第3試合は1.6TDCで遺恨が再燃し、オカダ・カズチカとEVILが、それぞれ後藤洋央紀&石井智宏、高橋裕二郎&ディック東郷とトリオを結成して対峙。昨日の1.23後楽園の6人タッグの試合後、EVILは自身とのシングルマッチを要求するオカダに向け、「そんなにこの俺とシングルやりてえのか？ オマエは俺のパレハ、東郷にビビってんだろう？　そりゃそうだよな。オマエは何度も何度も裏切られるほど、人間性も、頭もクズだもんな！」と斬り捨てている。

　先発はオカダと東郷。だが、オカダはEVILに突進。しかし、EVILは場外に下りて距離を取る。
　東郷が襲いかかるも、オカダはカニバサミで転倒させてからエルボードロップ。そして、オカダはエプロンのEVILをエルボーで吹っ飛ばす。
　ここでCHAOSは東郷に太鼓の乱れ打ち。さらに、もう一度太鼓の乱れ打ちを浴びせる。
　東郷がロープに走ると、後藤は追走。しかし、EVILが場外から足を引っ張って妨害。そして、後藤を鉄柵に叩きつける。ここからBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。EVILはオカダの頭部をエプロンに叩きつける。
　東郷は後藤をリングに戻すとストンピング。そしてチンロックで固め、続いてフィストドロップをヒット。
　スイッチした裕二郎は後藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。そしてフライングメイヤーから、ギロチンドロップ、エルボードロップ、倒れこみヘッドバットとたたみかける。
　次はEVILが後藤の背中にハンマーパンチ。後藤も胸板に張り手を返すが、EVILはうしろ髪をつかんで引き倒す。続いて金具むき出しのコーナーにハンマースルー。だが、後藤はこらえてバックドロップを狙う。EVILが耐えると、後藤は金具むき出しのコーナーに叩きつけてからバックドロップを炸裂。
　スイッチしたオカダはEVILにランニングエルボー。そして「後楽園！」と叫んでから、串刺しエルボー。これはEVILにかわされるも、リバースネックブリーカーをお見舞い。そしてマネークリップへ。東郷がエプロンに立つと、オカダはマネークリップをといて、エルボーで突進。
　EVILはスキをついてオカダの足をレフェリーに預けると、土手っ腹にトラースキック。そしてSCORPION DEATHLOCKを決めるも、オカダはロープエスケープ。
　次は裕二郎がオカダをロープにはりつけてフロントキック。そしてフィッシャーマンズバスターを狙うが、オカダは切り抜ける。続いてカウンターのフラップジャックで叩きつける。
　スイッチした石井は、裕二郎と東郷を蹴散らす。さらに裕二郎にはバックドロップをお見舞い。そしてブレーンバスターを狙うが、裕二郎が手にかみつく反則攻撃。ここから技の読み合いを経て、石井にリバースDDTを炸裂。
　後藤が救助に入ると、裕二郎は顔面かきむしり。だが、後藤は裕二郎を担ぎ上げる。すると東郷がカットに入り、裕二郎と連携のラリアットを後藤にヒット。ここでオカダが飛び込むが、東郷は攻撃をかわし、すかさずEVILがラリアットを浴びせる。
　リング上、裕二郎とEVILは石井にトレイン攻撃。さらにEVILのフィッシャーマンズバスターから裕二郎が低空キックを決めてカバー。これを石井がカウント2で返すと、裕二郎はステッキで殴りかかる。
　かわした石井はロープに飛ぶも、EVILが場外から足を引っ張って妨害。すると、裕二郎が背後から石井をインカレスラムで叩きつける。
　裕二郎は雄叫びを上げ、ピンプジュースを狙う。だが、石井は切り抜け、ここから両軍入り乱れる展開に。オカダはEVILにフロントキック。そして、後藤が裕二郎に牛殺しを見舞うと、間髪入れずに石井がスライディングラリアット。最後は石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターで突き刺し、裕二郎から3カウントを奪取。CHAOSが流れるような連携で勝利した。

　試合後、オカダは場外のEVILを見下ろす。そして、CHAOSは勝ち名乗りを受ける。EVILは不敵な笑みをオカダ見やると、言葉を投げかけてから退場。　

オカダ「オイ、EVIL！　これがお前の正義か？　俺はお前が何歳とか知らないけど、闇の世界ではなんだ……1034歳ぐらい？　わかんないけど、1030年ぐらい前だったとして、EVIL、子供の頃のEVILくんは、いやイーくんか？　お前のその戦い方に、『ウワッ！　カッコいい！　これが正義だ！』って憧れますか？　憧れるなら俺のような存在でしょう。強くて、カッコいい人だよ。そういう人がやっぱり中心になって戦っていかないと、新日本プロレスもドンドン良くなっていかないと思うし、お客さんも離れていってしまうでしょう。任せなさい、俺がいるから」
※後藤と石井はノーコメント

※EVIL、裕二郎、東郷はノーコメント