第1試合は『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチ、BUSHIvs矢野通vsチェーズ・オーエンズvsバッドラック・ファレ。前日の1.4ドームで行なわれた21人参加の『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボーでは、21人目の矢野が入場する時点でリング上にはファレ、オーエンズ、BUSHIのみが残り、矢野は戦わずして勝ち抜け決定。
前年の12.23後楽園で『KOPW 2020』を争い、遺恨を深めた矢野とファレを中心に、4選手が『KOPW 2021』の座を賭けて雌雄を決する。
まずはBUSHI、続いてオーエンズ、ファレ、矢野の順に入場。矢野は『KOPW2020』のトロフィーを手に花道を進む。矢野がリングインしようとすると、ファレ&オーエンズがにらみをきかせる。BUSHIもリングを下り、ここで試合開始のゴング。
まずファレとオーエンズがToo Sweetサインをかわすと見せかけ、ファレがチョンとオーエンズの身体を押す。するとオーエンズが勝利を献上すべく横になり、ファレがカバー。すかさず矢野とBUSHIがカットに入る。
ファレは矢野を場外に連れ出し、鉄柵に叩きつける。続いてファレ&オーエンズはBUSHIにトレイン攻撃を狙うが、BUSHIは回避。そして、二人をミサイルキックで吹っ飛ばす。
ここで矢野がBUSHIに横入り式エビ固め。切り抜けたBUSHIを、矢野はコーナーに投げると、反対側のコーナーパッドをすばやく外す。そして、BUSHIを金具むき出しのコーナーに自爆させ、コーナーパッドを振りかぶる。だが、それをオーエンズが奪い取ってしまう。
ここでBUSHIが矢野をハンマースルーで投げると、オーエンズがコーナーパッドでフルスイング。そして、BUSHIにToo Sweetサインを要求するが、BUSHIは顔面かきむしり。
さらにBUSHIはティヘラでオーエンズを場外に廃棄し、ロープへ。すると、ファレが場外から足を引っ張って妨害。
リング上はファレが矢野にストンピング。さらにファレ&オーエンズは矢野にダブルで股裂き攻撃。続いて二人がかりで全体重を浴びせる拷問攻撃を敢行。
そして、ファレが矢野を捕え、オーエンズはキックを連発。ファレがカバーすると、矢野はロープエスケープ。その手をオーエンズは踏みつける。
続いてファレ&オーエンズは矢野に連携攻撃。最後はファレがラリアットをお見舞いする。
勢いに乗るファレ&オーエンズは再びBUSHIにトレイン攻撃を狙うが、BUSHIは切り抜けて二人同時にブルドッキングヘッドロック&ドロップキックを食らわせる。さらにBUSHIはファレを場外に落とし、プランチャをヒット。返す刀でオーエンズにはトペ・スイシーダを炸裂。
BUSHIはオーエンズをリングに投げ入れるとフィッシャーマンズスクリュー。しかし、カバーは矢野がカット。矢野はBUSHIをコーナーにハンマースルー。ここでファレが矢野をショルダータックルで吹っ飛ばす。
さらにファレは矢野にハンマースルー。だが、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。そして、ファレの突進をかわし、後頭部をはたく。
続いて矢野はボディスラムにトライするが、ファレが押しつぶす。だが、カバーはBUSHIがカット。怒りのファレはグラネードを狙うも、BUSHIはヒザに低空ドロップキック。さらにオーエンズのダブルジャンピングニーをファレに誤爆させる。
すると、オーエンズはBUSHIにパッケージドライバーを仕掛けようとするが、BUSHIは丸め込みで切り返す。これをオーエンズが返すと、BUSHIはロープへ。しかし、オーエンズはニーをヒット。すかさずファレと共にグラネードランチャーを決めるが、カウント3が入る直前で、ファレがオーエンズのカバーをカット。そして、自身がカバーするも、すかさずオーエンズもカット。ファレ&オーエンズは口論となり、仲間割れ状態に。
佐藤レフェリーが止めに入ると、ファレ&オーエンズはネックハンギングツリーのように持ち上げる。すると、矢野がファレ&オーエンズに634をお見舞い。そして、BUSHIをカバーして3カウントを奪取。まんまと矢野が『KOPW 2021』を獲得した。