第5試合のスペシャルシングルマッチでは、オカダ・カズチカがウィル・オスプレイと一騎打ち。
両者は昨年の10.16両国での『G1』最終公式戦で対戦すると、試合終盤にグレート-O-カーンが乱入し、オスプレイが勝利。兄貴分に反旗を翻したオスプレイは、新ユニットTHE EMPIREを結成した。
続く11.7大阪でオカダはオーカーンに勝利。すると、オスプレイが「俺の望みはオマエのキャリアを完全に終わらせることだ」と東京ドームでの決着戦をアピール。オカダも「いままでみたいに兄弟ゲンカなんていかねえからな! いま、世界中でオマエをひねりつぶしたいのは、このオレだ!」と宣戦布告した。勢いに乗るTHE EMPIREを、オカダはどう食い止めるか?
オスプレイはブリティッシュヘビーのベルトを腰に、自身の彼女である女子プロレスラーのビー・プレストリーを帯同して入場。オスプレイはリングインすると、コーナーに上ってアピール。そして、ビーとキスをかわす。
オカダは 赤を取り入れたニューガウンで登場。そしてリングインすると場内の手拍子を煽り、ガウンの腰巻きを取ると赤と金を基調としたニューコスチュームがあらわに。
開始のゴング、両者はロックアップで組み合うと、オカダがロープに押し込む。そして、殴ると見せかけてクリーンブレイク。するとオスプレイがエルボーを仕掛け、打撃合戦に突入。
オスプレイはオカダをコーナーに詰めると、頭部にパンチを連発。続くロープワークの攻防では、オカダがランニングエルボー。さらに串刺しエルボーからDDTを炸裂。
オスプレイが場外にエスケープすると、オカダは追いかけて腰にエルボー。だが、オスプレイも打撃で応戦する。
スキをついてオカダはオスプレイを鉄柵に打ち付けると、リングに戻す。そして、フロントキックを食らわせ、再びオスプレイは場外に。すると、オカダはノータッチ・トペ・コン・ヒーロを炸裂し、「東京ドーム!」と雄叫びを上げる。
オカダがオスプレイをリングに戻し、エプロンに上がると、ビーが挑発する。気を取られたオカダに、すかさずオスプレイがキックをお見舞い。さらにスライディングキックでオカダを場外に落とす。
オスプレイはリングを下りると、場外マットを外し、パイルドライバーを狙う。だが、こらえたオカダはオスプレイをエプロンに固定し、場外フロアに向けてDDTを狙う。しかし、オスプレイは切り抜けるとオカダを鉄柵に叩きつける。さらにネックブリーカードロップを炸裂。
オスプレイはオカダをエプロンに固定し、ノド元、後頭部にエルボーを落としていく。続いて後頭部にフットスタンプを敢行。
オスプレイはオカダをリングに戻すと、バックドロップを敢行。さらにオカダをコーナーに叩きつけ、逆水平チョップを連発。
勢いに乗るオスプレイはオカダの顔面を踏みつけて挑発。さらにサイドバックブリーカーを決める。
続いてオスプレイはチンロックで締め上げる。オカダは腹部へのエルボーで切り抜け、豪快なショルダースルーでオスプレイを投げ飛ばす。さらにエルボーの連発からフラップジャックを食らわせ、カバーに入るがこれはカウント2。
オカダは手拍子を煽ってからリバースネックブリーカーへ。だが、オスプレイはこらえてキック。しかし、オカダもキックで反撃し、今度こそリバースネックブリーカーを炸裂。
ここでオカダはマネークリップを繰り出すが、オスプレイはそのままコーナーに叩きつける。そして、ピッピー・チェリオをヒット。
オスプレイはドラゴンスリーパーで捕らえるが、オカダは脱出。しかし、オスプレイは腹部にパンチを叩き込んでからジャーマンスープレックス。これはオカダがカウント2でキックアウト。
ならばとオスプレイはストームブレイカーを狙うが、オカダはショルダースルーでリバース。さらにスワンダイブ攻撃狙いのオスプレイを捕らえると、ヘビーレインを食らわせる。
ここから両者はエルボー合戦に突入。競り勝ったオカダが串刺し攻撃を狙うも、オスプレイはキックで迎撃。だが、オカダはドロップキックでコーナー上のオスプレイを場外に落とす。
オカダはオスプレイを鉄柵に叩きつけるとフロントキック。しかし、オスプレイは蹴り足を捕らえ、逆にフロントキックを連発。さらに鉄柵に飛び乗ってオスカッターを狙うも、かわしたオカダはショットガンドロップキック。
オカダはオスプレイをリングに戻し、トップコーナーから滞空時間の長いミサイルキックをヒット。続いてツームストンパイルドライバーを狙うも、オスプレイは回避。
