1.4東京ドームの「IWGPダブル選手権試合」を前に、王者・内藤と挑戦者・飯伏がタッグマッチで前哨対決。

　両者の先発で試合の幕が開き、エルボー合戦で内藤が押し込む。だが、飯伏がローリングソバットを食らわせ、ミドルキックでダウンさせた。
　ここでタッチを受けたSHOは、ローキック連打で内藤へ追い討ち。そして、死角からのショルダータックルでBUSHIを吹き飛ばす。
　しかし、BUSHIが場外から足を取ってSHOを転ばせ、内藤が低空ドロップキックで逆襲。これをきっかけにSHOは孤立してしまい、BUSHIがチンロック、内藤がカウンターバックエルボー→低空ドロップキック、サイドネックロック、BUSHIがバックドロップなどで痛めつける。
　苦しくなったSHOは、BUSHIの串刺し攻撃から逃れ、カウンタースピアーで逆転に成功。ようやくタッチを受けた飯伏が、内藤をレッグラリアットでダウンさせる。
　さらに飯伏は、打撃コンビネーションからその場飛びムーンサルトプレス。だが、内藤がトーキックで動きを止め、ジャンピングフロントハイキックで逆転。そして、飯伏を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを見舞う。その後、飯伏がジャーマンスープレックスで投げるも、内藤はすぐにカウンターフラップジャックで挽回した。
　飯伏対BUSHIとなり、BUSHIがミサイルキック、DDT、変型スイングネックブリーカー、ランニングコードブレイカーなどで攻め込む。
　しかし、SHOがジャンピングニーアタックでBUSHIを黙らせ、低空ドロップキックで内藤を場外へ落とす。そして、ジャーマンスープレックスホイップでBUSHIに追撃し、場外の内藤にはエプロンからランニングローキックをお見舞い。
　その後、飯伏がBUSHIのブシロールとフェイント式ニールキックを逃れ、ハイキックでダウンさせる。そして最後は、カミゴェで勝負を決めた。

SHO「どうせなら、どうせなら、今年の『G1（CLIMAX）』チャンピオンと、今年の『（BEST OF THE）SUPER Jr.』のチャンピオンで組みたかった。俺が優勝できなかったから……。飯伏さんの言ってる3箇条。俺もしっかり学んで、同じコーナーでこのシリーズ、しっかり学ぶことは学んで、レスラーである以上、飯伏さんももちろんライバルだし、反対のコーナーに立つヤツ全員も（ライバル）。このシリーズ、吸収できるものすべて吸収して、また来年につなげたいなと思います」
飯伏「もう、あと20日しかないから。僕は焦ってないよ。焦ってないけど、逆に内藤さん、焦ってんじゃない？ もう僕はどんどん煽りますよ。焦らせますよ。本当に、ふたつのベルトが欲しいのか？ その答えが知りたい。それは去年から言ってるんですけど。本当に、インターコンチ（ネンタル）が欲しいのか？ それだけです。そっちの方のベルトが……」
　
内藤「俺のコンディションを心配してくれる飯伏は優しいな。そういえば、以前は棚橋選手にもコンディションのことをグチグチ言ってたっけ。よほど自分のコンディションに自身があるってことか？ でもさ、コンディションがよいだけじゃ、俺には勝てないぜ。コンディションは常に良い。体も顔もカッコイイ。運動神経抜群、受け身もメチャクチャうまい。じゃあ、なぜ彼はトップに立てないのか？ そのへん、飯伏は真剣に考えた方がいいよ。もう、お互い若くないんだからさ。じゃあ明日は、鷹木の地元であるアイメッセ山梨で、またお会いしましょう。アスタ・マニャーナ、アディオス」
※BUSHIはノーコメント