第3試合は『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦、棚橋弘至&トーア・ヘナーレvsグレート-O-カーン&X。オーカーンは10.16両国でウィル・オスプレイ、ビー・プレストリーと共にTHE EMPIREを始動。11.7大阪でのオーカーンvsオカダ・カズチカの試合後、オスプレイは「もうすぐ“新メンバー”を紹介できそうだ」とコメント。今大会でついに新メンバー、Xの正体が明らかとなる。
　THE EMPIREは先にオーカーンが、ショートタイツにガウンの新コスチュームで入場。続いてXとして、なんとジェフ・コブが登場。
　
　THE EMPIREはゴングを待たずに奇襲攻撃。コブがヘナーレ、オーカーンが棚橋を捕らえる。だが、棚橋&ヘナーレはすぐに挽回し、棚橋がコブにドラゴンスクリュー、ヘナーレがオーカーンにサモアンドロップ。
　さらに棚橋&ヘナーレはコブにトマホークチョップ&エルボー、そして二人がかりで逆エビ固め。だが、オーカーンが二人にアイアンクロー。そして、力任せに二人を鉢合わせにし、奇声を発しながらモンゴリアンチョップを連発。さらに棚橋に一気にエリミネーターを炸裂。
　ヘナーレはTHE EMPIRE相手に打撃で孤軍奮闘。鋭いソバットをコブに決め、ロープへ。だが、オーカーンがカウンターの王統流二段蹴りをヒット。続いてコブがツアー・オブ・ジ・アイランドを決め、瞬く間に3カウントを奪取。THE EMPIREが圧勝を収めた。

　
オーカーン「棚橋弘至殿、貴殿が名レスラーであることは、十分存じあげております。だけどな！ 貴様ごときを、尊敬したことは１度たりともない！ 負けてばっかり、ケガしてばっかり、欠場してばっかりのヤツを、堕ちた太陽をどうやって尊敬しろというんだ？ この“ワタリ”（WTL）では、欠場してくれるな」
　

　
コブ「………………（※無言のまま指に巻いていたテーピングを剥がす）。…………（※ビデオカメラに視線を向けるも言葉は発せず。そのまま控室へ）」
　

　　
ヘナーレ「（※後頭部を押さえながら）８カ月ぶりの試合だ。負けてしまったけど、恥じることはない。それにしても強烈なスラムだった。ジェフ、どうしちゃったんだよ？　俺たち、仲良かったはずだったのに。ああ、訳がわからない。なんであんな醜いゴミみたいなO-カーンと結託したんだ？　俺がニュージャパンマットから離れてる間に、いろんなことが変わってしまった。EVILはナイトーを裏切って、オスプレイはオカダを裏切った。それに簡単に成功できる道を選んで離れていった選手もいる。でも俺は、こうして変わらずここで闘っている。いつだって俺は、簡単な方じゃなく、あえて厳しい道を選ぶ。だから時に負けることがあろうとも、自分の心が求めるままを迷うことなく突き進んでく。ファン、そしてニュージャパンのみんな、俺を信じてくれ。８カ月ぶりにやっと試合できたんだ。次に向かってくぞ！」
※棚橋はノーコメント