そしてオカダをコーナーに固定すると、顔面にトラースキック。さらにリバースブラディーサンデーを決めてカバーするが、オカダはカウント2でキックアウト。
オスプレイはトラースキックを連発。そしてストームブレイカーの体勢に入るも、切り抜けたオカダは背後からドロップキック。続くロープワークの攻防を経て、オスプレイがトラースキックでお返し。
オカダは意地でドロップキックを繰り出すも、オスプレイは空中で捕らえてシットダウン式パワーボム。だが、カウントは2。
オスプレイがラリアットで襲いかかると、オカダと共にそのまま場外に落ちる。すると、オスプレイは場外フロアでのパイルドライバーを狙うが、オカダは回避。そして、逆にツームストンパイルドライバーの体勢に入るも、オスプレイは本部席に着地。そして、ブレーンバスターを狙うが、オカダは耐え切る。
するとオスプレイはキックをオカダの頭部に叩き込んで動きを止め、一気に本部席の上にブレーンバスターで投げつける。この衝撃で机がへし折れてしまう。
オスプレイはオカダをリングに投げ入れ、トップコーナーから相手の後頭部にピッピー・チェリオをヒット。さらに強烈なパワーボムで叩きつけるが、オカダはカウント2でキックアウト。
オスプレイはオカダをエプロンに追いやると、そこでストームブレイカーの体勢に入る。オカダが踏ん張ると、オスプレイは顔面にステップキック。そして、コーナーに飛び乗ってオスカッターを仕掛けるも、こらえたオカダはエプロンでツームストンパイルドライバーを敢行。ここで25分経過のアナウンス。
オスプレイがカウント18でリングに戻ろうとすると、オカダはその手をつかんで引きずり込み、ショートレンジラリアットを炸裂。
オスプレイはキックで脱出を試みるが、オカダは離さずもう一度ショートレンジラリアットへ。これをかわしたオスプレイがロープに走ると、オカダはカウンターのドロップキックをヒット。
そしてマネークリップで締め上げる。オスプレイが逃げようとすると、オカダは旋回式のツームストンパイルドライバー。ここからもう一度マネークリップを決めると、エプロンにビーが上がる。
すると、オカダはオスプレイをビーに叩きつけて排除し、変形バックブリーカーからマネークリップへ。オスプレイは絶体絶命のピンチに陥るが、足で必死にロープエスケープ。
オカダはオスプレイを見下ろし、「カモン、オスプレイ! 来いよ、オラ!」と叫ぶ。オスプレイは必死に立とうとするが、オカダは顔面に張り手。
オスプレイはフラつきながらエルボーを繰り出すが、オカダはエルボー一発でダウンを奪う。さらにオスプレイの後頭部を踏みつける。
オスプレイは必死に張り手を繰り出すが、オカダはエルボー。そしてボディスラムからトップコーナーに上る。
オスプレイは阻止しようとするが、オカダはエルボー。すると、オスプレイもエルボーを返してコーナーを上る。
オカダはエルボーで吹っ飛ばすが、オスプレイは意地のフロントキック。そして、雪崩式スパニッシュ・フライを決めるが、オカダはカウント2でキックアウト。
オスプレイは気合を入れるとオスカッターへ。しかし、オカダは受け止めてマネークリップ。これはオスプレイが脱出し、ローリングエルボーを食らわせ、今度こそオスカッターをヒット。だが、カバーはまたオカダがカウント2でキックアウト。
するとオスプレイは馬乗りになって張り手を連発。さらにオカダの両腕をつかみ、顔面にストンピングを乱打。
続いてオスプレイはオカダを棒立ちにさせ、後頭部に強烈なエルボー。そして、ヒドゥン・ブレイドを狙うが、オカダはドロップキックで迎撃。
続いてオカダはローリングラリアットを繰り出すが、かわしたオスプレイはスーパーオスカッターへ。しかし、これもオカダはドロップキックで打ち落とす。
そして、オカダはローリングラリアットを決めると、マネークリップで捕獲。だが、オスプレイはその状態からの変形バックブリーカーをうまく切り抜け、エルボーをヒット。
さらにオスプレイは突進してきたオカダを捕らえてツームストンパイルドライバー。そして相手のお株を奪うレインメーカーポーズからレインメーカーを決めるが、オカダはカウント2でキックアウト。ここで35分経過のアナウンス。
オスプレイはストームブレイカーの体勢に入るも、切り抜けたオカダは変形ツームストンパイルドライバー。そしてついにレインメーカーを解禁し、粘るオスプレイから3カウントを奪取した。
試合後、オカダはKO状態のオスプレイを険しい表情で見下ろすし、そして、何やら言葉をかける。オスプレイはリングを転がって場外へ。オカダは場内に勝利をアピールしてから退場。