦悶の表情。
ワトはデスペラードを場外に追いやると、意地のトルニージョアタックをヒット。さらに追撃のノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
ワトはデスペラードをリングに戻し、スワンダイブ式エルボーアッパー。だが、カバーはデスペラードがカウント2でキックアウト。
ワトは気合いを入れるとレシエントメンテへの体勢に。切り抜けたデスペラードはサミング。しかし、ワトはヒザ蹴りからハイキック。だが、デスペラードはスキをついてヒザへの低空ドロップキックをお見舞い。
デスペラードはワトの右足をロープに固定すると、左ヒザに低空ドロップキック。さらにドラゴンスクリューを食らわせる。
そして、デスペラードはストレッチマフラーへ。だが、ヌメロ・ドスはワトがこらえ、ロープに逃げる。続いてデスペラードは首切りポーズからギターラ・デ・アンヘルへ。しかし、ワトは脱出し、バックに回る。だが、デスペラードは左ヒザにキック。
ここから打撃戦に突入。ワトは右ハイでダウンを奪うと、レシエントメンテを炸裂。しかし、カバーはカウント2。ならばとワトは気合いを入れ、トップコーナーからRPP。しかし、デスペラードがよけて自爆。
デスペラードはスピアーを決めると雄叫びを上げ、ギターラ・デ・アンヘルを炸裂。だが、ワトはカウント2で必死にキックアウト。
ならばとデスペラードはピンチェ・ロコの体勢に。しかし、ワトはショルダースルーでリバース。そして、ロープワークの攻防をはさんで、エルボーの応酬に。デスペラードはスキをついてヒザにキックを見舞う。
さらにデスペラードはロコ・モノを繰り出すが、ワトは強烈なカウンターのハイキックを決める。続いてワトはTTDを狙うが、デスペラードは脱出。
そして、バックの取り合いから、デスペラードはレフェリーの死角をついてワトに急所蹴り。続いてロコ・モノを食らわせ、ダウンを奪う。
デスペラードは雄叫びを上げると、ピンチェ・ロコへ。しかし、ワトは切り抜けてティヘラから横入り式エビ固め。そこからさらにジャックナイフ式エビ固めで丸め込み、3カウントを奪取。技アリのフォールでワトは3勝1敗。デスペラードは2勝2敗に。