第3試合はIWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦として、権利証保持者のKENTAが小島聡を迎撃。当初、昨年の12月23日の記者会見にて、KENTAvsジュース・ロビンソンの権利証マッチが発表されたが、同日にジュースが病院で左目眼窩底骨折と診断され、東京ドーム大会の欠場が決定。
同日の夜に行われた後楽園ホール大会では、ジュースの代打として小島が緊急参戦(小島&ヘナーレvsジェイ・ホワイト&KENTA)。試合はヘナーレが敗れたものの、試合後には小島がKENTAを呼び止めて「齢50を迎えたこのプロレスラーの挑戦を、受けてみるつもりはありませんか?」とアピール。するとKENTAはバックステージで「なんか“うまくいかない感じ”、スゲー俺っぽくていいじゃん。こういうの好きだよ、やってやるよ」と挑戦を受諾した。
チャンスをつかんだ小島には、セコンドとして天山広吉が帯同。KENTAは権利証の入ったブリーフケースを手に花道を進む。
ゴングが鳴ると、KENTAはロープに半身を出して、気合い十分の小島の様子を伺う。そして、KENTAは組み合うと見せかけて場外へ。天山が抗議すると、KENTAは「うるせ、テメー!」と挑発。
KENTAがリングに戻ると、小島はストンピングを連発。さらに力強いヘッドロックで捕獲する。KENTAがハンマースルーを仕掛けるも、小島は離さず。するとKENTAは髪をつかんでからハンマースルー。しかし、小島はショルダータックルでKENTAを場外に吹っ飛ばし、胸筋をピクつかせる。
場外でKENTAが天山の胸を突き飛ばすと、小島が背後から襲いかかる。だが、KENTAは小島を天山に叩きつけ、さらにDDTを敢行。
KENTAは小島をリングに戻してカバー。小島が返すと、KENTAはネックブリーカードロップ。さらに首筋にエルボーを連発し、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。そして、場内に拍手を煽ってから、首4の字固めで捕獲。
続いてKENTAは小島の顔面を足蹴にする。怒った小島は胸板に張り手を繰り出すが、KENTAは左ミドルでダウンを奪う。天山が檄を飛ばすと、KENTAは「ウルセー、テメー! 帰れ、コラ!」と罵声を浴びせる。
小島はKENTAをキックでひるませると、天山の得意技であるモンゴリアンチョップ三連発でダウンを奪う。
小島はKENTAにマシンガンチョップを打ち込む。するとKENTAは負けじとマシンガンエルボー。そして串刺し攻撃を狙うが、小島は切り返すと串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫び。
そしてコーナーを上るが、KENTAが打撃で阻止。そして、雪崩式ブレーンバスターを狙うも、小島が踏ん張る。するとKENTAはサミングでひるませてから雪崩式ブレーンバスター。
KENTAは串刺しエルボーから、挑発するように「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げ、フライングラリアットを炸裂。だが、カバーが小島がカウント2でキックアウト。
KENTAはエプロンの小島を捕らえ、後頭部をはたく。そして、自身もエプロンに出ると、ブレーンバスターを狙う。だが、小島は耐え切ると、断崖式DDTでエプロンにKENTAの頭部を突き刺す。
小島はKENTAをリングに戻すと、コジコジカッターの体勢に。だが、KENTAは切り抜けてお返しのDDT。そして串刺しフロントキックから串刺しの低空ドロップキックをヒット。
KENTAはトップコーナーからフットスタンプをお見舞いするも、カバーは小島がカウント2でキックアウト。ならばとKENTAはgo 2 sleepを狙うも、小島は切り抜ける。そして、KENTAがローリングラリアットを繰り出すと、その腕をラリアットで撃ち落とし、コジコジカッターを炸裂。
ここで小島はヒジのサポーターを外してラリアットを狙うも、KENTAはカウンターのパワースラム。そして、場外に下りるとブリーフケースを手にしてリングに戻る。
だが、浅見レフェリーがケースをつかんで阻止。それをKENTAは振り払い、ケースで殴りかかろうとするが、小島はケースをラリアットで吹っ飛ばす。
そしてラリアットを狙うも、KENTAはその右腕にキック。続してロープに走るが、小島が左腕でラリアットを炸裂。しかし、カバーはKENTAがカウント2でキックアウト。
ならなと小島は右腕を突き上げ、KENTAをロープに飛ばす。そして右腕を振り抜くも、かわしたKENTAはブサイクへの膝蹴りをヒット。
KENTAは自身の顔面を叩いて気合を入れると、go 2 sleepの体勢に。脱出した小島はエルボーの連打からローリングエルボー。
そして、小島はショートレンジラリアットを狙うが、KENTAは顔面に張り手。さらに張り手を連発してひるませると、小島の顔面にブサイクへの膝蹴り。カバーを小島が返すと、KENTAは一気にgo 2 sleepを決め、3カウントを奪取。KENTAが挑戦権利証を守り抜いた。
試合後、小島を天山が介抱する。KENTAはテンコジを見下ろして勝ち名乗りを受けると、ロープに上って勝利をアピール。